試乗記
ホンダ車のポテンシャルを引き上げるホンダアクセスのアイテムには5代目「プレリュード」から継承しているDNAがあった
2026年2月12日 13:25
ホンダアクセスの原点の1つともいえる5代目「プレリュード」
ホンダ車用の純正アクセサリーパーツを手がけるホンダアクセスのスポーツブランド「Modulo(モデューロ)」。それが立ち上がったのは1994年のこと。当初はアルミホイールブランドとして始まったが、その後はエアロパーツやサスペンションなども展開。のちに「Modulo X」というコンプリートカーまで販売するようになる。
その原点といえるクルマが5代目プレリュードで、初のフルエアロパーツ、初のローダウンサスペンション、そして初のインチアップアルミホイールを設定した。今回、ホンダアクセスによるホンダ車のホンダ純正アクセサリー装着車体感取材会で、その古きよきプレリュードから試乗する機会を得た。
実車を目の当たりにするとその存在感はなかなか。低さを強調するように与えられたフロント、サイド、リアに与えられたロアスカートに加え、ローダウンされているのだから見た目の安定感は抜群だ。それで終わらずトランクには今ではあまり拝めなくなったかなり背の高いスポイラーが備えられている。
もちろん、これはけして見た目だけじゃなく、前後のリフトバランスを整えることを目的に開発したアイテム。この時代からホンダアクセスの純正アクセサリーの開発思想が高まっていき、風洞実験を行なうなど製品の機能を煮詰めていたという。
久々の5代目プレリュードは相変わらず気持ちよく、2.2リッターVTECエンジンが甲高いエキゾーストノートを奏でて車速を重ねていく。旧車とはいえシャシーはちっとも負けておらず、四輪がピタリと安定しながら駆け抜けるのだから今でも心地いい。また、これだけ派手なリアスポイラーが装着されているにも関わらず後方視界を一切邪魔しないところはさすが。純正クオリティの1つの回答なのだろう。
こうした思想を引き継いだのが令和に復活したプレリュード用のアイテム群だ。与えられたフロントロアスカートとテールゲートスポイラーは、同じくリフトバランスを整えることを考慮したもの。
主翼の形状や翼端板の位置は風洞実験を行ないながらトライ&エラーを繰り返してきたようだ。見た目はスッキリしていてどこか寂しかった前後に、ほどよくアクセントを加えた作りもまた上質さが光っている。
走ればたしかに四輪の接地感は高く、けれども前後バランスが損なわれていないところが好感触。後方視認性にも影響がないところは相変わらず。令和になってもModuloらしさに変化はない。
しなるホイール「MS-050」をヴェゼルの4WDモデルで体感
続いて試乗したのはヴェゼル用に開発が行なわれた「MS-050」というホイールだ。
これはホイールもサスペンションの一部であるという考えで、軽量、高剛性にこだわるのではなく、剛性バランスを整えることでタイヤの接地面圧を高めようというもの。ホイールをしならせることでタイヤの無理な変形を吸収している。
結果として乗ればステアリングを切る瞬間から切り込むところまで一定したリニアなフィールが得られるところが好感触。直進時のステアリングの座りもよく、路面が荒れているところで修正操舵をする必要がないところも嬉しい。ロングドライブにおける疲労軽減にも役立ってくれそうだ。
シビックTYPE Rオーナーなら絶対欲しい「テールゲートスポイラー」
最後に試乗したのは、シビックTYPE Rに与えられた「テールゲートスポイラー」だ。発売直後から人気が高く一時はオーダーストップしていたほど。それが現在では買えるようになったという。
カーボン製で重量はかなり軽く、持ち比べてみると全くの別物であることが伺える。中央部のメインエレメント部はNACA4412形状を基本とした断面形状を与えるだけでなく、後端を跳ね上げたガーニーフラップ形状となっている。翼端板はAピラーからの風の流れを受け止めるように、Aピラーと並行になっているところもポイントだ。
いっぽう、下面は航空機の騒音低減目的でも使われているシェブロン(ノコギリ歯)形状が与えられている。走れば直進から旋回に移る過程における引っかかりがなく、スムーズにリアが追従してくるところが特徴的。四輪で舵を切る感覚を大切にしているModuloらしい仕上げが光っていた。
多くの愛犬家が愛用している「HONDA Dog」アイテム
このほか展示車両も多数存在したが、中でもホンダアクセスが開発・販売する、愛犬とのドライブを快適にするためのホンダ純正カーアクセサリーシリーズ「HONDA Dog」は犬を飼っている人なら要注目。シートに装着する「ペットシートプラスわん」や「ペットシートマット」などの実用的なアイテムから、肉球デザインのエンブレムやシフトノブといったドレスアップパーツまで幅広く展開いる。



































