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NTT、自動運転とオンデマンド配車システムを組み合わせた実証実験を名古屋市都心部で実施
2026年8月12日 16:39
- 2026年8月12日 発表
NTTドコモビジネスとNTTモビリティ、NTTドコモは8月12日、愛知県からの受託事業として、愛知県名古屋市都心部における自動運転の社会実装を見据えて、自動運転とオンデマンド配車システムを組み合わせた実証実験を2026年9月11日より開始すると発表した。
また、併せて自動運転車両の予約や利用に関する詳細などが分かる専用Webサイト「あいち自動運転コネクト」を公開した。
実証実験を行なう背景には、近年の地域公共交通における担い手不足などの課題から、国主導による実証実験が進むなど、自動運転の社会実装に向けた取り組みが加速していることが挙げられる。
今回の実証では、名古屋市都心部の交通量が多く複雑な交通環境での自動運転の技術向上に向けた検証に加え、NTTドコモビジネスが提供するオンデマンド配車システムと自動運転車両に搭載した自動運転ソフトウェアを組み合わせた検証が行なわれる。
これにより、利用者の予約状況や予約内容などに合わせて3台の自動運転車両を最適に配車するシステムを構築し、自動運転の社会実装を見据えた技術面および運用面の検証を行なうという。
実証実験の概要
今回の実証では、交通量が多く、利用者も多い名古屋駅前(総合校舎スパイラルタワーズ)、STATION Ai、愛知芸術文化センター、IGアリーナ前(名古屋造形大学)、FUJIなごや科学館の5か所の乗降地点を含むルートを設定。このルートを名鉄タクシーホールディングスによる運行支援のもと、3台の自動運転車両を走行させると同時に、自動運転車両に搭載した自動運転ソフトウェアとオンデマンド配車システムを連携させ、予約に応じて各乗降地点へ配車し、従来のタクシーに近い運用の実現を目指すもの。
これにより、自動運転の技術向上に加え、自動運転の社会実装を見据えた利用者の利便性面や交通事業者の運用面の課題抽出を行なうという。なお、実証の運行期間は、2026年9月11日~2027年3月19日までで、土・日・祝日および年末年始を除く平日のみの実施予定。
実証実験の特徴
自動運転技術の向上
米国での無人自動運転運行の実績を有する「May Mobility」の自動運転ソフトウェアを用いて、自動運転レベル4の社会実装に向けて課題となる交差点通過時の走行制御の向上を図る。交通量の多い名古屋市都心部において、右折時に対向車を検知した際の走行制御や、信号が変わるタイミングの予測精度の向上に関する技術検証を行ない、自動運転の高度化を目指す。
自動運転ソフトウェアとオンデマンド配車システムの連携
オンデマンド配車システムを組み込んだ名古屋鉄道が提供する、なごやMaaSアプリ「デライド」と自動運転ソフトウェアを連携させ、利用者の予約に合わせて各乗降地点に最適に車両を配車することで、利用者の移動ニーズに柔軟に対応する自動運転の実現に向けた運用の検証を実施
対話AIキャラクターによる乗客案内
将来的に乗務員のいない自動運転レベル4での運行における利用者対応を想定し、車内に設置したタブレットシステムで新たに対話AIキャラクターによる案内を実施。事前のアンケートから利用者の乗車目的や知りたい情報を把握し、対話AIキャラクターによる自然なコミュニケーションを通じて、必要な情報を適切なタイミングで提供。乗務員がいなくても安心して利用できる自動運転の実現に向けて受容性の検証を行なう。
また、今回の実証で用いる自動運転車両のデザインは、名古屋駅前の乗降地点であるスパイラルタワーズを校舎とする学校法人日本教育財団(国際工科専門職大学 名古屋キャンパス・HAL名古屋)と、IGアリーナ前の乗降地点にある名古屋造形大学の学生のデザインで、学内コンペティションを経て制作したものとなっている。
NTTドコモビジネス、NTTモビリティ、NTTドコモは、この実証を通じて得られた知見をもとに、今後も名古屋市都心部での自動運転の社会実装に向けて、地元自治体や交通事業者などの関係者と連携しながら検討を進め、地域の交通課題の解決に取り組むとしている。



