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JBL、AIでボーカルやギターを消せるワイヤレススピーカー「BandBox」 楽器アンプ・エフェクター機能も内蔵

2026年10月30日 発売
BandBox Solo:5万4890円
BandBox Trio:13万2000円
JBLの新製品「BandBox」シリーズが登場

クラウドファンディングで1億円超を集めた注目作

 ハーマンインターナショナルは、オーディオブランド「JBL」から独自のAI技術による音源分離機能を搭載した次世代ポータブルアンプ&Bluetoothワイヤレススピーカー「BandBox(バンドボックス)」シリーズを10月30日に発売する。公式オンラインストア価格は、ポータブルモデルの「BandBox SOLO(ソロ)」が5万4890円、ハイパワーモデルの「BandBox TRIO(トリオ)」が13万2000円

 JBLは1946年10月1日にアメリカのカルフォルニアで誕生したブランドで、これまでスピーカー、ヘッドホン、ムービー、モビリティなど、さまざまな機器とジャンルで高品質なサウンドを届けてきたが、2026年で創業80周年を迎えるにあたり、スピーカーのリーディングカンパニーとして「その先」の未来を提案する次世代製品としてBandBoxシリーズを開発。演奏練習や音楽再生だけでなく、楽曲制作までを1台で完結できる次世代のスマートスピーカーとなっている。

2026年でブランド創業80周年を迎えたJBL

 10月7日に都内で実施された「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」でのスタッフの説明によると、BandBoxシリーズは2026年5月13日~8月31日にかけてクラウドファンディング「Green Funding」で支援を実施したところ、総額1.1億円を突破した注目モデル。ちなみにGreen Fundingで1億円を突破した事例は、これまで全プロジェクトの0.5%しかないという。そして今回いよいよ一般販売が開始となる。

オンデバイスAI「NPU」で既存楽曲からリアルタイムにパート分離

 最大の特徴は、生成AI処理へ特化した専用プロセッサー「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」を搭載している点で、これによりクラウドへ接続することなく本体内部の処理のみでボーカルや楽器の「ステム分離(音源分離)」が行なえること。

生成AI処理へ特化した専用プロセッサー「NPU(ニューラル・プロセッシング・ユニット)」を搭載

 Bluetoothなどで再生した既存の楽曲をリアルタイムで解析し、ボーカル、ギター、リズムパートを自在に分離可能。あらゆる楽曲をその場で即座に特定の1つのパートだけを抜いたマイナスワン音源にでき、カラオケや伴奏練習の音源として活用できる。

AIによるボーカル&楽器のステム分離を本体のみで実現

 操作も簡単で、本体の「STEM AI」ボタンを押すだけで、「ボーカル」「ギター」「その他(ドラム・ベースなど)」の3ステムへリアルタイムに音源を分離。好きなアーティストの原曲からギターだけを消してマイナスワン音源を作り出し、そこに自分のギターを重ねてセッションしたり、ボーカルだけを取り出してアカペラで聴くといったことがクラウドを介さずオンデバイス処理で瞬時に行なえる。

BandBox TRIOの上部にある赤丸の付いた「STEM AI」ボタンを押して音源を分離したら、大型液晶ディスプレイで確認しながらダイヤルを回して調整できる

伝説の「D130F」から続くフェンダーとの歴史と本格エフェクターの融合

 JBLはブランド創生期よりギターアンプ用スピーカーユニット「D130」を展開し、レオ・フェンダー氏に認められて「Fender Twin Reverb」等に「D130F(Fはフェンダーの頭文字)」として採用された歴史を持つ。ロックサウンドの礎を築いた伝説的なギターアンプ技術と最新の小型化技術が融合して生まれたのが本シリーズとなる。

JBLのサウンドはギターメーカーのレスポールやフェンダーからも認められている

 BandBox本体には、ギターやマイクを直接接続できるインプットジャックを備え、44種類のエフェクターおよびアンプシミュレーターを内蔵。本体操作や専用アプリ「JBL ONE」を通じて、歪み(ディストーション)やクリーン、リバーブなどの音作りを緻密に調整可能。

44種類のエフェクトやアンプシミュレーターを内蔵している

 さらに、練習に役立つメトロノーム、ドラムマシン、ルーパー、チューナー機能に加え、パソコンに接続してDTM録音が可能な「USBオーディオインターフェース機能」まで網羅している。なお、コントロールアプリ「JBL ONE」は優れた操作性が評価され、「iF DESIGN AWARD 2026」にて金賞を受賞している。

練習に役立つメトロノーム、ドラムマシン、ルーパー、チューナー機能なども搭載
使い勝手のよさが評価されているコントロールアプリ「JBL ONE」で遠隔操作も可能
パソコンにつなげれば楽曲制作などにも使える

ストリートライブにも対応する「TRIO」とポータブルな「SOLO」

 上位モデルのBandBox TRIOは、165mmウーファーとデュアル25mmシルクドームツィーターを搭載し、135W RMSの大出力を発揮。本体上部に大型ディスプレイとミキシングコントロールを備え、ギター、ベース、マイクなど最大3系統の入力を1台で完結できる。バッテリ駆動もできるほか、外部出力端子から「JBL PartyBox」などの大型スピーカーへ接続して大音量を鳴らすことも可能。

上位モデルのBandBox TRIO
上位モデルのBandBox TRIO

 軽量モデルのBandBox SOLOは、重量約550gのコンパクトボディに55mmフルレンジドライバーと前後デュアルパッシブラジエーターを凝縮し、18W RMSの力強いサウンドを実現。アウトドアやキャンプ場へ持ち込んで気軽にセッションを楽しむといった使い方も可能となっている。

重量550gでどこへでも持ち運べるポータブルモデル「BandBox SOLO」
軽量モデルのBandBox SOLO
軽量モデルのBandBox SOLO