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ボルボ、2019年までに全モデルにプラグインハイブリッド車を設定

ピュアEVも2019年までに発売

2015年10月15日(現地時間)発表

 瑞ボルボ・カーは10月15日(現地時間)、今後4年以内となる2019年までに、全モデルラインアップにプラグインハイブリッド車を設定するなど、自動車の電動化戦略を発表。また、2019年までにピュアEVを発売する計画を明らかにした。

 今回ボルボは、新プラットフォームとして、90シリーズや60シリーズなどラージモデルに採用するSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)、40シリーズなどに採用するCMA(コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー)を開発。

 大小2種類の新しいアーキテクチャは、電動化を視野に入れて設計されたもので、プラグインハイブリッドとピュアEVの両パワートレーンに対応させた。

 プラグインハイブリッドの導入は、新型「XC90」に設定される「T8 Twin Engine AWD」から始まり、プレミアムセダンの新型「S90」などの新型車にも展開予定。

 同社代表取締役社長兼CEOのホーカン・サムエルソン氏は、「電動化車両が、ニッチなテクノロジーからメインストリームへと変わる時期が来ました。2020年までに、ボルボの世界販売の10%は電動化車両になると確信しています」とコメントしている。

 一方、CMAを採用した最初の新型車は2017年に発売予定。今後4年以内の全ラインアップの刷新とともに、CMA導入モデルで新セグメントにも参入して、年間販売台数を80万台へ引き上げるという目標を掲げた。

(編集部:椿山和雄)