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プジョー、フランクフルトショーで新型「308」を世界初公開

よりスポーティな「308 R Concept」に加え、新型「3008」「5008」なども展示

新型「308」
2013年8月26日(現地時間)発表

 オートモービル・プジョーは8月26日(現地時間)、フランクフルトモーターショー(プレスデー:2013年9月10日~11日、一般公開日:9月14日~22日)の出展概要を発表した。同社のブースでは新型「308」(ハッチバック)を世界初公開するとともに、よりスポーティな「308 R Concept」や、新型「3008」「5008」なども展示する。

新型308は新プラットフォーム「EMP2」を採用

308 R Concept

 Cセグメントに属する新型308は、新プラットフォーム「EMP2(エフィシェント・モジュラー・プラットフォーム2)」を採用。これにより従来の308と比べ140kgの軽量化を可能にするとともに、全長4250mmともっともコンパクトなモデルとなった。さらに低重心化や電動パワーステアリングの採用などによって「最高レベルでの敏捷性、快適なハンドリング、そしてロードホールディングの達成を可能にした」と言う。

 エンジンはガソリンとディーゼルで計5種類を設定。Cd値は0.28を実現。ブラインド・スポット・モニタリング、ダイナミック・クルーズコントロール、緊急衝突警告システム、緊急衝突ブレーキングシステムといった装備も用意する。

 2014年春にはCO2排出量82g/kmを達成した3気筒1.2リッターターボガソリンエンジン、新世代の6速ATといった新技術が盛り込まれる予定。

 また、新型308に加えよりスポーティな「308 R Concept」も展示する。

 308 R Conceptは、車高を落とすとともに19インチのワイドタイヤを装着し、スポーティかつアグレッシブな出で立ちが特徴的。詳細は不明なものの、カーボンファイバー製のボディーはツートーンカラーに塗装され、搭載する4気筒1.6リッターガソリンエンジンは最高出力270PSを発生すると言う。

RCZの高性能版「RCZ R」、スーパースポーツカーのコンセプトモデルなどを展示

 新型308に加え、フローティンググリルを採用するなど新デザインのフロントマスクに変更した新型「3008」「5008」を展示。インテリアではレーザー彫刻を思わせるセンターコンソールに加え、リアビューカメラ、フルカラー・ヘッドアップディスプレイなどの新装備が与えられている。

 また、回生エネルギーを圧縮空気として貯め、圧縮空気で油圧モーターを駆動してエンジンをアシストするハイブリッドシステム「Hybrid Air」搭載の「2008 Crossover」、石油メーカーのTotalと開発した「208 HYbrid FE」、「Blue HDiディーゼル排ガステクノロジー」を搭載した「308」「508 SW」、7月の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で公開されたRCZの高性能版「RCZ R」、600PSのV型8気筒ハイブリッドHDi 3.7リッターエンジンをミッドシップにマウントするスーパースポーツカーのコンセプトモデル「Onyx(オニキス)」などを展示する。

Totalと開発した「208 HYbrid FE」
新デザインのフロントマスクに変更した新型「5008」
RCZの高性能版「RCZ R」

(編集部:小林 隆)