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写真で見る 日産「ノート オーラ」(2021年秋発売)

2021年秋 発売

261万300円~295万7900円

ノートのプレミアムモデルに位置付けられる新型「ノート オーラ」

 日産自動車がコンパクトモデルの切り札として2020年に発表した新型「ノート」(E13型)。パワートレーンには新世代「e-Power」を投入するとともにエンジンモデルを廃止し、その一方で強化した4WDモデルをラインアップするなど車種体系を刷新。日産が示した本気度はユーザーにも伝わり、好調な販売が続いている。

 その次の一手となるのが、この秋の発売を予定しているプレミアムモデル「ノート オーラ」の投入だ。同車が目指したのは「新次元の電気の走りと上質さをまとった、プレミアムコンパクト」で、内外装のみならず走りにまで手が加えられている。

 外観で大きいのは全幅が40mmワイド化され、ボディサイズが4045×1735×1505mm(全長×全幅×全高)となったこと。前後フェンダーはもちろん、リアドアまで新規に制作することで、ボリューム感のあるフォルムとしながらも違和感のない自然な仕上がりとなった。ここは写真では分かりづらいのでぜひ実車でチェックしてほしい部分だ。また、ヘッドライトまわりでも超薄型LEDヘッドライトとLEDシーケンシャルターンランプを組み合わせるとともに、専用デザインのグリルを採用。ノートとはひと味違う特別感を演出している。

左がノート、右がノート オーラ。並べてみると違いがはっきり

 内装も大きく手が加えられた部分。デザインそのものは踏襲するものの、インパネやアームレスト、ドアトリムなどにツイード調織物を、シフトまわりなどに凹凸加工を施した木目調パネルを配置するなど、見た目はもちろん触感においてもブラッシュアップ。専用設定のインテリアカラーと相まって上質感を演出している。快適性の面でもドアやルーフに遮音材を追加したほか、フロントドアガラスには防音特殊フィルムを挟み込んだラミネートガラスを採用することで静粛性を向上。新たにオプション設定された「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」との相乗効果により、ドライブがより一層楽しめる空間に仕上げられた。

 パワートレーンはノートと同じく新世代e-Powerを搭載。直列3気筒1.2リッターガソリン「HR12DE」型エンジンを利用して発電を行ない、その電気を利用してモーターによりタイヤを駆動する。エンジン部分のスペックは変わらず、最高出力60kW(82PS)/6000rpm、最大トルク103Nm(10.5kgfm)/4800rpm。だが、フロントモーターはノートと同じ「EM47」型ながらチューニングにより出力を向上。最高出力は15kW(20PS)増の100kW(136PS)に、最大トルクは20Nm増の300Nmとなった。同時にタイヤも205/50R17へとインチアップされたことで、シャープな走りも手に入れている。ノート同様に4WD車もラインアップされているが、リアモーターはノートと同出力となる。

 グレードは2WD車が「G」「G leather edition」、4WD車が「G FOUR」「G FOUR leather edition」の各2タイプ。ボディカラーは2トーンカラーが「ガーネットレッド/スーパーブラック」など5色、モノトーンが9色の全14色。価格は順に261万300円、269万9400円、286万8800円、295万7900円。

撮影車両はG leather edition。ボディカラーはガーネットレッド/スーパーブラックの2トーン
超薄型LEDヘッドライトとLEDシーケンシャルターンランプを採用
ノートと比べるとその薄さがよく分かる
エンジンスペックは変わらず。ただし、フロントモーターの出力アップにより走行性能は向上している
タイヤサイズは205/50R17。樹脂加飾付アルミホイールが組み合わされる
ツイード調織物や木目調パネルの追加などにより上質感がアップしたインテリア。撮影車両のインテリアカラーはブラックだがグレー系のカラーを採用したモデルも用意
本革巻ステアリングを採用
シフトまわりも木目調パネルで上質な雰囲気に
メーターパネルは12.3インチ液晶の採用でフル液晶パネル化。クラシック表示と中央の情報スペースを拡大したエンハンス表示の2タイプを切り替え可能
ツイード調織物や木目調パネルを随所に配置。ひとクラス上の品質感を手に入れている
ヘッドレストを含め全8スピーカーで構成されるBOSEパーソナルプラスサウンドシステムを設定
ヘッドレスト内蔵のスピーカー。スコーカー的な周波数特性になっている
Aピラーにツイーターを内蔵
設定画面から音場を自在に変更可能
本革シート。ソフトウレタンなどソフト層を厚くすることで高級車並みの座り心地を実現
運転席ドアトリム。こちらもツイード調織物でグレードアップ
リアシート。中央にはアームレストが備わる
ラゲッジスペース
ラゲッジ下部にはツールなどが収まるスペースを用意