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新型レクサス「ES」のマークレビンソン、トヨタ「GRカローラ」のJBL、最新サウンドシステムを体感してみた
2026年10月19日 08:00
ハーマンインターナショナルは、アメリカ・コネチカット州スタンフォードを拠点に、音響機器、映像機器、車載オーディオなどを手掛ける企業で、2017年に韓国サムスン電子の傘下となっている。
取り扱うサウンドブランドは、「マークレビンソン(Mark Levinson)」「JBL」「ハーマンカードン(Harmon/Kardon)」「AKG」「クラウン(Crown)」「レキシコン(Lexicon)」「レベル(REVEL)」「アーカム(ARCAM)」「マーティン(Martin)」「BSS」「dbx」「サウンドクラフト(Soundcraft)」「インフィニティ(Infinity)」「AMX」と多岐にわたる。
10月に都内で行なわれた秋季新製品内覧会「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」では、マークレビンソンの「プレミアムサラウンドサウンドシステム」を搭載したレクサス「ES」と、「JBLサウンドシステム」を搭載したトヨタ「GRカローラ」が展示され、ハイクオリティなサウンドを体験できた。
マークレビンソン×レクサス「ES」
トヨタとハーマンが出会ったのは1994年のこと、1996年にはハーマンの開発したカーオーディオシステムを初めて導入。1998年には戦略的パートナーシップを締結。当時マークレビンソンの開発チームは、車載オーディオの開発をスタートしていたが、実際に高品質な音を再現しても、それに見合った静かな車内空間が存在しないと落胆していた。しかし、2000年にレクサス「LS」(日本では初代セルシオ)に出会い、「この静粛性があればマークレビンソンのサウンドを存分に発揮できる!」と確信し、共同で開発。そのLSにマークレビンソンのステレオサウンドシステムが初導入されて以来、さまざまなモデルに搭載されている。
マークレビンソンの音響エンジニアは、開発初期の段階から音響設計に携わり、両社の共通した匠としての情熱、高品質、ディテールへのこだわり、常に最良を目指し、個々のモデルに最適なサウンドシステムを提案。インテリアに最もフィットする音響空間を追求し、唯一無二のラグジュアリー空間を車内で実現させている。
レクサスの新型「ES」も、マークレビンソン専用パワーアンプ、「17個のスピーカー」「7.1チャンネルレイアウト」「12チャンネル DSPアンプ」を搭載。ピュア・プレイというアーキテクチャにより7.1サラウンド・サウンドを実現するほか、独自開発したサラウンド音響信号処理技術「クアンタムロジック」を採用。
スピーカーの水平方向搭載位置をできる限り同じ高さにすることで、より臨場感のある音響を確立。また、前モデルのESでは3領域しか調整できなかったイコライザーは、新型では倍の6領域に拡大。さらに細かく好みのサウンドに仕上げられるようになった。
実際にマークレビンソンを搭載した新型ESの運転席で視聴してみると、全身を包み込む卓越したサラウンド・サウンドと、原音に忠実で自然な音色を奏でていた。
JBL×トヨタ「GRカローラ」
JBLとトヨタは1998年に「伝説となっているコンサートやロックツアーのサウンドを車内で実現する」という壮大なミッションを掲げチームを結成。その実現に向けてスピーカーを1つずつ厳選し、各車両ごとに数百時間もの最適な配置作業と精密な調整によるチューンアップを実施。「ラウド&クリア」という言葉に代表される、力強い低域、表情豊かな中域、そして伸びやかな高域を実現させることで「JBLサウンドシステム」を完成させている。
デザインも各トヨタ車のインテリアに合わせそれぞれ専用設計。最適な位置に各スピーカーを配置し、JBL専用アンプは車両別にチューニングした特性でスピーカーを駆動させるという。パワフルで大口径のウーファーと独自のホーンテクノロジーによって、どのトヨタ車でもまるでライブ会場にいるかのような迫力のある最高品質サウンドを作り出している。
JBLサウンドシステムはGRカローラのほかにも、「アルファード/ヴェルファイア」「bZ4X」「カムリ」「GRスープラ」「GRヤリス」「ハリアー」「ランドクルーザー」「ミライ」にも搭載されている。
実際にJBLサウンドシステムを搭載したGRカローラで視聴してみると、車両に合わせたスピーカーを厳選しているだけあって、目の前にボーカルがいるかのような迫力の歌声とクオリティの高いサウンドを再現している。もちろん力強い低音域、表情豊かな中音域、伸びやかな高音域と、すべての音域で透明感とライブ感のあるサウンドを奏でていた。
トヨタ車でのJBLの音作りについてオートモーティブ部門のJBLサウンドの責任者であるRishi Daftuar氏は、「JBLの特徴はダイナミックな音でライブ演奏の生々しさを再現し聴く人の感情を揺さぶるような音であることです。これはすべてのJBLカーオーディオシステムに込められた思想であり、言わばブランドの核となるDNAです。われわれはこのJBLの思想に基づいてトヨタのクルマで一貫した音作りをしています。さらにそれだけではなく、トヨタの各車両の持つアイデンティティーと音響的な特徴も考慮し、デジタル技術によって1車種ずつ音のチューニングをしています」とコメントしている。
「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」では最新機器が目白押し
都心で開催された「HARMAN ExPLORE TOKYO 2026」では、建物1棟を使い新製品を展示。4階の「音楽クリエイターフロア」では、独自のAI技術による音源分離機能を搭載した次世代ポータブルアンプ&Bluetoothワイヤレススピーカー「バンドボックス(BandBox)」シリーズを中心に、プロのアーティストはもちろん、これから音楽を始めようという入門者まで、すべての音楽クリエイターに向けたラインアップを展示。
3階の「サウンドバー・スピーカーフロア」では、「CINEMA SB」シリーズの最新世代となる「CINEMA SB510MK2」および「CINEMA SB580MK2」を中心に、ハーマンインターナショナル Lifestyle Audio-Consumer マーケティング部 プロダクトマネージャーの根木健太が解説と実演を行なった。
2階の「イヤホン・ヘッドホンフロア」では、新型ワイヤレスイヤホン「WAVE」シリーズや、従来シリーズに新色として「グリーン」が追加されたことを中心に説明。また、従来品のイヤホンとヘッドホンもずらりと並べたほか、ゲーミングヘッドホン「クアンタム(QUANTUM)520 ワイヤレス」も参考出品されていた。
1階の「ホームオーディオフロア」では、ハーマンインターナショナル マーケティング部 シニアマネージャーの濱田直樹氏が、新世代ホームオーディオ「COVE」シリーズを紹介。サウンドバー連携やマルチルーム再生の実演も行なわれた。

































