日産、東京オートサロン2017で「スカイライン」「セレナ」のプレミアム感を高めたカスタマイズカー公開

スカイライン Premium Sport Concept（参考出品）

　日産自動車と関連会社であるオーテックジャパン、NISMO（ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル）は12月15日、「東京オートサロン2017」（2017年1月13日～15日開催）の出展内容を発表した。

　今回の東京オートサロンには「スカイライン」「セレナ」の「＋Premium Sport Concept」をはじめ、「GT-R Premium edition（MY17）」「セレナ Rider」「ノート e-POWER NISMO」など、幅広いラインアップを出展。さらに各種トークショー等のイベントを実施するほか、ブース内にグッズ販売のコーナーを設置して「NISSAN」ブランド、「NISSAN GT-R」等の車種ブランド、「NISMO」ブランドのウェアやグッズ、限定ミニカーの販売も行なう。

スカイライン Premium Sport Concept（参考出品）

　2017年で生誕60周年を迎えるスカイラインに、プレミアム感と存在感を向上させるアイテムを配したカスタマイズカー「スカイライン Premium Sport Concept」を出展。

　カーボンエアロパーツを装備するほか、外観のクロームパーツをダークカラーで統一することでマットカラーとのコントラストを高め、さらにリアビューを引き立てる専用エグゾーストを装着することで1つ上の存在感を演出。インテリアは誕生60周年を記念して発売された「60th Limited」同様、セミアリニン本革シートを全席に、オープンポアウッドをトリムに採用し、上質な室内空間を演出する。

セレナ ハイウェイスター Premium Sport Concept（参考出品）

　セレナ ハイウェイスターに、よりプレミアム感とスポーティ感を向上させるアイテムを配したカスタマイズカー。落ち着いたブラックのボディカラーにインテリアと共通のブロンズカラーをアクセントとして効かせ、1クラス上のプレミアム感を表現した。

　エクステリアでは、ボディ下部を貫くブロンズアクセントが低重心な安定感を、アグレッシブに張り出したフロントプロテクターや大径ホイールがスポーティ感を演出。さらにインテリアにはキルティングやパイピングを施したブラウンカラーのレザーを採用することで上質感を高めている。

NISSAN GT-R MY17 Premium edition

　7月に発売されたGT-R 2017年モデル。

　2017年モデルは「しなやかで大人な乗り味」と「ピュアに楽しめるワクワクするようなパフォーマンス」をさらに深化。エンジン、トランスミッション、ボディ剛性など、クルマの基本性能をブラッシュアップした。さらに最新の空力テクノロジーを用いたエクステリア、ドライバビリティを向上させながら高い質感を表現したインテリアにより、“プレミアム・スーパースポーツ”と呼ぶに相応しい世界観を実現している。

ノート e-POWER モード・プレミア

　12月12日にオーテックジャパンが発売したカスタムカー「ノート e-POWER モード・プレミア」。

　エクステリアでは専用デザインのフロントマスクやアルミホイールを採用し、要所にアクセントとしてメタル調塗装を施した。インテリアでは、好みによりウォームトーンの「グレージュ」とシックな「ブラック」のシート地を選択可能とし、専用の本革巻ステアリングや「シルバーフィニッシャー」などとコーディネートした。

　また、オプションとして用意される「ツーリングパッケージ」では、専用チューニングの足まわり、ボディ補強、ファインレスポンスVCMなどを採用することで、より快適で安心感のある走りを実現している。

セレナ Rider

　ライダーならではの存在感に先進性をプラスした「ニュージェネレーション・ライダー」。フロントマスクには上質なメタル調フィニッシュを配したほか、フロントバンパー左右には未来的な光を放つ「ブルーホールLED」を採用。専用インテリアのシートやステアリングにはブルーステッチを施すことで、エクステリアとのトータルコーディネートを図っている。

ノート e-POWER NISMO

　12月12日発売の「ノート e-POWER NISMO」。NISMO専用にチューニングし、高揚感のある加速を実現するe-POWER Driveシステムを搭載。さらにスポーツドライビングへの機能と快適性を追い求めた専用スエード調スポーツシートをはじめ、専用ボディ補強や専用サスペンションなどを採用。優れた静粛性や燃費性能などで新しいNISMOの世界観を表現している。会場にはブリリアントホワイトパールとガーネットレッドの2台が展示される。

GT-R NISMO N Attack Package

　ワークス直系のスーパースポーツカー「GT-R NISMO」。日産のモータースポーツを担うNISMOの約30年におよぶレーシングテクノロジーの蓄積を余すことなくフィードバックし、レーシングカー譲りの究極のパフォーマンスを実現するためにファクトリーチューンを施した、NISMOシリーズのフラッグシップモデル。

　会場にはドイツのニュルブルクリンクサーキット北コースで量産車世界最速となる7分8秒679というラップタイムを記録した、N Attack Package A-Kit装着車を展示。

フェアレディ Z NISMO

「フェアレディZ NISMO」には、モータースポーツで培ったテクノロジーとGT-Rからインスパイアされたパフォーマンスが織り込まれたエアロダイナミクス、クルマとの高い一体感を伝えるオリジナルのレカロシートを装備。Z NISMOの魅力をさらに高めるエクステリアパーツをはじめ、パフォーマンスアップのためのスポーツ走行用パーツを装着する。

ジューク NISMO RS

「ジューク」のラインアップの頂点に位置付けられる「NISMO RS」。「16GT FOUR」をベースにエンジン出力を向上させたほか、車体剛性の向上、ブレーキ性能の強化、サスペンションや電動パワーステアリングの専用チューニングを行なうとともに、高いシート剛性とホールド性を持つレカロ製スポーツシートにNISMO専用チューニングを実施している。

マーチ NISMO S NISMO スポーツパーツ装着車

　NISMOグレード共通の特長である、性能、機能まで考え抜かれたNISMO専用のデザインと、NISMOがモータースポーツで培ってきた技術を惜しみなく投入し、空力、足まわり、パワートレーンなどのトータルバランスに優れた運動性能を実現したマーチ NISMO。スポーツ走行向けに開発した駆動系パーツ、サスペンションパーツ、ブレーキパーツやチタンマフラーなどを装着する。

リーフ NISMO パフォーマンスパッケージ

　高い空力性能と迫力あるスタイリングを両立したエクステリアデザインと、ハンドリング性能などを高次元でバランスさせたスポーツパッケージ。

　前後のリフトバランスを最適化するなど、NISMOのレーシングテクノロジーに裏づけされた空力性能を発揮するエアロパーツ、サスペンションキット、「スポーツリセッティング」コンピューターチューニングなどを装着したモデルを展示する。

MOTUL AUTECH GT-R（参考出品）

　2014年～2015年にSUPER GT GT500クラスでチーム＆ドライバーズチャンピオン連覇をもたらしたMOTUL AUTECH GT-Rの2016年仕様。規則変更で5％低減した燃料リストリクタに適合するようにエンジンの燃焼・吸排気に細かな変更を加えて、より高い燃焼効率と信頼性を実現するなど、エンジン性能の向上を図った。また、チームとタイヤメーカーがともにタイヤ性能向上を重点に開発を実施し、2016年シーズンのGT-Rは全8戦中5勝を達成し、その速さと強さを示した。

スリーボンド日産自動車大学校GT-R（参考出品）

　日産自動車大学校とKONDO Racingの共同チームによる活動で、授業の一環として学生たちがレース活動に取り組むという「教育とモータースポーツを結びつけた」ユニークなプロジェクト。

　5年目の今年、スーパー耐久シリーズ2016 ST-Xクラスにおいて4勝するとともに、6戦全戦で表彰台という結果を残し、最終戦を待たずに第5戦でシリーズチャンピオンを獲得。車両はFIA GT3規定のNISSAN GT-R NISMO GT3。