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三菱自動車、東京オートサロン2015で480PSの「ランサーエボリューションX Final Concept」などを展示

「アウトランダー PHEV」「デリカ D:5」「eKスペース」のカスタムカーも用意

2015年1月9日~11日開催

ランサーエボリューションX Final Concept

 三菱自動車工業は12月24日、2015年1月9日~11日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催される「東京オートサロン2015 with NAPAC」に、「ランサーエボリューションX」「アウトランダー PHEV」「デリカ D:5」「eKスペース」をベースとしたカスタムカー4台、ラリーカーの「アウトランダーPHEV アジアクロスカントリーラリー参戦車」の計5台を出展すると発表した。

「ランサーエボリューションX Final Concept」はランサーエボリューションXの“最終進化型ストリートモデル”と位置づける1台。チューニングパーツメーカー「HKS」のチューニングノウハウを活用し、HKS製のスポーツタービン、吸排気系パーツ、燃料系パーツ、冷却系パーツ、ECUを採用。エンジンの最高出力を480PSまで引き上げる。アルミホイールには鍛造ワンピース工法で軽量・高剛性となるRAYS製の「VOLK RACING G25」をチョイスし、ハイグリップタイヤのヨコハマタイヤ(横浜ゴム)製「ADVAN NEOVA AD08R」を組み合わせる。また、足まわりではHKS製の車高調整式スポーツサスペンション「HIPERMAX MAX4 SP」も採用する。

 ベースとなる車両は5速MTの「GSR」で、ボディーカラーは精悍さを引き立てるマットブラックに変更。ルーフやリヤスポイラーなどを光沢のあるグロスブラックに塗装し、フロントグリルのフレームにはダーククロームメッキを使ってアクセントを効かせている。

「アウトランダーPHEV Sports Style Edition Concept-B」

 アウトランダーPHEVをベースとしたこのカスタムカーは“アーバンスタイリッシュ”がコンセプト。Concept-BのBには、黒い車体色の「Black」と、カスタマイズによって引き出された新たな一面であることを表現する「B面」の2つの意味を持たせている。

 10月に発売した特別仕様車「アウトランダーPHEV SPORTS STYLE EDITION」を使い、ボディーカラーはマットブラックに塗り替えて「都会の夜」をイメージ。さらに外装の要所にダーククロームのアクセントカラーをあしらうほか、車体下側、フロントグリル内部、室内などにはブルーのイルミネーションを設置している。足まわりにはHKS製の車高調整式サスペンション、RAYS製20インチアルミホイール&トーヨータイヤ製20インチタイヤを装着する。

 インテリアでは、キルティング加工とブルーのパイピングを組み合わせるブラックの本革調シートカバーを装着し、ブルーに発光するイルミネーションとコーディネートしている。

デリカD:5 KEEN YELLOW

「デリカD:5 KEEN YELLOW」は、アウトドアシューズブランドの「KEEN」とコラボレーションしたカスタムカー。ボディーにはKEENのロゴマークと同社のコーポレートカラーであるイエローなどを使ったラッピングを施し、ボディー後方にかけて悪路を走り抜けたときのしぶきを表現するアクティブでタフなイメージを表現する。さらに、フロントグリル、前後バンパーアンダーカバー、18インチアルミホイールをブラック塗装してラッピング部分とコーディネートしている。

 インテリアでは、KEENのアウトドアシューズに採用している防水透湿素材「KEEN.DRY」を使ったシートカバーを装着。アルパイン製の9インチAV一体型メモリーナビゲーションを搭載してアウトドアアクティビティに最適な仕様としている。

eKスペース G-tone Style

「Sexy&Cute」をコンセプトに女性向けのカスタムカーとして仕上げられた「eKスペース G-tone Style」。エクステリアでは、ブラックマイカのボディーカラーをベースとして、ルーフをブラック/ホワイトの千鳥格子柄にカラーリング。ピンクのドアミラー、メッキドアハンドルカバーをワンポイントのアクセントとして装着。また、リアコンビネーションランプはクリアレンズに変更してヘッドランプユニットとコーディネートしている。

 インテリアカラーはブラック/アイボリーを基調に、千鳥格子とピンクのアクセントを使用。ブラックのヌバック調ファブリックとアイボリーのスムース調合皮を組み合わせたシートカバーによって上質感を演出する。

 このほか、足まわりではHKS製の車高調整式サスペンションを装着してローダウンさせ、RAYS製16インチアルミホイールとダンロップ(住友ゴム工業)製の16インチタイヤを組み合わせて外観の印象を引き締めている。

アウトランダーPHEV アジアクロスカントリーラリー2014参戦車(T1-E仕様)

「アジアクロスカントリーラリー2014」の電気自動車クラス(T1-E)に参戦したラリーカー仕様のアウトランダーPHEVは市販仕様からラリー用のサスペンションとタイヤを装着し、駆動用バッテリーの搭載部を加工して地上高をアップ。さらに「S-AWC」の制御変更、プラグインハイブリッドEVシステムのラリー向け仕様変更を実施するほか、ボンネット、リヤゲート、内装部品を軽量化し、車内にバケットシート、6点式シートベルト、ロールケージを装着。渡河用のシュノーケル(吸気用ダクト)などを追加している。

(編集部:佐久間 秀)