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写真で見る シボレー新型「コルベット(C8)」右ハンドル仕様
2021年5月31日 14:17
コルベット史上初尽くしの新型モデルが登場
ゼネラルモーターズ・ジャパンの新型「シボレー コルベット(C8)右ハンドル仕様」の納車がいよいよ始まった。コルベット史上初となるミッドシップレイアウト、またコルベット史上初となるリトラクタブルハードトップ、さらにコルベット史上初の右ハンドル仕様とまさに“史上初”尽くしの1台。
ボディサイズは4630×1940×1220mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースが2450mm。車両重量は1670kg。最高出力369kW(502PS)/6450rpm、最大トルク637Nm/5150rpmを発生するV型8気筒OHV 6.2リッター直噴エンジンをミッドシップに搭載。トランスミッションは8速DCTが組み合わせられ、駆動方式は2WD(MR)となる。
新型コルベットは、ジェット戦闘機にインスパイアされたデザインを採用。トノカバーにはジェットエンジンを収めるハウジングの影響を受けた空力形状のメーターナセルを備え、キャビンに巻き込む風の影響を低減させている。
コンバーチブルのリトラクタブルハードトップは、ルーフ駆動部に6つの電気モーターを装備、48km/hまでであれば走りながらの開閉も可能とし、16秒で開閉を完了する。また、ルーフ収納時もゴルフバッグ2個分を搭載可能なトランクスペースを確保し、フロントトランクと合わせてクーペと同等の実用性を装備した。
日本ではクーペ(2LT)/1180万円、クーペ(3LT)/1400万円、コンバーチブル/1550万円の3グレードが販売されるが、ここではクーペ(2LT)を中心に写真で詳細をお届けする。
ドライバー中心の特徴的な運転席
インテリアはドライバー中心に作られているものの、助手席は運転席と同じサイズで広さは同じという。ステアリングは電動テレスコピックと電動チルト機能を備え、運転席、助手席ともに電動調整機能、シートヒーターも備える。また、シートは前後のスライド幅を長く設けていて、一番前にするとしっかりリクライニングできるようになっている。
ドライバーに向けて配置されている8インチタッチスクリーンパネルは、各種デジタルデバイスとリンクできるほか、日本仕様ではゼンリンデータコムと共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」が標準装備され、トンネルなどGPSが測位できない環境でも自律航法を可能とし、常に最新の地図情報を更新して快適に目的地まで導いてくれるという。また、コルベット史上最強の「BOSE 14スピーカーパフォーマンスシリーズサウンドシステム」も採用している。
走行モードは滑りやすい路面用の「ウェザーモード」、通常利用の「ツアーモード」、ワインディングなどを楽しむ「スポーツモード」、サーキット走行用向きの「トラックモード」、自分好みにカスタマイズした「マイモード」、究極のスポーツ性能を発揮する「Zモード」の6種類が設定される。
2LTと3LTの違いは主にエクステリア意匠
2LTと3LTはエンジンなどパワートレーンは同じ仕様となり、エクステリア意匠に一部違いが設けられる。また、3LTとコンバーチブルには、コンビニやガソリンスタンドに入る際の段差でフロントリップを擦らないようにするために、3秒以内にフロントの車高を約40mm上げることができる「フロントリフトハイトアジャスター」機能を搭載。40km/h以下であれば走行中でも作動できる。