ニュース

フォルクスワーゲン、全車に“自動ブレーキ”を標準装備して燃費15.0km/Lの新型「シャラン」

エントリーグレードは360万円から。スマホ連携の「Composition Media」を全車標準装備

2015年9月15日発売

360万円~463万円

 フォルクスワーゲン グループ ジャパンは9月15日、7人乗り大型ミニバン「シャラン」をモデルチェンジして発売した。全車右ハンドルで価格は360万円~463万円。

モデルエンジン変速機駆動方式価格
トレンドライン直列4気筒 DOHC 1.4リッター ターボ6速DCT(6速DSG)2WD(FF)3,600,000円
コンフォートライン3,940,000円
ハイライン4,630,000円

 2011年2月から4年ぶりのモデルチェンジとなった今回のシャランでは、360万円からとなるエントリーモデルのトレンドラインを追加したほか、全車に「プリクラッシュブレーキシステム(シティエマージェンシーブレーキ機能付)」「ポストコリジョンブレーキシステム」「ドライバー疲労検知システム“Fatigue Detection System”」といった先進安全装備を標準装備した。

 このほかに先進装備では、全車速追従機能付きの「アダプティブクルーズコントロール」をトレンドライン以外のグレードに標準装備。さらにハイラインでは「レーンキープアシストシステム」「ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)」「リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)」なども標準装備している。

トレンドライン以外に標準装備する「アダプティブクルーズコントロール」(全車速追従機能付き)
「レーンキープアシストシステム」はハイラインに標準装備、コンフォートラインにオプション設定
「ブラインドスポットディテクション(後方死角検知機能)」はハイラインに標準装備、コンフォートラインにオプション設定
「リヤトラフィックアラート(後退時警告・衝突軽減ブレーキ機能)」はハイラインに標準装備、コンフォートラインにオプション設定
運転席側にニーエアバッグなどを備える「9エアバッグ」は全車で標準装備する
「CZD」型の直列4気筒 DOHC 1.4リッター ターボエンジンは最高出力110kW(150PS)/5000-6000rpm、最大トルク250Nm(25.5kgm)/1500-3500rpmを発生

 搭載するエンジンは直列4気筒 DOHC 1.4リッター ターボの「CZD」型で変更はないが、最大トルクを240Nmから10Nmアップの250Nmに向上。これに伴いJC08モード燃費は11%向上の15.0km/L(従来型は13.5km/L)となり、エコカー減税で取得税60%減税、重量税50%減税となる。

 このほかの変更点では、ハイラインのオプション装備にフォルクスワーゲン車で初となる後席一体型チャイルドシート「インテグレーテッドチャイルドシート」をオプション設定。全車に標準装備するインフォテイメントシステム「Composition Media」は「App-Connect」を採用。「Apple CarPlay」「Android Auto」に対応して、スマートフォンと連携できるようになった。

6万4800円高のオプションとなる「インテグレーテッドチャイルドシート」は、ヘッドレストを専用品と入れ替えるだけで手軽にチャイルドシートとして利用できる
CDプレーヤー、MP3/WMA再生、AM/FM、Bluetoothオーディオ/ハンズフリーフォン付きのインフォテイメントシステム「Composition Media」を全車に標準装備
「Composition Media」は「Apple CarPlay」「Android Auto」「MirrorLink」に対応
純正カーナビ「714SDCW」はトレンドライン以外に17万4420円高でオプション設定
ハイラインはシート表皮にレザー&アルカンターラを採用。ほかのグレードはファブリックシートとなる
シャランでは2列目に3つの独立するシートを設定2-3-2シート配列の7人乗りとなる
多彩なシートアレンジで車内のスペースを有効活用できる
パワースライドドア(両側)は全車標準装備
Easy Open機能付きのパワーテールゲートはハイラインのみに標準装備する
新色の「ハドソンベイブルーメタリック」(左)や「ブラックオークブラウンメタリック」(中央)、「リフレックスシルバーメタリック」(右)など6色のボディーカラーを設定する

(編集部:佐久間 秀)