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ダンロップの「シンクロウェザー」で雪山へ! 次世代オールシーズンタイヤは冬旅の目的地をぐ~んと広げてくれます
- 提供:
- 住友ゴム工業株式会社
2025年3月14日 00:00
晴天でも降雨時でも雪道でもオッケーな「オールシーズンタイヤ」というものが世の中にあることを知った衝撃から数か月。再びCar Watch編集部から私、ゆきぴゅーにお声がかかりました。そう! 今回はあらゆる路面にシンクロするというダンロップの次世代オールシーズンタイヤ「シンクロウェザー」での雪上試乗!
「ふふふ……、見せてもらうですわ、シンクロウェザーの雪上性能とやらを!」ということで、2月上旬に群馬・新潟方面に一泊二日の体験ドライブ旅に行ってきました。
今回も頼りになるアドバイザーとして同行してくださったのは、Car Watchでもおなじみのモータージャーナリスト、藤島知子さん。女子旅要素多めのシンクロウェザー体験記・冬編スタートです!
関越道を走って谷川連峰の麓、群馬県みなかみ町へ
向かったのは群馬県最北端に位置するみなかみ町。都内を出発してドライ路面の関越自動車道を運転したのは藤島さんです。
藤島さん:秋に山中湖に行った時も感じましたが、高速道路のシンクロウェザーは、しっかり感がありますね。スタッドレスタイヤは冬の低温の路面にグリップさせるために柔らかめに作られているので、ソフトな感触がある反面、安定性を得るのってむずかしいところなんです。それがこのタイヤはしっかり走っていくし、T-Crossのフレンドリーなキャラクターにすごく合っています。
ゆきぴゅー:そして前回も感じましたが、走っていて音が気になりませんわ~。
藤島さん:ロードノイズが少ないのはいいですよね。タイヤの表面が路面を叩く音をこのタイヤはうまく抑えていると思います。冬のタイヤって低温で滑りやすい路面を安心して走ることに機能を集中させるとロードノイズはどうしても諦めるというか後まわしになるところがあるのですが、このシンクロウェザーはいいバランスです。
ゆきぴゅー:オールシーズンタイヤを履いていたって、一年を通して考えれば一番多く走るのは、やっぱり乾いた路面ですものね~。
月夜野インターチェンジを降りて国道17号線に合流しましたが、雪はなくちょっぴり拍子抜け。しかし標高の高いところまで20分ほど走ると、数日前に降ったと思われる雪が一面に残る銀世界になりました。
ここでは、緩い坂道を何往復かしながらシンクロウェザーの雪上性能を確認していた藤島さん。
藤島さん:カーブでハンドルを切り出した時、向きが変わりはじめるリズムってタイヤによって全然違います。スタッドレスタイヤだと一般的に柔らかめが多くて、穏やかな感触が多いのですが、シンクロウェザーは一年中使えるタイヤなので、こういう道を走る時にハンドルを切ってからスッと動く。ステアリング操作にちゃんとついてくるというリズムがあります。ワインディングのようなもっとコーナーの多い道だと、さらに気持ちいいはずです。
シンクロウェザーの雪上性能を軽く体感したあとは、お楽しみのお昼ごはん。月夜野インターからクルマで15分ほどのところにある、石臼引きの自家製粉にこだわる「やまいち屋」さんの暖簾をくぐりました。
山菜、海老の天ぷら、いくらおろし、なめこの4種類が一度に楽しめる「名代 野ぼとけそば」を注文した藤島さん。サラダまでついているボリューム満点の看板メニューです。私はうどんと蕎麦どっちにしようかと迷いに迷った末、上州名物「おっきりこみうどん」を美味しくいただきました。
ちなみに、置いてあったパンフレットで知ったのですが、やまいち屋があるのは旧三国峠の宿場町として栄えた「湯宿温泉(ゆじゅくおんせん)」。クルマで走っているとあっという間に通り過ぎてしまうほどの小さな温泉街ですが、1200年の歴史がある名湯だとか。やまいち屋さんは地元住民はもちろん、近隣の宿泊客にも好評のお店のようです。
お部屋からの絶景とグルメを満喫!「豆富懐石 猿ヶ京ホテル」
湯宿温泉から国道17号をさらに5kmほど先、赤谷湖のほとりに広がる温泉街が猿ヶ京温泉です。宿泊した「豆富懐石 猿ヶ京ホテル」は、赤谷湖を見渡す高台の風光明媚なロケーションに建つ、源泉かけ流しの温泉宿。
ホテルの敷地内で作る自家製豆富と旬の食材を使った豆富懐石が名物で、幅広い世代に人気のお宿です。
雪景色を見ながら露天風呂で日頃の疲れを癒やし、ホテル名物の豆富懐石をお腹いっぱいに食べたら、あっという間に眠くなって22時半にはふかふかのお布団で就寝となった一日目でした。
シンクロウェザーで冬の難所・三国峠越え、トンネルを抜けたら銀世界だった
翌朝、私がまだぐーすかぴーと寝ている間に朝風呂を満喫したらしい藤島さん。種類豊富な朝食バイキングを食べたら、目的地の苗場スキー場に向けて出発です。
この日は国道17号線をさらに北上して群馬・新潟県境の難所、三国峠越え。宿を出て少し走ると「三国峠ユキ・チェーン等必要」という道路情報が出る天候でした。
ゆきぴゅー:ウェット路面になりましたが、しっかりとしたグリップ感がある感じですわ。
藤島さん:濡れている路面でのブレーキ性能はスタッドレスタイヤよりもシンクロウェザーのほうが上だと思うので、こういう道を走る時はいいですね。
ゆきぴゅー:新技術アクティブトレッドの、路面の水に反応する“水スイッチ”が効いているんですのよね!
藤島さん:そうなんです。ダンロップはタイヤの成分である“ポリマー”や“シリカ”を従来の共有結合から、一部を「イオン結合」に切り替えた新配合を開発して、タイヤが濡れたり乾いたりするとゴムの剛性が変化して、いつでも安定したグリップ力を発揮してくれる性能を獲得できたそうです。
標高が上がるにつれて雪が本降りになってきて、路面はいつの間にかうっすら積もりだしました。外気温はマイナス4℃と出ています。
ゆきぴゅー:路面が白くなってきましたわね(ドキドキ)。
藤島さん:路面の状態が変わる瞬間って、運転に慣れている人なら慎重にいかなくちゃって判断ができるのですが、走り慣れていない人はその判断ができないと思うので、信頼できるタイヤだと安心感があっていいですよね。
ゆきぴゅー:なるほど! 久々の雪道なので慎重に行きますわ~。
2022年3月に開通した新三国トンネルを抜けると「新潟県湯沢町」の看板が。そこからは約3kmの長い下り坂になります。路面は、除雪された圧雪面に、軽めの雪が降り積もっている状態でした。
ゆきぴゅー:あっ、前から大きな除雪車がきましたわ!
藤島さん:こういう下りの雪道で大きな車両とすれ違う時って、ちょっと緊張するかもしれませんね。
ゆきぴゅー:でもシンクロウェザーはちゃんと思い通りのイメージのラインを走れる感じがします。
藤島さん:よかったです! これだけ雪が深くなってくるとオールシーズンタイヤでは足をすくわれそうな感じがするんですが、しっかり走れていますね。
二日目の目的地である苗場スキー場の駐車場で、T-Crossを停める際に、10cmほど積もった新雪路面で何度か前後するシチュエーションがあったのですが、そんなシーンでもシンクロウェザーはしっかりと雪上性能を発揮していました。
ゆきぴゅー:滑り出すと少し左右にブレるけれど、そこからアクセルをそっと開けていくと、ちゃんと前に力がかかって進んでいきますわ!
藤島さん:滑った時にどういう操作をしたらちゃんとクルマが前に出てくれるのか、タイヤが教えてくれることって結構大事なんですよ。
ゆきぴゅー:となるとアクセルペダルは慌てて踏まないほうがいいですよね?
藤島さん:そうですね。“急”がつく操作はクルマの挙動を乱してタイヤと路面の表面が余計に滑りやすくなっちゃいます。そっと操作するのは大前提なんですけど、万が一タイヤのグリップが限界に達してしまい滑り出しても、アクセルをちょっと待ってから踏んだらいいのか? グリップが回復してちゃんと前に出ていこうとしているのか? その感触が曖昧なタイヤだとドライバーが操作をしすぎちゃって余計に挙動が乱れるんですが、その点このシンクロウェザーは好印象です。
苗場スキー場でスノーモービル初体験
苗場スキー場に到着しました。駐車場にクルマを停めたらスキー&スノーボード客でにぎわうゲレンデへ。実はとっておきのウィンターアクティビティを予約していたのです。それがスノーモービル体験!
苗場スキー場内にある「カッパスノーモービルランド」で受付後、ガイドさんから簡単な運転操作のレクチャーを受けたら、ひとり一台にまたがって雪原へGo!
エキサイティングな雪上走行体験は、スキーともスノボとも違う、冬の新感覚アクティビティでした。「カッパスノーモービルランド」では、手軽な10分体験コースと60分のツーリングコースの2種類が用意されていて、3月いっぱい楽しめます。
苗場スキー場をあとにして
苗場スキー場からの帰り道は、再び藤島さんがハンドルを握りました。早朝は「どのくらい積もっちゃうんだろう?」と心配していた国道17号線でしたが、昼間は気温が若干上がったからか、雪は降り続いていてもすぐに解けてしまってウェット状態。とはいえ場所によってはシャーベット状のところもある微妙な路面です。
藤島さん:こういう山間部って、鹿とか小動物が急に飛び出してきたりすることもあるんですよね。そんな時はブレーキをパッと踏まないといけないから、タイヤのグリップ限界が低いと制動距離が想像以上に長くなることも。シンクロウェザーは排水性能の高い“V字”のトレッドパターンを採用しているので、急なブレーキでも安心感がありますね。
ゆきぴゅー:タイヤが滑る原因って何なんですの?
藤島さん:路面とタイヤの間にある水が滑る原因なんです。スタッドレスタイヤは冬の滑りやすい路面でのグリップを高めるために、トレッド面に柔軟性の高いゴムを使っていますが、路面に密着しやすい代わりに、多量の水を素早く排出できずグリップが得にくくなってしまう。その点シンクロウェザーは排水性の高いV字のトレッドパターンだし、アクティブトレッドによってウェット路面に適したゴム質に変化するので安心です。
ゆきぴゅー:排水性を大事にしているということは、溝から水を逃げていくようにしているということ……。だからタイヤが路面をつかみやすくなるんですね! スタッドレスタイヤとシンクロウェザーの一番の違いは、水の上での制動力でしたものね。
「道の駅たくみの里」で地元産の農産物をおトクにゲット
関越自動車道に乗る前に立ち寄ったのは、みなかみ町にある「道の駅たくみの里」。ここでは「安い! 安い!」を連呼しながら、りんごやいちご、ブロッコリーなど地元農産物のお買い物を楽しんできました。
この道の駅には、カフェや食堂などの飲食店をはじめ、ブルーベリー園やさくらんぼ園、ぶどう園などの農園もあるそう。季節を変えて“また訪れたいリスト”入りした道の駅でした。
困るシーンがなかったシンクロウェザー! カーライフの幅が断然広がる予感
「シンクロウェザーって、実際にはどこまで動けるですの?」がテーマのドライブロケでしたが、「都心部から群馬、新潟の雪山へ走っていっても、困るシーンはなし!」という結果になりました。
藤島さん:街なかのドライ路面から高速道路、下道に降りて山あいを走ると途中からだんだんシャーベット状の路面になって、うっすら圧雪された白い路面、しかも雪解け水のウェット路面も走りましたよね。そして今日はスキー場付近で新雪の雪上と、いろいろな路面をシンクロウェザーで体験しました。
ゆきぴゅー:いろんなシチュエーションで試して、これだけ走れるってすごいですわね。雪道での発進で困ることもなかったし、スタッドレスタイヤほどのグリップを得られないかも~と予測して優しくアクセルを開けていくと、ちゃんと前に動いてくれましたわ。
藤島さん:サマータイヤを履いているクルマは、雪が降ったらすぐに危険な状態になるので、そういう時に慌てなくて済むのがいいし、なにより保管・交換費用もかからない! 1年に数回しか雪が降らない都市部に住んでいる人には、シンクロウェザーがお勧めですよね。
ゆきぴゅー:とはいっても、雪道でもかなりの走破性能があると分かったので、特に冬の旅の目的地の幅がぐ~んと広がりますわね。
タイヤは安い買い物ではないし、シンクロウェザーも安いタイヤかというとそうではありません。ただ、サマータイヤとスタッドレスタイヤの2セットを買って、なおかつホイールをもう1セット用意して、冬季になったら時間とお金を使って交換して、使わないタイヤを預かってもらうのにもお金がかかるとなれば、考え方次第でお買い得感あるのではないでしょうか?
マルチで頼もしい性能と、シンクロウェザーだけで一年を過ごせる層(私を含めて!)は確実にいるな~を実感した群馬・新潟ロケでした。