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【オートモビル カウンシル2017】トヨタ、初代「プリウス」などプリウス誕生20周年をテーマにした展示

プレスカンファレンスで内山田会長が初代プリウス開発時のエピソードを語る

2017年8月4日~6日 開催

初代「プリウス」と記念撮影するトヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 内山田竹志氏(右)と、自動車ライターの山口京一氏(左)

 トヨタ自動車は、「オートモビル カウンシル2017」(幕張メッセ:8月4日~6日開催)に初代「プリウス」の展示など「プリウス誕生20年」をテーマにしたブースを出展した。

 トヨタブースでは、車両展示として「トヨタ スポーツ800 ガスタービン・ハイブリッド」のほか、初代プリウスや「プリウス PHV」、耐久レースに挑んでいる「TOYOTA GAZOO Racing TS050 HYBRID」を出展するとともに、パネル等の展示で自動車の動力源の歴史を紹介している。

トヨタ自動車株式会社 代表取締役会長 内山田竹志氏

 開催初日に行なわれたプレスカンファレンスには、トヨタ自動車 代表取締役会長 内山田竹志氏が登場。初代プリウス開発時のエピソードやプリウスが社会に与えた影響などを話した。

 初代プリウスについて、内山田会長は「21世紀に入って、内燃機関だけで走るクルマの燃費をはるかに超えるものを作ろうと、今の内燃機関の延長ではないものをやらなければならないといって開発を進めてきた」と、当時の思いを話した。

アメリカのオーナーが作ったバッヂを付ける山口氏

 また、内山田氏は「プリウスを発売してしばらくして、アメリカで権威のあるエグゼクティブが“プリウスなんか乗るやつはギークだ、オタクだ”と言って、それに対してアメリカにいるオーナーがWebサイトを作って“私はオタクだ、だけどそれを誇りを持っている”といってバッヂを作ってくれた」と、プリウス誕生当時にあった出来事を話した。

 続けて、「新しい技術を作るのはメーカーですが、その後普及するかどうかは、それを購入してくれるお客様。日本でも当時Webサイトでプリウスマニアといって、普通の乗っていない人の質問に答えたり、燃費をよくする運転テクニックを紹介したり、そういう方と一緒になって今のハイブリッドがあるかと思う」と述べ、そういったユーザーとともにハイブリッド技術が進化を続けてきたエピソードを紹介した。

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