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日産、新型「セレナ」が約1カ月で2万784台を受注。7割が自動運転技術「プロパイロット」装着

月間販売目標の約2.5倍。購入者の6割以上が30代~40代

2016年9月27日 発表

 日産自動車は、8月24日に発売したミドルクラスミニバンの新型「セレナ」が、9月26日までの約1カ月間で月間販売目標として設定している8000台/月の約2.5倍となる2万784台を受注したと発表した。

 新型セレナは高速道路における単一車線での使用を前提とした自動運転技術「ProPILOT(プロパイロット)」を採用したことで発売前から大きな話題となったモデル。今回の発表のなかでも新しいセレナを購入した人のなかで約7割がプロパイロットの装着車をチョイスしており、「当社のインテリジェントモビリティの取り組みに対する期待の高さを物語っています」としている。

 このほかにミニバンとしての評価としても、1列目、2列目から3列目のシートまでゆったりした室内空間が確保されていること、両手がふさがっていても足下の動作でスライドドアが電動オープンする「ハンズフリーオートスライドドア」の採用、上半分だけを開けて狭い場所などでも荷物の出し入れが可能な「デュアルバックドア」や手を汚さずに給油できる「キャップレス給油口」を全車で標準装備していることなど、セレナ独自の便利な機能が高く評価されているとしている。

ハイウェイスターの専用ボディカラー「マルーンレッド×ダイヤモンドブラック」が12%を占め、2トーンカラーがボディカラー全体の2割となっている
注目を集めた自動運転技術「ProPILOT(プロパイロット)」は受注した約7割の車両に装備されている

 ニュースリリースでは実際にハンズフリーオートスライドドアは購入者全体の7割以上(一部グレードで標準装備)の車両で装着されていることを紹介。また、今回からボディカラーに新規設定された「2トーンカラー」も好評で、定番カラーの「ブリリアントホワイトパール」(33%)や「ダイヤモンドブラック」(16%)に続き、3番目に「マルーンレッド/ダイヤモンドブラック」で12%を占めているほか、2トーンカラーが全体の2割に上り、これも当初計画の約2倍であると解説されている。

 このほか購入者の年齢層では、30歳~39歳が28.5%、40歳~49歳が34.4%で30代~40代で6割以上になっていることから、先代モデル同様にファミリーカーとしての人気の高さを維持していると分析した。