ヤナセ、「2010ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」贈呈式を実施
全試合・フルイニング出場の坂本勇人選手にA180を贈呈

ヤナセの西山社長と並んで記念撮影に臨む坂本勇人選手

2010年12月8日開催



 ヤナセは、12月7日に東京都港区にあるヤナセ・本館1階の「ヤナセ グローバルモーターズ GM東京支店 芝浦ショウルーム」で、「2010 ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」の贈呈式を開催した。

西山社長から坂本選手に記念のマスコットキーが手渡された

 今年度の受賞者に選ばれたのは、読売ジャイアンツ(以下ジャイアンツ)の坂本勇人内野手。坂本選手といえば、ジャイアンツの1番・ショートのポジションを確立してファンからの人気も高い若手スター選手。今シーズンはチーム唯一の全試合・フルイニング出場を達成したほか、個人成績でも自己最多の31本塁打と14盗塁と活躍して今回の受賞となった。

取材陣のリクエストに応え、ガッツポーズを見せる坂本選手

 会見で坂本選手は、「このクルマはコンパクトで小回りも利きそうだなと感じるのですが、自分もプレイで小回りが利くように頑張りたいと思います」とコメント。その後の質疑応答で日常的なカーライフについて質問され、「普段は球場との往復で運転するぐらいですが、オフのあいだには海とかにドライブしたいと思っています。なかなか機会がなくて行けないですが」と回答した。

「プロに入ってからずっとヤナセMVP賞が欲しかったんです」と語る坂本選手

 この「ヤナセ・ジャイアンツMVP賞」は、1985年から行われている「ヤナセ・プロ野球MVP賞」の一環として行われているもの。野球界のさらなる発展をサポートすることを目的に、毎年シーズン開幕前に実施が宣言され、今年度はセントラル・リーグの読売ジャイアンツ、横浜ベイスターズ、中日ドラゴンズ、阪神タイガース、パシフィック・リーグのオリックス・バファローズ、福岡ソフトバンクホークスの6球団が表彰対象となっている。

 この6球団のなかで、それぞれのリーグの年間順位が1~3位になった場合、各チームの所属選手にヤナセから賞品車が贈られることになっており、1位に「メルセデス・ベンツ E 250 CGI ブルーエフィシェンシー」、2位に「メルセデス・ベンツ C 200 CGI ブルーエフィシェンシー」、3位に「メルセデス・ベンツ A 180」が贈呈される。

坂本選手が見守るなか、賞品車のA180がアンベール

 受賞選手は、中日ドラゴンズではファン投票、そのほかの球団では、ヤナセと球団で協議を行って選考することとなっており、この贈呈式で発表されたジャイアンツの坂本選手以外にも、セ・リーグの中日ドラゴンズの浅尾拓也投手にEクラス、阪神タイガースの鳥谷 敬内野手にCクラス、パ・リーグの福岡ソフトバンクホークスの本多雄一内野手にEクラスがそれぞれ贈られている。

華やかにデコレートされた賞品車のA180ボディーサイドにはマグネットの記念ワッペンを装着ボディーカラーはカルサイトホワイト

 贈呈式の冒頭で挨拶に立ったヤナセの西山俊太郎代表取締役社長は、「坂本選手は私が言うまでもなく、国内にいるプロ野球選手で若手ナンバーワンだと思います。彼は静かにバッターボックスに入って強烈な打球を飛ばし、守備も華麗で洗練された選手です」と語り、「坂本選手は4年間で484本のヒットを打っていて、これから170本を15年間打つと張本勲選手に並ぶ3000本安打になります。彼はケガなどの健康面に問題がなければ張本選手を超えられると思います」と高く評価。

 また、「前に小笠原選手(2008年に同賞を受賞)にはもう1台贈りたいと言いましたが、坂本選手は14日の誕生日で22歳ですから、あと5回は(MVP賞を)獲れるでしょう」と、今後の活躍に対する期待を述べた。

「坂本選手は見た目もハンサム! タレントでも通用するぐらいかっこいいですよね」とルックスも絶賛する西山社長

 また、1週間後の12月14日に22歳の誕生日を迎える坂本選手のために、一足早いバースデーケーキが用意されるサプライズイベントも実施。坂本選手がケーキの上に並ぶロウソクの火を吹き消すと、会場が拍手で包まれた。

 現在はヤナセとは無縁な“イタリアのクルマ”に乗っているという坂本選手だが、プロ野球選手になってベンツに乗ることが子供のころからの夢だったと明かし、今回贈られたA180に早く乗ってみたいと語った。

 贈呈式の終盤には、2年前の小笠原選手から恒例になった、エアギターならぬエア野球に坂本選手も参加。小笠原選手の「エア・フルスイング」、山口選手の「エア・スライダー」に続き、今年は「エア・ホームラン」で、ショールームレディが投げるエアボールを坂本選手が得意の左打ち! 来シーズンのチームのリーグ優勝と日本一を祈願するエアボールがスタンドインして贈呈式の幕引きとなった。

見事な放物線を描いた(はずの)打球に満面の笑みを浮かべる阪本選手

(佐久間 秀)
2010年 12月 8日