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写真で見る ダイハツ「コペン 20周年特別仕様車」「コペン GR SPORT ラリー仕様」

コペン 20周年特別仕様車

コペン 20周年特別仕様車

 ダイハツ工業は6月19日、20周年を迎えた「コペン」の20周年特別仕様車をお披露目した。販売台数は1000台限定で、価格は未定。6月20日から先行受注が開始され、発売は9月を予定している。

 コペン 20周年特別仕様車は、丸目のヘッドライトが初代を想起させるセロをベースに、1台1台職人が手作りで作り上げるコペンの上質さを際立たせる特別装備として、2代目として初めて本革製のスポーツシートを採用。また、フロントのダイハツロゴや、リアの“Copen”の筆記体エンブレムなどは初代のころのデザインが用いられている。そのほかにも、各所に20周年記念エンブレムがあしらわれるほか、運転席側のスカッフプレートにはシリアルナンバーが刻まれる。

 トランスミッションは7速スーパーアクティブシフト付CVTモデルと5速MTモデルをラインアップ。それぞれの割り当て台数は設けられず、注文時にどちらかを選択することとなる。

コペン 20周年特別仕様車。丸目ヘッドライトの「セロ」をベースに、初代を思わせるような装備を採用
コペンの特徴でもある電動開閉式ルーフ「アクティブトップ」も健在
専用のBi-Angle LED ヘッドライト(LEDヘッドライトクリアランスランプ/オートライト付/ブラックエクステンション加飾)
BBS製鍛造16インチアルミホイールはコペン専用デザインとなり、GR SPORTと同じ仕様
アウターハンドルはメッキ仕様
初代コペンの筆記体エンブレムを復刻。20周年記念エンブレムも装着される
フロントのダイハツエンブレムも初代コペンのもの
「上質」をテーマに、初代コペンで好評だったという本革シートを採用。シートと同色のアイボリーをインパネガーニッシュとステアリングにも用いることで、色のつながりと落ち着きのある印象を付与している
専用MOMO製本革巻きステアリング
自発光式3眼メーターは針の色が赤に変更されスポーティな印象に。コペンの車名ロゴが与えられる
本革巻きシフトノブ
アイボリーのインパネガーニッシュ。20周年記念エンブレムが装着される
アイボリーの本革スポーツシート。ヘッドレストに“Copen”の筆記体ロゴが入る
ドアトリムも専用品のアイボリー
運転席側のスカッフプレートにはシリアルナンバーが刻まれる

コペン GR SPORT ラリチャレ仕様

 D-SPORT Racing Teamとして、TOYOTA GAZOO Racing Rally Challenge(通称:ラリチャレ)に参戦しているコペン GR SPORT。チーム名にD-SPORTとあるように、コペンのカスタマイズパーツを手がけるSPKが「軽自動車をもっと楽しくする」というコンセプトのもと、モータースポーツで得た知見をパーツ製作に反映するため、ラリーに挑んでいるという。

 ドライバーはGR SPORTの開発にも関わったダイハツ工業の相原泰祐氏。コ・ドライバーも同じくダイハツ工業の萩野司氏と、社内メンバーで構成されているのも特徴。排気量1500cc以下のカテゴリーとなるE-3で、ヤリスと肩を並べながら走る排気量660ccのコペン GR SPORTのラリチャレ仕様の車両をお届けする。

TOYOTA GAZOO Racing Rally Challengeに参戦しているコペン GR SPORT
ホイールはレイズ「TE37」。ブレーキはローターのみ交換されている
助手席側のドアにはトヨタ自動車 代表取締役社長 豊田章男氏がモータースポーツ活動をする際の仮の姿(?)となる、モリゾウ選手の“お墨付き”ステッカーが貼られている
シート
ペダルは左足ブレーキをしやすくなるように、CVT用を流用
インパネには追加メーターやラリーメーターなどを装着
複数のカンペ用マスキングテープ。ドライバーの相原氏いわく「コ・ドラは緊張しい」らしく、気持ちを切り替えるための“楽しむ”というメッセージも書かれている
エンジンはホース類が変更されている。そのほかにラジエーター、インタークーラーがラリチャレ仕様になっているとのこと
D-SPORTから市販されているロールバーはトランクまで貫通
D-SPORTのパーツはモータースポーツの知見がすぐに反映され、全国のダイハツやトヨタのディーラーで部品を購入することができるという。そのパーツを利用して、「誰でもその気になればマシンを作ってラリーに参戦できる」と語ってくれた相原氏。最近はラリーファンの間でコペンの注目度が高くなってきたと、とてもうれしそうに話していた