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空のチャンピオン室屋義秀選手と陸のチャンピオン中嶋一貴TGR-E副会長によるスペシャル対談を実施
- 提供:
- レクサス
2023年4月25日 06:15
日本人初のエアレース世界チャンピオンとして知られる室屋義秀選手。2023年シーズンは新しいエアレースシリーズ「エアレースX」を呼びかけ、世界的なエアレース復活に取り組んでいる。この室屋選手をサポートするのがレクサスだ。室屋選手はLEXUS PATHFINDER AIR RACINGチームとして、世界へ挑んでいく。
この室屋選手がホームベースとしている「ふくしまスカイパーク」を訪れたのが、現在はTOYOTA GAZOO Racing Europeの副会長(以下、TGR-E副会長)として国際的な活躍をしている中嶋一貴氏。ル・マン24時間レースを3連覇し、世界耐久選手権を日本人として初めて獲得するなど(ロードコースの世界選手権を初獲得)、世界的なレーシングドライバーでもある。
互いに世界で活躍するアスリートでありながら、チームマネジメントや世界的な競技との交渉に携わる必要があるなど、国際ビジネスマンとして働いている。そんな2人がスポーツ競技について、国際的な仕事について、対談を行なった。
対談のすべては、「LEXUS PATHFINDER AIR RACING」のWebサイトに掲載されているので、ここでは対談の裏話をお届けする。
ースペシャル対談ー 空のチャンピオン室屋義秀選手と陸のチャンピオン中嶋一貴TGR-E副会長が語る(前編)
ースペシャル対談ー 空のチャンピオン室屋義秀選手と陸のチャンピオン中嶋一貴TGR-E副会長が語る(後編)
世界チャンピオン同士の対話
この対談に先立ち、海外からふくしまスカイパークを訪れた中嶋一貴氏に向け、室屋選手はウェルカムフライトを実施。もともと室屋選手はエアロバティック選手権など世界的なアクロバットフライトでも活躍し、今も華麗な飛行を各地で展示するほどのパイロットのため、超低空、急旋回のフライトを披露。ホームベースだけあってか、そのフライトはキレッキレッで、中嶋氏も笑顔を見せる。
アクロバットフライトの次には、世界を制したレーシングフライト。パイロンを見立てた、急上昇(ただし、制限の10Gを超えない緻密なコントロール)やズレの少ない旋回を実施。レクサスカラーの機体の動きは、まるで精密時計のようなクリック感が伝わってくるほど。とにかくキビキビとしたフライトとなっていた。
ウェルカムフライトを終えた室屋選手を中嶋氏がお出迎え。空と陸との違いはあるとはいえ、マシンをギリギリの世界で思いどおりに操るという共通点からか、話がはずんでいた。
ここで、室屋選手から中嶋氏にスペシャルな提案が行なわれた。室屋選手のホームベースであるふくしまスカイパークには、いくつかの機体が用意されており、その中には2人乗りの飛行機もある。その2人乗りの飛行機を使って、中嶋氏にアクロバット飛行を体験してみませんかというものだ。
中嶋氏はこのオファーを承諾。まずはハンガーで、高いG(重力加速度)に耐える座り方や、万が一の際の安全講習が始まった。
2人のフライトをしたから見ていると、どう見ても激しい動きをしている。長いようで短い数分間のフライトだったが、数々のアクロバティックな技が繰り出されていたようだ。
アスリート視点と、国際的に活躍するビジネスマン視点での対談
フライトから降りた中嶋氏を見ると、ル・マン24時間を戦い抜くほど鍛えられているだけあって、数々の高G機動に対するダメージもない様子。室屋選手に話を聞くと、後ろから一貴さんを見ていてもぜんぜん(高Gに)強そうなので、徐々にフライトの難易度を上げていったとのこと。アスリート同士のフライトだったためか、最初からハイレベルな同乗フライトを見ることができた。
実は2人の対談はこの直後に実施したものだが、中嶋氏は初めてのアクロバットフライト体験にもかかわらず、何事もなかったように対談に臨んでいたのが驚異的だった。
対談では、お互いが歩んできたスポーツ選手の道などがアスリート視点で語られた。そして、後半では世界で成功するために必要なこと、勝つためのチーム作りなど国際的なマネジメントについてビジネス視点での対話が続く。
最後は室屋選手の所属するLEXUS PATHFINDER AIR RACING、中嶋氏の所属するTOYOTA GAZOO Racingに対するモリゾウさん(豊田章男氏。対談当時はトヨタ自動車社長、現在は会長)の期待などについても触れられていた。
およそ2時間近くになった対談のすべては「LEXUS PATHFINDER AIR RACING」のWebサイトで公開されている。
Photo:安田 剛