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「CEATEC2026」「ジャパンモビリティショービズウィーク2026」の共催で10月13日開幕
自工会の佐藤会長とJEITAの新野会長によるトップセッションも開催
2026年10月7日 00:00
- 2026年10月6日 開催
JEITA(電子情報技術産業協会)が主催するデジタルイノベーションの総合展「CEATEC 2026」が、2026年10月13日から16日までの4日間、幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)にて開催される。
2026年のCEATECのテーマは「Transformation -企業が、産業が、そして社会が変わる-」であり、出展者数は前年を超える821社・団体に達し、スタートアップや大学・研究機関の参加も過去最高を記録。
さらに今回は、前々回の2024年に続く2回目となる「Japan Mobility Show Bizweek 2026(ジャパンモビリティショー ビズウィーク 2026)」との同時開催となる。開催を前に、10月6日に記者会見とアワードの発表などが行われた。
「自動車産業だけでは解決できない」Japan Mobility ShowとCEATEC併催に込めたもの
記者会見において、日本自動車工業会(自工会)を代表して登壇したモビリティショー委員会 ショー広報部会 部会長の新田梢氏は、Japan Mobility Showの取り組みとCEATECと併催する意義について説明を行なった。
まず、Japan Mobility Showの全体像について新田氏は、「Japan Mobility Showでは、ビジネスの出会いを生むプロセスイヤーと、未来のワクワクを生活者へ届けるショーイヤーを交互に展開しております」と語り、今年開催される「Bizweek」が共創を生み出すプロセスイヤーに位置づけられていることを説明した。
続けて、「単発のイベントではなく、年間を通じて企業同士のつながりを育てて、モビリティ産業を拡張する仲間を増やし、そこで生まれた新しい価値を次のショーイヤーで社会や生活者へ届け、そうした循環を目指している」と述べ、イベントを契機とした継続的な産業育成の重要性を訴えた。
CEATECとの併催が生み出す相乗効果についても、前回の手応えを踏まえて自信を見せ「両方の会場を巡っていただくことで、モビリティとデジタルテクノロジー、それぞれの領域に集まる企業が、企業や人と交わって、これまで接点のなかった方々と繋がっていく、そしてそこから新しいビジネスや競争が生まれていくことを期待する」と説明した。
その上で「社会課題が複雑化する中、自動車産業だけで全てを解決するということはできない。だからこそより多くの仲間を募り、モビリティ産業そのものを拡張していくことが必要だという風に考えている」と語り、ITやエレクトロニクスをはじめとする異業種との連携が不可欠であるという強い期待感を表明した。
「あなたが動けば世界が動く」4つのコアコンテンツで描くモビリティの未来
Japan Mobility Show Bizweek 2026では「あなたが動けば世界が動く」をスローガンに掲げ、社会課題解決に向けた「7つのムーブ」を起点とした共創プログラムを展開する。会場内では大きく分けて4つのコンテンツが用意されている。
1つ目は、国内自動車メーカーが一体となって取り組む自工会会員会社による合同展示だ。テーマに「動かし続ける、日本。」を掲げ、多角的な電動化技術を追求するマルチパスウェイや自動運転技術など、各社が未来に向けた具体的なアプローチを提示する。
新田氏は展示の狙いについて、「モビリティ産業がこれからも日本の社会や暮らしを動かし続けていくためには、1社だけでは解決しきれない課題が数多くある。会場ではマルチパスウェイの追求、自動運転など、未来に向けた具体的な取り組みを紹介する」と説明し、「産業の垣根を越えて、一緒に未来を作る仲間を増やしていくこと。ぜひ皆さまとともに日本の暮らしと産業をこれからも動かし続けていきたいと考えている」と説明した。
2つ目は、多様な企業やスタートアップ等によるブース展示。今回はAI、ロボティクス、ヘルスケア、宇宙、エネルギーなど広い分野から217社が出展し、各社の先端技術やソリューションを披露する。
3つ目は、出会いを具体的なビジネスへとつなげるアクセラレーション共創推進プログラムだ。事業会社が抱える課題をオープンにしてパートナーを公募する「リバースピッチ」や、3分間で自社技術をアピールする「ショートピッチ」、課題解決に向けたワークショップやインプットセッションなど、即効性の高いマッチング施策が多数用意されている。
そして4つ目が、これからのモビリティ社会のあり方を多角的に議論する「未来モビリティ会議」だ。新田氏は「技術や企業の枠を超えて、これからどんな社会を作るのか、そのために誰と動くのかを考える場にしていく。この4日間で生まれる出会いや議論が新たな共創へとつながり、ここから新しい1歩が動き出すことを期待する」と締めくくり、会場全体で具体的なアクションを生み出していくとした。
社会実装へ進む「フィジカルAI」とデジタル交通社会パビリオン
CEATEC 2026本体の展示においても、モビリティや交通インフラに関連する先端技術が多くある。CEATECエグゼクティブプロデューサーの鹿野清氏は、2026年のテーマである「Transformation」のもと、生成AIから現実世界で機能する「フィジカルAI」への進化が焦点になると解説した。
会場では、ものづくりや作業現場で作業効率を高めるロボティクス技術をはじめ、デジタルツインを活用した災害予測やシミュレーション技術、電力や通信などの社会インフラを支える基盤技術、そして五感に訴えるセンシング技術という4つの切り口でフィジカルAIが表現される。
また、主催者企画である「X(Transformation)パーク」では、暮らしのDXや海洋デジタル、宇宙共創に加え、NEXCOやJRなどの交通事業者が集結する「デジタル交通社会パビリオン」が新たに設置され、次世代の交通システムやトランスポーテーションの未来像が提案される。
自工会の佐藤会長とJEITAの新野会長によるトップセッション開催
さらに、併催を象徴するトップセッションとして、初日となる10月13日の13時から特別企画「日本の未来社会に向けて」が開催される。自工会の会長を務めるトヨタ自動車の佐藤恒治副会長と、JEITAの会長を務めるNECの新野隆会長の2名が登壇し、日本の基幹産業を背負うトップ同士が未来の産業構造や移動社会について議論を交わすことが発表された。
また、記者会見の最後は、出展技術を表彰する「CEATEC AWARD 2026」の紹介。そこでもモビリティ領域の存在感があり、Japan Mobility Show Bizweek 2026出展者を対象とした「モビリティイノベーション賞」には、エバーブルーテクノロジーズが開発した「雪国の危険・重労働を無人化する国産陸上ドローン『除雪ドローン』」が選出された。
自律走行と強固な駆動力を備え、過酷な地域の除雪作業を安全かつ省人化する技術として高い評価を獲得した。
展示製品やサービスの先行展示も実施
10月6日の記者会見では、CEATECアワードを受賞などの製品やサービスが先行展示された。そのなかから、主要なものを紹介する。
Japan Mobility Show Bizweek 2026出展者を対象とした「モビリティイノベーション賞」は、エバーブルーテクノロジーズの「雪国の危険・重労働を無人化する国産陸上ドローン『除雪ドローン』」。雪国で開発され除雪対応のため重量があり、先行展示では実機の展示はかなわなかったが、Japan Mobility Show Bizweek 2026では実機が展示される。
ほかに自動車関連ではCEATEC AWARD 2026 優秀賞を受賞した村田製作所/メルトインターフェーステクノロジーズのハンドトラッキンググローブ。村田製作所の低周波アンテナを使い、グローブから指の位置を正確に読み取り、工場での手を使った作業をデータ化してフィジカルAIの学習のデータとして活用する。特に、自動車工場での利用が進んでいるという。
CEATEC AWARDの主要な賞では総務大臣賞、経済産業大臣賞、デジタル大臣賞があるが、それぞれ、三菱電機グループ、TDK、日立製作所が受賞した。
CEATECへの登録で、両会場を自由に行き来できる
CEATEC 2026とJapan Mobility Show Bizweek 2026は共催にあたり、幕張メッセのホール2と3をジャパンモビリティショー、ホール4~8をCEATECが使用するが、来場者は1回の事前登録を行うだけで両会場を自由に往来することができる。
名称: CEATEC 2026(シーテック 2026)
会期: 2026年10月13日(火)~10月16日(金) 10:00~17:00
会場: 幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬2-1)
入場: 無料(全来場者登録入場制)
主催: 一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
共催: 一般社団法人情報通信ネットワーク産業協会(CIAJ)、一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
併催: Japan Mobility Show Bizweek 2026(主催:一般社団法人日本自動車工業会)

















