カーグッズ・ミニレビュー

ウィズコロナの今、車内を手軽に除菌できる「ルームピア ウォッシュミスト」を試す

新型コロナウイルスに有効な界面活性剤9種類のうち2種類を配合した除菌スプレー

発売中

オープンプライス

※店頭予想価格859円

ソフト99の「ルームピア ウォッシュミスト」を試してみた

 全国的に感染拡大が止まらない新型コロナウイルス。しかも感染経路不明や家庭内での感染が増えてきて、いつどこで感染しても不思議ではない状況ともいえる。以前からのように、密閉・密集・密接の3密を避けること。手洗い、うがいの実施。マスク装着といった基本的なポイントを守るのは大前提だけど、そのほかに自分で手軽できる予防策のひとつが「除菌スプレー類の活用」だろう。

 アルコール系の除菌スプレーは、食卓用や赤ちゃんが口にしそうなモノなど向けにだいぶ前から普及しているものの、ウィズコロナの今は手で触れる場所はこまめに除菌しておきたいところ。

溶液は弱酸性で、消臭効果もある。内容量は300ml
手垢や煙草のヤニなども除去してくれる

 今回試したのはソフト99が2017年から発売している「ルームピア ウォッシュミスト」で、これには2020年6月25日にNITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)が実施した「第5回 新型コロナウイルスに対する代替消毒方法の有効性評価に関する検討委員会」にて、新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、家庭や職場におけるアルコール以外の消毒方法として有効であると公表した9種類の界面活性剤のうちのアルキルグリコシド(0.1%以上)と、アルキルアミンオキシド(0.05%以上)の2種類が含まれている。

ウイルス不活化試験結果(メーカー提供)

 さらに、エンベロープ型ウイルスの不活化試験でも「ブランク(減菌水)」と比較してA型インフルエンザウイルス(H3N2、A/Hong Kong/8/68)が99.99%減少したことが確認されている除菌スプレー。もちろんすべてのウイルスに効果があるわけでなはいが、何もしなければウイルスはまったく減らないだけだし、寒くなればインフルエンザも同時に流行すると言われている以上、今のうちに除菌する癖をつけてもいいくらいだろう。価格はオープンプライスだが、ソフト99公式オンラインショップでは859円で販売している。

紺色のストッパー部品が付属しているので、小さな子供のいたずらなど、使用しないときの誤発射を防げる
1スプレーでこのくらい。約420回スプレーできる

手で触れる場所を探して拭いていく

 クルマに乗ってみてると、手で触れる場所はかなり多いと気が付く。目に見える範囲は当たり前だけど、シートスライドのレバー、シートベルト、給油口を開けるレバーなど、視界には入らないけれど、触っている場所はたくさんある。

基本的には乾いた布にスプレーをして拭いていく
ステアリング
オーディオ、カーナビ、エアコンスイッチ
ダッシュボードやメーター類
ルームミラー
センターコンソール
エアコン吹き出し口

 家族内での感染が広がっている今、家族みんなで使っているマイカーならもちろんのこと、自分しか運転することがないマイカーでも、代行運転を頼んだりすれば他の人がハンドルを握ることになる。もちろん業者も除菌はするだろうけれど、念には念を入れておいて間違いはない。

グローブボックス
ルームライト
ウインドウスイッチ
シートベルト
乗降アシストグリップ
シートスライドレバー
もちろんドアノブも4か所とも拭きます
見落としがちなトランクの取っ手も
窓ガラスは直接スプレーしてから拭いてもOK

 シートやフロアマットは、ちょっと湿る程度にスプレーして、拭き上げて乾燥させればOK。速乾性なので乾きやすく、乾燥後はほんのりとシトラスの香りが漂う爽やかな車内にしてくれる。ただし、チャイルドシートの場合はスプレーした後に水拭きをする必要があるのでお忘れなく。また、本革製品には使用できないのでご注意。

保管場所にも気をつけたい

 車内で使うスプレーだし、ドリンクホルダーに収まるサイズなので、ドアポケットやグローブボックスに常備しておきたいところだが「直射日光が当たる場所」「凍結する場所」「温度が40度以上になる場所」は避けるようにとあるので、猛暑や極寒の時期は自宅で保管しましょう。あと、倒した状態での保管もNGです。

夏の車内は40度を超えることが多々あるし、降雪エリアも冬場は凍結の可能性があるので保管場所には注意が必要

 なお、ソフト99は7月上旬に、取引先をはじめ関係各位より問い合わせが多く入ったことから、新型コロナ消毒に有効な界面活性剤を配合した製品名公表を行なっていて、他にも8個の該当製品がある。

編集部:塩谷公邦