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2020年の鈴鹿8耐、中止決定。渡航規制で海外チーム入国の見通し立たず

2020年8月12日 発表

2020年鈴鹿8耐の中止が決定

 モビリティランドは8月12日、「2019-2020 FIM世界耐久選手権最終戦”コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第43回大会」について本年度の開催を中止すると発表した。これは10月30日~11月1日に鈴鹿サーキットで開催を予定していたもの。

 これまで開催に向けて準備を進めてきたというが、国内外における新型コロナウイルスの感染拡大の状況や各地域での防止対策、そして現段階で海外からの渡航に関する規制解除の見通しが立っておらず海外チームの入国が難しい状況を鑑みて、開催中止を判断したという。なお、チケットの払い戻しについては関連記事を参照いただきたい。

 モビリティランド代表取締役社長 田中薫氏は、「“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレースについて、11月1日に皆さまと一緒に笑顔でスタートの瞬間を迎えられることを目指して準備を進めておりましたが、国内外における新型コロナウイルスの拡大状況と渡航規制の解除が見通せないことから、誠に残念ながら中止という苦渋の判断をいたしました。当初予定されていた7月からの延期を受け、11月の開催を楽しみにされていたファンの皆さま、関係者の皆さまにおかれましては、ご理解くださいますようお願いいたします。2021年の鈴鹿8耐が、より一層お楽しみいただけるものとなるよう準備を進めてまいります」とコメント。

 FIM世界耐久選手権のイベントプロモーターであるユーロスポーツ・イベンツ代表フランソワ・リベイロ氏は「私たちはモビリティランドと連携して、1978年の初開催以来初となる、7月から11月への開催スケジュール変更を行ない、国際チームとライダーが日本へ入国できるよう、あらゆる努力を続けてまいりました。しかしながら、入国規制を前に、私たちの努力が実を結ぶことはありませんでした。“コカ・コーラ”鈴鹿8耐は、単に国内イベントとして開催されるものではなく、観客のアクセスの問題が中止の理由ではありません。40年以上の歴史を誇り、世界で最も権威のある耐久レースである鈴鹿8耐は、世界中のトップライダーなしには開催できないのです」と開催中止に対する理解を求めている。

 また、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)会長ジョージ・ヴィエガス氏は8耐の中止について、「日本で最も象徴的なレースであり、世界で最も重要なレースの1つに数えられる鈴鹿8耐の中止を発表することは、私にとっても、全てのモーターサイクルファンにとっても、とても悲しいことです。今年は鈴鹿8耐が世界耐久選手権に加わって40周年を迎える記念すべき年であり、今、私がただ1つ申し上げることができるのは、来年はこれまで以上に素晴らしいものとして開催されるだろうということです。日本の政策を理解するとともに、これまで鈴鹿8耐を開催すべく、ご尽力いただいたモビリティランド、ユーロスポーツ・イベンツ、MFJに深く感謝いたします。2021年にお会いしましょう!」とコメントを寄せている。

2019年の鈴鹿8耐