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スバル、次期インプレッサを示唆する「インプレッサ セダン コンセプト」をLAオートショーで世界初公開

次期型は米インディアナ工場でも生産

2015年11月17日〜19日(現地時間)開催

プレスカンファレンスでスピーチを行う富士重工業 吉永泰之社長

 2015年ロサンゼルスオートショーにて、スバル(富士重工業)は次期インプレッサを示唆する「インプレッサ セダン コンセプト」のワールドプレミアを行った。

 プレスカンファレンスでスピーチを行った富士重工業の吉永泰之社長は、「スバルは新型フォレスターの導入などの影響を受けて、好調なセールスを持続しています。2015年度の上半期に全世界で47万2000台を販売しました。これは新記録で、通年でも95万3000台を販売する見込みです。アメリカ市場も同様に好調に推移していて、毎年成長を示しています」とグローバルで高成長を遂げていることを紹介。

 また、今回ワールドプレミアを行ったインプレッサ セダン コンセプトについては、「このコンセプトモデルが示唆している次期インプレッサから新世代のモデルへと切り替わります。新しいプラットフォームが採用され、その後に登場する車種にも展開していきます。新しいプラットフォームの採用とともに、さらに安全性を拡張します。また、現行インプレッサは国内のみでの生産でしたが、次期型はアメリカでも生産します。現在、インディアナの工場では約18万台が生産されていますが、2016年末までには40万台へ生産能力を向上させます。そのために50億ドルの投資を行います。生産能力の向上により、アメリカ市場で商品が品薄になっているアウトバックの量産にも対応できます」とコメント。

 このように、次期インプレッサから世代が切り替えられ、新たな技術やデザインが採用させるようだ。また、好調なアメリカ市場に対応するために大幅な投資も実施するというのがプレスカンファレンスの主な内容となった。

ワールドプレミアされたインプレッサ セダン コンセプト

 東京モーターショーで初公開した「インプレッサ 5-DOOR コンセプト」に続いて、ロサンゼルスオートショーで発表された「インプレッサ セダン コンセプト」。ともに2014年5月に発表された新中期経営ビジョン「際立とう2020」において、スバルが次世代モデルの第1弾として位置づける次期インプレッサのデザインスタディとなる。

 セダンと5ドアコンセプトはともに躍動感に溢れたデザインが特徴になる。近年、スバルがデザインテーマに掲げているのが「ダイナミック」と「ソリッド」の2つで、その両要素をバランスを見ながら盛り込んでいる。ただ、見た目だけのデザインではなく、空力特性も考慮した上のデザインであって、機能性を持っているのも特徴の1つになる。

インプレッサ セダン コンセプトのボディーサイズは4555×1880×1453mm(全長×全幅×全高)。ホイールベースは2670mm

 具体的には、コンパクトなセダンスタイルの要所に躍動感を感じさせるキャラクターラインを配していて、スバルが提供する価値である「安心と愉しさ」のデザイン表現を行っているという。また、エクステリアカラーには、スポーティさとエネルギッシュな印象を追求した「ルビーレッドメタリック」を採用するとともに、高い質感を持つグロスブラックを随所に組み合わせた。

 吉永社長のスピーチでも明らかになったように、次期インプレッサからプラットフォームが刷新される。併せてデザインも躍動感を全面的に押し出したスポーティかつスタイリッシュなものに改良される。水平対向エンジンとシンメトリカルAWD、先進のアクティブセーフティがもたらす機能面や安全性に加えて、高いデザイン性も兼ね備えるというのが次世代商品群の特長になるようだ。

スバルらしさの象徴であるヘキサゴングリルからホークアイヘッドランプまでを一体感を持って立体的に成形。あらゆるラインの起点になるのがフロントフェイスで、塊感の元となっているという
フロントと同様にコの字のデザインを採用したテールランプ。ワイド&ローのスタンスを表現している
フロントフェンダーからリアショルダーまで繋がるベルトラインとドアパネル下から跳ね上がってくるキャラクターラインなど、サイドは躍動感を大幅に向上させている
タイヤサイズは前後ともに235/40 R19。ショーモデルならではの大口径サイズ

(真鍋裕行)