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スズキ、「S-エネチャージ」搭載で32.4km/Lを達成した「ワゴンR」

軽初の「後退時左右確認サポート機能」で駐車場などの安心感アップ

新グレードの「ワゴンR FZ」(クリスタルホワイトパール)
2014年8月25日発売

107万8920円~171万6120円

 スズキは8月25日、軽ワゴン車「ワゴンR」を一部改良して発売した。価格は107万8920円~171万6120円。

グレードエンジン変速機駆動方式価格
FA直列3気筒DOHC 0.66リッターCVT2WD(FF)1,078,920円
4WD1,199,880円
FX5速MT2WD(FF)1,134,000円
4WD1,251,720円
CVT2WD(FF)1,144,800円
4WD1,265,760円
FZ2WD(FF)1,372,680円
4WD1,493,640円
スティングレー X2WD(FF)1,461,240円
4WD1,582,200円
スティングレー T直列3気筒DOHC 0.66リッターターボ2WD(FF)1,595,160円
4WD1,716,120円
ワゴンR スティングレー X(フェニックスレッドパール)
ワゴンR スティングレー T(スチールシルバーメタリック)
ワゴンR FX(イノセントピンクパールメタリック)
ワゴンR FA(フィズブルーパールメタリック)

 今回の一部改良では、スティングレー Xと新グレードとなるFZにスズキ独自の低燃費技術「エネチャージ」をさらに進化させた「S-エネチャージ」を採用。合わせてエンジンにも改良を施し、2WD(FF)モデルのJC08モード燃費をこれまでの30.0km/Lから32.4km/Lまで向上させた。また、従来型の「エネチャージ」を搭載するスティングレー TとFXも、2WD(FF)モデルの燃費をそれぞれ27.0km/L、30.0km/Lに高めている。

 エクステリアデザインではフロントマスクなど要所をブラッシュアップ。なかでも新グレードのFZではメッキ加飾のフロントグリルを設定。ヘッドランプとリアコンビネーションランプにブルー加飾を与え、上質感と先進感を演出している。スティングレー Tではフロントバンパー埋め込み式のフォグランプの脇に、縦型のLEDイルミネーションランプを追加。このほかのグレードでもフロントグリルの大型化などを行い、従来からのイメージを継承しつつ雰囲気を一新している。

ワゴンRスティングレー Tのインパネ
スティングレー Xのシート

 このほかに装備面では、スティングレーシリーズにオプション設定されている「スマートフォン連携ナビゲーション」に、軽自動車で初の装備となる「後退時左右確認サポート機能」を採用。後退時に作動するバックアイカメラが移動する車両や歩行者などを検知し、モニター内の点滅表示とブザー音で危険を知らせてくれる。また、このバックアイカメラは駐車場の白線も認識し、停車位置が近くなるとモニター表示を自動的に俯瞰画像に切り替える機能も備えている。スティングレー Tでは新たにクルーズコントロールシステムも標準装備に加わった。

FZのインパネ。CDプレーヤーはオプション
FZはシート色がグレー系となる
5速MT車はFXのみに設定。FXとFAはダーク系のシート色となる

(編集部:佐久間 秀)