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WRC第11戦デル・パラグアイ、トヨタのサミ・パヤリ選手が優勝 3戦連続WRC勝利を達成

WRC2では「GR Yaris Rally2」が1-2-3フィニッシュ

2026年8月31日 発表
優勝したサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組(GR YARIS Rally1 5号車)

 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)は8月31日、WRC(2026年FIA世界ラリー選手権)第11戦「ラリー・デル・パラグアイ」において、GR YARIS Rally1 5号車のサミ・パヤリ/マルコ・サルミネン組が総合優勝したと発表した。

 パヤリ選手は、第9戦ラリー・エストニアでのキャリア初勝利から3戦連続となるWRC勝利を史上初めて達成。

 24歳のパヤリ選手は第9戦ラリー・フィンランドでのWRC初勝利、第10戦ラリー・エストニアでの勝利に続く3連勝となり、パヤリ選手とコ・ドライバーのサルミネン選手はキャリア最初の3勝を3戦連続で達成したWRC史上初のクルーとなった。

 TGR-WRT勢では、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組(33号車)が総合4位、オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン組(99号車)が総合5位でフィニッシュ。

 第11戦終了時点のドライバー選手権順位では、エバンス選手が216ポイントで首位を守り、2位に196ポイントのパヤリ選手、3位に175ポイントのソルベルグ選手が続いた。

 TGR-WRTとしては今季10勝目。マニュファクチャラー選手権順位では、TGR-WRTが554ポイントを獲得して首位を維持し、2位ヒョンデの381ポイントに対するリードを173ポイントに広げた。

 そのほか、デイ1でデイリタイアを喫したセバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ組(1号車)は総合34位となったものの、最終日のスーパーサンデーで1位と同タイムのボーナスポイントを獲得。勝田貴元/アーロン・ジョンストン組(18号車)はSS21でのクラッシュによりリタイアとなったが、病院での検査の結果、両名とも問題がないことが確認された。

5号車(サミ・パヤリ、マルコ・サルミネン組)
33号車(エルフィン・エバンス、スコット・マーティン組)
1号車(セバスチャン・オジエ、ヴァンサン・ランデ組)
99号車(オリバー・ソルベルグ、エリオット・エドモンドソン組)
18号車(勝田 貴元、アーロン・ジョンストン組)
表彰式

 サポート選手権のWRC2カテゴリーでは、ディエゴ・ドミンゲス/ロヘリオ・ペニャーテ組(MSiレーシングチーム)が首位を守り切りWRC2初優勝を飾った。2位にガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン組、3位にアレハンドロ・ガランティ/マルセロ・トヨトシ組が入り、「GR Yaris Rally2」が1-2-3フィニッシュ(表彰台独占)を達成した。TGR WRCチャレンジプログラムの山本雄紀は総合14位(WRC2クラス14位)で自身初の南米戦を走破した。

TGR-WRT会長の豊田章男氏のコメント

 マルコ選手の3連勝に対して、TGR-WRT会長の豊田章男氏がコメントを発表した。以下はその全文となる。

 ラリー・パラグアイに参戦したチームの皆さん、開催いただいた皆さま、荒天のラリーウィーク本当におつかれさまでした。強風に飛ばされたサービスパークの写真も見せてもらいました。ただでさえ厳しい道のラリー・パラグアイが無事に終了してホッとしています。皆さま、ありがとうございました。

 そんな中でサミとマルコが勝利してくれました。エストニア、フィンランドに続く3連勝。サミ、マルコ、おめでとう!

 2人の猛追がチャンピオン争いをとても面白くしてくれています。サミ、マルコ、そしてエルフィンとスコットも、残り3戦、思い切って走ってチャンピオンを目指してください! みんなを応援しています!

 追伸

 実は、昨年来「ラリー・パラグアイに来て欲しい」とパラグアイの皆さまから熱烈なお誘いをいただいておりました。手術後ということもあり、今年はパラグアイに行くことを断念しましたが、現地の様子を聞いて「晴れ男の私が行った方がよかったかなぁ」と思っておりました。来年こそチャンスあれば!

ラリー・デル・パラグアイ 総合結果

1 サミ・パヤリ/マルコ・サルミネン (トヨタ GR YARIS Rally1) 3h13m28.5s
2 ヘイデン・パッドン/ジョン・ケナード (ヒョンデ i20 N Rally1) +25.8s
3 アドリアン・フォルモー/アレクサンドレ・コリア (ヒョンデ i20 N Rally1) +40.0s
4 エルフィン・エバンス/スコット・マーティン (トヨタ GR YARIS Rally1) +45.1s
5 オリバー・ソルベルグ/エリオット・エドモンドソン (トヨタ GR YARIS Rally1) +2m57.0s
6 ジョシュ・マッカーリーン/オーエン・トレーシー (フォード Puma Rally1) +4m19.0s
7 ディエゴ・ドミンゲス/ロヘリオ・ペニャーテ (トヨタ GR Yaris Rally2) +7m40.5s
8 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (トヨタ GR Yaris Rally2) +8m03.2s
9 アレハンドロ・ガランティ/マルセロ・トヨトシ (トヨタ GR Yaris Rally2) +10m23.0s
10 テイラー・ギル/ダニエル・ブルキク (シュコダ Fabia RS Rally2) +10m36.9s
34 セバスチャン・オジエ/ヴァンサン・ランデ (トヨタ GR YARIS Rally1) +1h03m41.6s
R 勝田 貴元/アーロン・ジョンストン (トヨタ GR YARIS Rally1)

WRC2 総合結果

1 ディエゴ・ドミンゲス/ロヘリオ・ペニャーテ (トヨタ GR Yaris Rally2) 3h21m09.0s
2 ガス・グリーンスミス/ヨナス・アンダーソン (トヨタ GR Yaris Rally2) +22.7s
3 アレハンドロ・ガランティ/マルセロ・トヨトシ (トヨタ GR Yaris Rally2) +2m42.5s
4 テイラー・ギル/ダニエル・ブルキク (シュコダ Fabia RS Rally2) +2m56.4s
5 ニコライ・グリアジン/コンスタンティン・アレクサンドロフ (ランチアYpsilon Rally2 HF Integrale) +4m16.3s
6 ヨアン・ロッセル/アルノー・デュナン (ランチアYpsilon Rally2 HF Integrale) +4m26.4s
14 山本 雄紀/ジェームス・フルトン (トヨタ GR Yaris Rally2) +31m14.7s

第11戦終了時点 ドライバー選手権順位

1 エルフィン・エバンス 216ポイント
2 サミ・パヤリ 196ポイント
3 オリバー・ソルベルグ 175ポイント
4 勝田 貴元 160ポイント
5 アドリアン・フォルモー 149ポイント
6 セバスチャン・オジエ 148 ポイント
7 ティエリー・ヌービル 129ポイント
8 ヘイデン・パッドン 38ポイント
9 ジョシュ・マッカーリーン 29ポイント
10 エサペッカ・ラッピ 25ポイント

第11戦終了時点 マニュファクチャラー選手権順位

1 TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team 554ポイント
2 Hyundai Shell Mobis World Rally Team 381ポイント
3 TOYOTA GAZOO Racing WRT2 210ポイント
4 M-Sport Ford World Rally Team 138ポイント