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ホンダ、ロボット芝刈機「Miimo HRM520」を53万7840円で発売

エリアワイヤー内の芝を自動刈り取り。夜間用の低速走行モードも搭載

2017年6月28日 発売

53万7840円

 本田技研工業は6月28日、電動のロボット芝刈機「Miimo(ミーモ)HRM520」を発売した。価格は53万7840円。販売は専門の講習を受けた「ミーモ取扱店」で行なわれ、今後順次設置していく。

 ミーモはモーターで庭などを走行しながら自動的に芝を刈り取っていくロボット芝刈機。「本体」「充電ステーション」と芝刈り範囲を設定する「エリアワイヤー」の3つで構成され、作業範囲内の芝を自動で刈り取るほか、任意に設定した「曜日」「時間」「エリア」などに合わせて芝刈りを実施することも可能。また、充電残量を検知して、残量が低下すると自動的に充電ステーションまで移動して充電する「自動充電機能」も搭載している。

「第19回国際バラとガーデニングショウ」で公開されたミーモ動作デモ(1分)

 強力なモーターとリチウムイオンバッテリー、傾斜自律制御システムなどを搭載して、最大登坂能力は25度を実現。本体の重量バランスと重心高を最適化したパッケージングなどによって走行の安定度を高め、傾斜や起伏のある場所でも高い直進性を発揮して均一に芝を刈り整える。

 芝を刈る高さはダイヤル操作によって2~6cmの範囲で設定変更が可能。ブレード部は石などの障害物からの衝撃を逃がす構造を使い、360度回転するフリー刃を採用して石飛を軽減して高い耐久性を発揮する。

 本体上部に自動運転タイマー設定機能を備えた「コントロールパネル(操作パネル)」を装備。24時間で任意の時間設定が可能となっており、騒音レベルを58dB(通常モード)から55dBに抑制する「低速走行モード」も備えて夜間の使用にも対応している。

 本体は障害物にぶつかったり持ち上げられたりして傾いたときはモーターが自動停止。さらに本体上部にある赤い「手動停止ボタン」で即時停止させることも可能な安心機能を備え、各部にパッキンを施す防滴構造として、降雨やスプリンクラーによる散水などで水が浸入しにくいようにしている。

Miimo HRM520主要諸元
型式MBDF
本体サイズ(全長×全幅×全高)645×550×275mm
ホイールベース300mm
ホイール径(前/後)100mm/200mm
本体質量11.9kg
最大作業エリア3,000m2
刈高さ調整幅20~60mm(無段階)
刈幅220mm
最大登坂能力25度
ブレードタイプ(刃数)フリー刃(3枚)
ブレード回転数(定格)2,200rpm(低速走行モード)~2,500rpm(通常モード)
モータータイプ3相DCブラシレス
バッテリータイプリチウムイオン
バッテリー電圧22.2V
バッテリー容量3,600mAh
トランス入力電圧(定格)100V(AC)
トランス電気出力2.3A/60VA
騒音レベル(A)55dB(低速走行モード)~58dB(通常モード)