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フェラーリ、電子制御式6速MTを搭載した「12チリンドリ・マニュアル」 新たにマニュアルbyワイヤ制御システムを開発
2026年7月6日 18:14
- 2026年7月3日(現地時間) 発表
フェラーリは7月3日(現地時間)、2シータークーペ「12Cilindri(ドーディチ・チリンドリ)」の限定特別仕様車「12Cilindri Manuale(マニュアル)」を発表した。1947年に製造された最初のフェラーリ12気筒エンジンの排気量にちなんで、1499台の限定生産となる。
12チリンドリ・マニュアルは、アナログのシフトチェンジを現代的に再解釈し、新たなマニュアルシフトとクラッチペダルという2つの主要な革新技術により、「マニュアル by ワイヤシステム」を新たに開発。機械的な動きで物理的な感覚を電子信号に変換することで、自然なシフトフィーリングを可能とした。この新技術の完成には、同社内の船舶向け最先端バイワイヤ技術ソリューションを開発したハイパーセイル・プロジェクト担当チームの協力が欠かせなかったという。
マニュアル by ワイヤシステムは、レバーの位置を検出する2つの角度センサーを内部に備え、シフトノブのギヤパターン表示部にはバックライトを用いることで視認性を高めている。またシフトユニットはコンパクトで重量は3.5kg未満。
本体は、センサーと高度なシフト機構を備えた機械モジュールで構成され、クラッチの同期・接続・切断の各段階は、フェラーリのマニュアルギヤボックス特有のフィーリングを再現。1速~6速とリバースを備え、オートマチックモードでも運転できるため、運転の楽しさと快適性を選択できるという。ギヤセレクターはセルフセンタリング式で、偏心ローラー機構によりレバーはニュートラル位置に自動的に戻る構造となっている。
リバースギヤに入れるには、レバーを下に押し込む必要がある。なお、クラッチが踏み込まれていない場合、または誤ったギヤを選択した場合、システムは機械的に接続を防ぐようになっているが、ロックが解除されている場合は、シフト機構は自由に動く構造となっている。
もう1つの重要な要素であるクラッチ by ワイヤペダルは、ペダル位置をペダルアセンブリ上の位置センサーで検出し、DCTクラッチの油圧作動に変換して、シフトチェンジ中にトランスミッションとエンジンを協調させる仕組み。これにより従来のマニュアルギヤボックスのロジックと同じ動作を実現している。
正しく同期できれば、スムーズで正確なギヤチェンジが可能。正しく同期できなければ、うまくシフトチェンジできず、ガクッとショックが発生したり、エンストしたりする可能性もあり、本物に近いトルクフィードバックによる満足感が得られるという。
クラッチ機構は、回転ドラムとプリロードシステムを組み合わせており、レバーにかかる負荷が最初に増加し、その後解放されることで、ギヤチェンジがシフトノブを通して直接感じられるとのこと。
3ペダルレイアウトを採用し、クラッチペダルに加えられた圧力は高精度に検出され、デジタル変換された後、バイワイヤシステムを介してデュアルクラッチギヤボックス制御ユニットに伝達され、ペダル圧力とクラッチプレートの開閉がシームレスに連動して作動する。
ペダルの物理的な操作は、デジタル転送を介してクラッチパックの物理的なコマンドにリンクされるため、ドライバーはギヤチェンジ中にトランスミッションとエンジンを協調させる必要があるという。












