「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」、大賞はトヨタiQ
iQは、ECOカー・オブ・ザ・イヤーとのダブル受賞

横浜赤レンガ倉庫前での記念撮影。iQがダブル受賞のため、8部門7車種が勢揃い
11月17日開催



 「あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー」(CCC:Consumer's Choice Award-Car of the Year)の投票が11月16日に締め切られ、表彰式が神奈川県横浜市の赤レンガ倉庫前で11月17日開催された。

 11月14日の記事でも報じているとおり、CCCは一般投票によりイヤー・カーを決定するイベント。7万7297票の投票があり、大賞、ECOカー・オブ・ザ・イヤー、K4カー・オブ・ザ・イヤー、コンパクトカー・オブ・ザ・イヤー、セダン・オブ・ザ・イヤー、RVオブ・ザ・イヤー、スポーツカー・オブ・ザ・イヤー、インポートカー・オブ・ザ・イヤーの8部門の表彰が行われた。

 表彰に先立って、実行委員長の笹本健次氏からは「(赤レンガ倉庫前で)展示を行っていたが、時代の関係かもしれませんが、コンパクトカーに一般のお客さんの人気が集まっているようでした。とくにトヨタiQやフィアット500が注目されていて、記念写真を撮っている人もよく見かけました」とのコメント。来賓として招かれた神奈川県横浜市経済観光局の吉久保英雄氏は、「今年から表彰式が横浜の赤レンガ倉庫前となったことをうれしく思います。来年の夏には日産も生誕の地であるみなとみらい地区に帰るほか、横浜は来年開港150周年を迎えさまざまなイベントを行っていきます。“元気一杯”を横浜から発信していきたい」と語り、自動車産業と横浜の縁の深さを強調しつつ、晴れやかな表彰式が横浜の地で行われることの意義を語った。

今年のCCCの傾向について語る実行委員長の笹本健次氏。とくにコンパクトカーへの注目度が高かったと言う横浜市経済観光局横浜プロモーション推進担当理事の吉久保英雄氏は、赤レンガ倉庫前での授賞式開催を喜びつつも、開港150周年となる横浜をアピール


大賞はトヨタiQ
 CCCの大賞は、得票数1万998票でトヨタの新型コンパクトカーiQ。2位のホンダ・オデッセイが5160票、3位のフィアット500が4675票で、2位の約2倍の得票数を得た。iQは、ECOカー・オブ・ザ・イヤー部門でも1位となりダブル受賞。表彰式に登壇したトヨタ自動車広報部の山本晃宏氏は「iQの受賞を大変うれしく思います。iQは全長3m以下で大人4人が乗れることを目指してデザインしました。iQで新しい何かを見付ける、たとえばライフスタイルであったり、価値観であったりということができるクルマだと思っています。11月20日から全国のネッツ店での販売が始まります(予約はすでに受付中)が、大賞をいただけたのはそのよい後押しになります。お客様にとってのNew Wayになるとよいと思っています」と大賞受賞の喜びを語った。

見事大賞を獲得したトヨタiQ。7万7297票中1万998票を獲得。一般の人からもその注目度が高いことが分かる実行委員長の笹本健次(左)から表彰される、トヨタ自動車株式会社広報部商品・技術広報室長の山本晃宏氏。11月20日からの発売へ向けてよい弾みとなると語った

各部門賞
 各部門賞は以下のとおり
K4カー・オブ・ザ・イヤー:スズキ・ワゴンR(2万28121票)
コンパクトカー・オブ・ザ・イヤー:フィアット500(2万7977票)
セダン・オブ・ザ・イヤー:トヨタ・クラウン(1万3621票)
RVオブ・ザ・イヤー:トヨタ・アルファード/ヴェルファイア(1万2980票)
スポーツカー・オブ・ザ・イヤー:アストンマーティンDBS(3万1636票)
インポートカー・オブ・ザ・イヤー:アウディA5/S5(9289票)

K4カー・オブ・ザ・イヤーを獲得したスズキ・ワゴンR(写真はワゴンRスティングレー)。スズキは昨年もセルボで同賞を獲得コンパクトカー・オブ・ザ・イヤー獲得したフィアット500セダン・オブ・ザ・イヤーを獲得したトヨタ・クラウン
RVオブ・ザ・イヤーを獲得したトヨタ・アルファード/ヴェルファイア(写真はアルファード)スポーツカー・オブ・ザ・イヤーを獲得したアストンマーティンDBSインポートカー・オブ・ザ・イヤー獲得したアウディA5/S5(写真はアウディA5)。アウディは昨年のR8に続き、2年連続で同賞を獲得

 

URL
あなたが選ぶカー・オブ・ザ・イヤー
http://www.yearcar.jp/
横浜赤レンガ倉庫
http://www.yokohama-akarenga.jp/
関連記事
【2008年11月14日】「あなたが選ぶカーオブザイヤー」ノミネート車展示が始まる
http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/20081114_38107.html

(編集部:谷川 潔)
2008年11月17日