ニュース
首都高、八重洲線の12月開通へ向け最後の一括架設工事を完了
八重洲線高架橋の設置はほぼ完了
(2013/9/10 13:12)
首都高速道路は9月8日の深夜、首都高八重洲線高架橋における最後の一括架設工事を実施した。
首都高八重洲線は、東京都市計画道路環状第2号線整備に関わる高架橋の架け替え工事のため2012年の7月から通行止めとなっている。環状第2号線は汐先橋交差点の地下にトンネルを建設し、首都高八重洲線と交差するようにして建設される予定だが、この際、従来の八重洲線高架橋の橋脚がその妨げとなっていた。この工事は障害となる橋脚を撤去し、首都高八重洲線の高架橋を再設置するためのものだ。
今回使用された多軸台車は5軸台車と3軸台車を連結した8軸の車両。これが長さ25.5m、幅8.7m、重量125t(架設桁115t+架設材10t)の架設桁を現場まで運び、最後の設置作業を行った。あらかじめ現場近くで組み立てておいた架設桁を多軸台車で一気に運ぶという工法により、交差点の通行止めは一晩だけで済む。
現場では8日の午前0時より汐先橋交差点の通行止めを開始。その30分後には架設桁を乗せた多軸台車が移動開始し、0時45分には所定の位置に到着。到着した架設桁はあらかじめ設置された吊上設備に接続され、1時30分頃からおよそ50分ほどかけて取り付け予定位置に吊り上げられた。
今回の工事によって首都高八重洲線高架橋の設置はほぼ完了し、今後は12月の開通を目指して最終的な工事が進められる。