トピック
スバル「フォレスター X-BREAK S:HEV EX」で雪の北海道を駆けめぐれ! 雪道での走り味や乗り心地はいかに?
- 提供:
- 株式会社SUBARU
2026年1月15日 00:00
2025-2026 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したフォレスターのストロングハイブリッドモデルで冬の北海道・旭川を走る!
2025年4月に待望の日本デビューを果たし、いまなお話題沸騰中の「フォレスター」で、冬の北海道を走り込んできた。目的はもちろん、その雪上走行性能をとことん確かめるため。試乗したのはこの6代目モデルから新たにストロングハイブリッドを搭載した「X-BREAK S:HEV EX」だ。
ちなみにこのフォレスターは、アプライドA型(初期モデル)がまず北米で2023年に先行デビューを飾った。しかしそのパワーユニットは自然吸気の2.5リッター水平対向4気筒「FB25」ユニット(180PS/241Nm)であり、スバルはストロングハイブリッドの完成を待って、このアプライドB型で、満を持しての日本デビューを実現させたのであった。
今回訪れた12月初旬の北海道旭川は朝でも4℃と暖かく、市街地では道路脇に古い雪がわずかに残る程度だった。しかし幸運と言うべきか試乗当日は、夜からの冷え込みで道路にうっすらと雪が積もり始めるコンディションとなった。これならきっと、山間部を目指せば新雪に出会えそうだ。
トランクに荷物を詰め込んで、転ばぬように忍び足で運転席へ。プッシュスタートスイッチで起動したあと、真っ先にステアリングスポークの下にあるステアリングヒータースイッチを引いて、インフォメーションディスプレイ下段のシートヒーターボタンにタッチすると、手のひらと背中がホワッと温かくなった。
ところどころアスファルトが見える駐車場を出て、幹線道路へ。走り始めでなにより嬉しいのは、フォレスターの優しい乗り心地だ。モータージャーナリストを何年していても、雪上での走り出しには緊張感が伴うもの。しかしこのサスペンションストロークをたっぷり取って、ダンパーがしなやかに追従する乗り心地が、心を落ち着かせてくれるのだ。
パワーユニットがストロングハイブリッドであることも、特筆すべきポイントだ。S:HEVはアクセルの踏み始めからトルクの出方がスムーズで、唐突さがまるでない。つま先で微調整が効くから雪が敷かれた路面でも、速度の調整がとてもしやすい。
そしてメーターのECOゾーンを中心に効率良く走っていると、気付けばモーターのみのEV走行になっていたりする。もちろんそこには、プロペラシャフトでつながれた後輪からの、ダイレクトな後押しも効いているはず。とはいえこうした余計なことを一切考えないで運転に集中できるのが、なにより素晴らしいことである。雪道ではまず緊張感を和らげ、視野を広げることが安全につながる。
シャーベットや凍結、ふわっふわの新雪などさまざまな表情の路面
市街地から目指したのは、今夜の宿となる「ホテル大雪」。国道39号を通って上川町方面を目指し、途中寄り道をしながらさまざまな道を走ってみた。
黒岳へと近づくにつれ、対向車のルーフに積もる雪の量が増えていく。国道は除雪が行き届いてはいたけれど、日向は残った雪が溶け出したシャーベット路面で、日陰はアイスバーンという、なかなかに極端なコンディションが混在した。
こうした路面でも、走りの良さは揺らがない。SUVならではのシートポジションと、水平基調のインパネがもたらす、前方視界の広さ。大きな三角窓と、後方へオフセットされたサイドミラーや、ウエストラインが低いサイドウィンドウで得られる、死角の少ない側方の視界。
道具としての使いやすさを追求した実直な作り込みは、何も目新しいことではなく、スバルの伝統だ。そしてこの実直さこそが、シャシーやパワートレーンの性能をドライバーへとつなげてくれる要となっている。
高速道路でアイサイトを試してみると、ステアリングがビシッと座り、直進性の高さに拍車がかかった。個人的には普段の電動パワステも、このくらいかこれより少し軽いくらいで良いとも感じる頼もしさだ。操舵アシストも穏やかであり、雪で車線が判別しにくいときは、警告音を出すだけでアシストは行なわない。北海道の高速道路が基本的にはどこまでもまっすぐなこともあるが、アイサイトのおかげで街中での緊張感が柔らかくほぐれた。
黒岳に向かうワインディングロードでは、磨き上げられたフットワークの片鱗を垣間見ることができた。
フォレスターは、足まわりがソフトなのに、雪道でも実によく曲がる。そこには縦置き水平対向4気筒と4WDの組み合わせがもたらすシンメトリカルバランスの良さだけでなく、内輪ブレーキのアシストや、4輪の緻密な駆動制御が効いている。
フォレスターが雪道でも積極的にクルマを曲げていくのは、アンダーステア極力避けるためだ。カーブで大きく前輪がスリップすれば、それ以上はハンドルでコントロールできなくなってしまうことを、開発陣は強く意識している。
だから腕に覚えがあるドライバーだと、その曲がりたがりな制御をオーバーステアに感じてしまう場面もあるだろう。しかしこのときの挙動は実はまだニュートラルで、横滑りはしていない。仮にスナップすれば、瞬時にVDCが働く。そして4WDに慣れた雪国のドライバーは、ここからアクセルを踏んでいくことができる。
そんな高度な走りもできてしまうフォレスターだが、基本的なキャラクターは穏やかだ。制御はちょっとイケイケだけれど、しなやかな足まわりと4輪駆動のトラクションが、そこにマイルドさを与えてくれている。
ワインディングを登り切り、ホテルに近づくと、まだ誰も足を踏み入れていない新雪の道が現れた。ラスボスの登場に、「ちょっと深いかな」と尻込みする筆者。雪と生活を共にしない自分にとってそれは、ドキドキの瞬間だ。
そこではたとX-MODEを思い立ち、「DEEP SNOW」を選んでみる。割と深めなその新雪をまたぐと、フォレスターの足下はズブズブと埋まった。それにおっかなびっくりしながらもアクセルをいつもより少し強めに踏み込むと、空転しながらもその勢いで緻密に雪を噛み込みながら、フォレスターはグイグイと進んだ。
その走り、クロカン4WDのごとし。不安をかき消す頼もしさは、相棒と呼ぶにふさわしかった。夏にオフロードを走らせたときも感じたが、フォレスターは厳しい状況にすこぶる強い。そのボディは岩場をものともせずにハイスピードで突き進み、新雪のなかにあってはタイヤがゴリゴリと大地をつかむ。
ラダーフレームのクロカン4WDにも劣らない走破性を、モノコックボディの軽さで実現するからこそドライ路面でも快適で速い。あまりに優しいその乗り味に、ときに物足りなさを感じてしまうこともあったけれど、それはこうした厳しい環境を走り抜くために必要な柔軟さなのだとわかる。だからこそフォレスターは、アクティビティに向いているのだ。
ということで次回はロープウェイで黒岳に登り、スキーに挑戦しようと思う。さらに旭岳まで足を伸ばせば、クロスカントリーにも挑戦できるらしい。ここからがフォレスターの、真骨頂だ。
※アイサイト、アイサイトXだけに頼った運転は絶対に行なわないでください。アイサイトは、運転者の判断を補助し、事故被害や運転負荷の軽減を目的としています。詳細は、販売店にお問い合わせください。
Photo:安田 剛
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