ニュース
埼玉トヨペット、2017年のSUPER GTマシン「マークX MC」も披露されたモータースポーツ発表会
岩田勝俊監督と平沼貴之選手&番場琢選手が意気込みを語る
2017年2月23日 00:00
- 2017年2月22日 発表
「埼玉トヨペットGreen Brave」としてスーパー耐久やGAZOO Racing 86/BRZ Raceに参戦してきた埼玉トヨペットは2月22日、今シーズンのモータースポーツ活動の発表会を実施した。
2015年に埼玉県坂戸市に開所した坂戸サービスセンターで行なわれた体制発表会には多数のメディアやスポンサーが訪れ、今シーズンの参戦体制や概要が紹介された。1月の東京オートサロンで2017年からSUPER GT(GT300)へ参戦することが発表され、マザーシャシーをベースにした「マークX MC」もお披露目されている。
発表会で最初に登壇したモータースポーツ室の室長を務める岩田勝俊氏は、「埼玉トヨペットGreen Braveの活動を始めて5年目のシーズンに入ります。立ち上げ当初は小さな規模での活動で、車両のメンテナンスは倉庫の一角を間借りしてしました。そんなモータースポーツ活動でしたが、今年から活動当初の夢だったSUPER GTに参戦することになりました。国内の最高峰となるSUPER GTに参戦することは並大抵では通用しません。野球で例えるならば、これまでの社会人からプロ野球へ入るくらいのことです。ですが、クルマの楽しさを伝え、ファンに喜んでもらい社員やスポンサー様に楽しんでもらえるレースを行ないたいと思っています」と、SUPER GTに参戦する意気込みを語った。
埼玉トヨペットの代表取締役専務であり、今シーズンはSUPER GT、スーパー耐久、GAZOO Racing 86/BRZ Raceの3レースでステアリングを握る平沼貴之氏は、「5年目にして最高峰と言われるSUPER GTにエントリーすることになりました。立ち上げ当初から目標にしてきたレースですが『無理ではないか』と言われこともあります。ですが、たどり着くことができました。これからが大変なシーズンになるはずですが、5年間で培ってきたチーム力が見せられると感じています。今シーズンも沢山のカテゴリーに参加することで、モータースポーツの楽しさを伝え、自動車業界の活性化につながるよう精一杯頑張っていきます」と、5年間で築き上げたチームワークによってSUPER GTを戦っていくとのことだった。
また、平沼貴之選手のチームメートとして5年ぶりにSUPER GTに参戦することとなった番場琢選手は、「SUPER GTは全ドライバーがプロフェッショナルで殺気立つカテゴリーです。やりがいを感じながらもプレッシャーもあります。開幕戦まで毎週テストを行なっていく予定で、短い期間ですができる限り戦闘力を上げたいと思っています」と語っている。
SUPER GT以外のカテゴリーとしては、昨年同様にスーパー耐久とGAZOO Racing86/BRZ Raceに参戦する。スーパー耐久はST-3クラスにマークXでエントリー。GAZOO Racing86/BRZ Raceは、プロフェッショナルシリーズに2台、クラブマンシリーズに1台が参加する。
加えて、今シーズンから始めるアマチュアドライバーの支援プログラム「86Green Braveキャンプ」から、3人のドライバーがクラブマンシリーズにエントリーする予定となっている。