三菱自動車、i-MiEVを電力源とするねぶた祭「i-MiEV ねぶた PROJECT」開催
10月15日に長崎県五島市福江島で開催

i-MiEV ねぶた PROJECT

2011年10月15日開催



7月にマイナーチェンジしたi-MiEV

 三菱自動車工業は、10月15日に長崎県五島市、京都造形芸術大学と共同で電気自動車(EV)「i-MiEV」を活用するねぶた祭「i-MiEV ねぶた PROJECT」を、長崎県五島市福江島で開催する。荒天時の場合は10月16日に開催する。

 i-MiEVから定格1500Wまでの電源供給装置(試作機)を介して巨大なねぶたの灯りをともすという、産官学連携イベント。ねぶたの制作に現代美術家の椿昇氏を起用し、人の声や拍手の音などに反応して色や映像が変わるといった最先端技術も盛り込む。

 また、五島列島では116台のi-MiEVがレンタカーなどで使われており、そのうちの数台に100Wまでの電力供給が可能な「ACパワーサプライEZ」を接続し、オブジェやプロジェクターを通して商店街全体をライトアップするなど、i-MiEVを活用した演出を多数展開する。さらに子供たちを交えたねぶた作りのワークショップも行われる。

 こうした取り組みの背景には、EVの電力を家電製品でも使いたいというニーズの高まりがあり、そのため三菱自動車は、試験的に使用される大電力給電装置の開発を早めた。

 大電力給電装置は2011年度中の商品化を目指している。

(編集部:小林 隆)
2011年 9月 29日