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MVアグスタ、新体制で日本市場に本格展開 TAKANAWA GATEWAY CITYで車両展示イベント開催
ディーラーネットワークやサービス体制を再構築
2026年8月7日 17:24
- 2026年8月7日 開催
コシダテックは8月7日、イタリアのモータサイクルブランド「MVアグスタ」の車両を展示するイベント「MVアグスタ『Motorcycle Art Gallery』」のオープニングセレモニーを開催。同セレモニーの中で「MVアグスタ」の日本における新体制について説明を行なった。
「MVアグスタ『Motorcycle Art Gallery』」の開催は、コシダテックがMVアグスタの日本正規輸入代理店に任命されたのを記念したもので、TAKANAWA GATEWAY CITY「Gateway Studio」(東京都港区高輪)で2026年8月7日~8月9日の期間、開催される。
MVアグスタは1945年にイタリア・ヴァレーゼで創業し、ロードレース世界選手権で通算270勝、37の世界タイトルを獲得した歴史あるプレミアムモータサイクルブランド。その美しい造形と希少性から“走る宝石”と称され、世界中のコアなファンを魅了している。
これまでのKTMグループ傘下での流通体制から、日本市場においては2026年4月にコシダテックが新たな日本正規輸入代理店に任命され、販売・サービスは新設された「オートグローバルコシダ」が担うこととなった。
バイク用品店「RICOLAND」といった自動二輪関連事業などを展開するコシダテックグループの新体制により、部品供給やメンテナンスの安定化が図られ、ユーザの利便性が大幅に向上することが期待される。
MVアグスタのディーラーネットワークの再構築
オープニングセレモニーでは、MVアグスタの販売・サービスを担う新会社オートグローバルコシダの代表取締役社長である外山和也氏が登壇。
MVアグスタの日本での新体制について、外山社長は「量や台数の追求とは一線を画し、MVアグスタ本来のプレミアムな価値をお伝えすべく、独自の専売ディーラーネットワークを再構築します。全国のお客さまへ質の高い車両とサービスを迅速にお届けしていくことが狙いです」と話した。
外山社長は、旧体制の14法人(3ディーラー、12サービスパートナー)から、新体制では15法人(9ディーラー、6サービスパートナー、1ショールーム)へ移行、今後は空白エリアを重点開発する方針を示すとともに、「部品供給率改善、技術情報やトレーニングの提供、リコール対応といったサービス体制の普及も急務」であるとし、ユーザの利便性向上に向けたロードマップを示した。
「カイゼン(Kaizen)」の導入で製造効率が76.4%向上
続いて、MVアグスタのアジア・中東地域統括責任者であるマクシミリアン・コール(Maximilian Cole)氏が登壇し、世界限定500台の「LXP ORIOLI」をはじめ、新開発950cc直列3気筒エンジンを搭載した「ブルターレ セリエ・オーロ」、チタンパーツを贅沢にあしらった「ラッシュ・チタニウム」、ABT Sportslineとのコラボモデル「ブルターレ1000 ABT」などの車両説明に加えて、ブランドの構造改革と今後の製品戦略についてプレゼンテーションを行なった。
コール氏は、2023年以降に推し進めてきた日本的な改善手法「カイゼン(Kaizen)」の導入により、製造効率が76.4%向上、初期不具合数が71.5%減少するなど劇的な品質向上を達成したことを明かし、新車の保証期間も従来の3年から「5年」へ延長するなど、自社製品への自信を表した。
コール氏は MVアグスタが提供する本質的な価値について語り、「私たちのモータサイクルは単なる移動手段ではなく、『Motorcycle Art』を体現することにあります」と強調。ユーザー個別にバイクを仕立てることができるプログラム「サルトリア・メカニカ」などを用意し、妥協のない所有体験の重要性を訴えた。
さらに、MVアグスタが掲げるブランド理念「Beyond Performance(性能を超えた領域へ)」について、「『Beyond Performance』とは、スピードやパワーの先へと進むことを意味します。私たちが考える本当の価値とは車両そのものだけに存在するのではなく、時を越えてすべてのお客さまに寄り添う総合的な『体験』の中にあるのです」とコメントした。
また、今後の技術革新と未来の製品展開についても触れられた。2025年のEICMA(ミラノショー)でコンセプトとして発表された「5気筒エンジン」について、850ccから1150ccまでの可変排気量を持ち、最大16000rpmで240PS以上の圧倒的なパワーを発揮しながら、エンジン単体重量はわずか60kgと極めてコンパクトに設計されていることが紹介された。
コール氏は最後に、「2026年のEICMAでは、将来の製品ラインアップや今後の産業展開について、さらに重要な発表を行なっていく予定です。『最高の瞬間は、これからやってくる(The best is yet to come)』のです」と語り、ブランドのさらなる飛躍を誓った。
「Motorcycle Art Gallery」の会場では、MVアグスタ車両が展示されている。一般公開は8月7日~8月9日まで同会場にて行なわれる(入場無料)。
さらにイベントと連動し、コシダテック本社1階ロビーでも車両が展示されるほか、8月8日~8月9日には大型二輪免許保有者を対象とした無料試乗会も実施される。
試乗車ラインアップは「F3 RC」「BRUTALE 800 R」「TURISMO VELOCE RC SCS」「DRAGSTER RR SCS」「SUPERVELOCE」「BRUTALE 1000 RR」「ENDURO VELOCE EAS」の全7モデルが用意され、都内を約40分間走行できる。職人の手仕事が生み出す造形美とクラフツマンシップを直に体験できる機会となっている。

















