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ちょっと写真で見る BMW「i7 xDrive60」
2022年12月15日 10:00
- 2022年7月1日 発売
- 1670万円
2022年7月1日に発売が開始されたビー・エム・ダブリュー「i7」は、「i」が付く車名で分かるように、新型7シリーズにおけるバッテリEV(電気自動車)。1グレードの「i7 xDrive60」を用意し、ExcellenceとM Sportの2ラインを設定。ステアリング位置は右のみの設定となり、価格はどちらも1670万円となっている。
ボディサイズは5390×1950×1545mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3215mm。車両総重量は2965kg。前後輪にそれぞれ1つずつ電気モーターを搭載し、システムトータルの最高出力は400kW(544PS)、最大トルクは745Nm(76.0kgfm)。駆動方式は4輪駆動のxDrive。このシステムは車体の荷重変化を事前に検知し、瞬時にトルクバランスを最適化するものだ。
搭載するバッテリは最新鋭のハイ・ボルテージ・リチウムイオンバッテリで、全高が110mmとかなりの薄型でフロア下に配置。これにより車体は低重心化を実現するとともに、前後約50:50の重量配分も実現している。走行性能に関しては0-100km/h加速が4.7秒(ヨーロッパ仕様車によるBMW社内計測値)と公表されている。そして航続可能距離は一充電で650km(WLTCモード)。CHAdeMO規格の急速充電においては、90kW充電器を使うことで約60分で充電開始時0%の状態から約80%までの充電が完了するという。
サスペンションは4輪アダプティブ・エア・サスペンションで、ステアリングは前後輪統合制御のインテグレイテッド・アクティブ・ステアリングとなり、すべての乗員に快適な乗り心地を提供する。
BEVであることが最大の特徴となるi7 xDrive60には、もう1つ特記する面がある。それが快適さを追求したインテリアだ。
運転席には12.3インチのインフォメーション・ディスプレイと14.9インチのコントロール・ディスプレイで構成された先進的なBMWカーブド・ディスプレイを配置。
そして後席用にはAmazon Fire TVを搭載した31.3インチという巨大なBMWシアター・スクリーンがオプションとして用意される。インターネットに接続してのストリーミングサービスやソーシャルメディア、ゲームなどが楽しめる。それらの画面操作はスクリーン上のタッチパネルか、ドアトリムに備えてあるBMWタッチ・コマンドより行なう。
また、こちらもオプション設定となるがルーフのほぼ全面のライナーが開いて外光を取り入れられるスカイラウンジ・パノラマ・ガラス・サンルーフもある。なお、このサンルーフにはLEDのデザインライトが組み込まれており、夜間使用時のインテリアは昼間とは違ったムードのあるものとなる。