オープンカーはルーフが前後に移動することから、走行性能に一貫性を持たせるバランス取りで非常に苦労するとのことで、当然ながらルーフが重くなるほど統一感のある走りの実現は難しくなる。3分割となるMX-5 RFのルーフでは、車両前方側からアルミ、スチール、樹脂と用途に応じて材料を使い分けている。現在の技術では高張力鋼板が使えるスチールが最も重量を抑えられるものの、比例して強度を保ちにくくなるため、面積の広い前方側はアルミを使っている。後方側は非常に複雑な面構成となっているので、これは樹脂でなければ不可能であると中山氏は語る

オープンカーはルーフが前後に移動することから、走行性能に一貫性を持たせるバランス取りで非常に苦労するとのことで、当然ながらルーフが重くなるほど統一感のある走りの実現は難しくなる。3分割となるMX-5 RFのルーフでは、車両前方側からアルミ、スチール、樹脂と用途に応じて材料を使い分けている。現在の技術では高張力鋼板が使えるスチールが最も重量を抑えられるものの、比例して強度を保ちにくくなるため、面積の広い前方側はアルミを使っている。後方側は非常に複雑な面構成となっているので、これは樹脂でなければ不可能であると中山氏は語る