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【ITS東京2013】世界共通の交通に関する課題解決を目的とした「ITS世界会議東京2013」開幕

10月14日~18日。期間中は日本全国がITSの実証舞台に

展示会場となる東京ビッグサイトの西ホール
2013年10月14日~18日開催

ITS世界会議東京2013 組織委員会 委員長 渡邊浩之氏

 10月14日、20回目を迎える「ITS世界会議東京2013」が開幕した。会期は18日まで。この会議はITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)を利用して、「安全・安心」「環境・効率」「快適・利便」といった世界共通の交通に関する課題の解決を模索するもの。

 1994年のパリを皮切りに毎年世界各地で開催されており、日本では第2回の横浜、第11回の名古屋に続き、今回の東京で3回目の開催となる。メイン会場は企業や自治体などがブースを出展し展示会が開かれる東京ビッグサイトで、日本をはじめ中国、韓国、台湾といったアジア圏、ヨーロッパ、北米など240あまりの出展社が展示を行う。そのほかにも神奈川県、愛知県、広島県、長崎県などでITSの現状を見学するツアーが行われるなど、期間中は日本全国がITSを実証する舞台となる。

 展示会場がオープンとなる10月15日には、今回の会議の組織委員会委員長を勤める渡邉浩之氏によるスピーチが行われた後、各国の代表やスポンサーによるリボンカットが実施された。

 展示会の模様は後日リポートする。

各地域の代表やスポンサーによるリボンカット
豊田章男氏をはじめ自動車・電機メーカーのCEOなど経済界の重鎮がずらり
天井には過去の開催地のタペストリーが並ぶ
一般向けの展示会ではないため会場は比較的余裕がある(既報のとおり、東京ビッグサイトから少し離れた青海西臨時駐車場では一般ユーザーが参加できる体験型イベント「高度運転支援・自動運転デモ」を実施している)
国内の乗用車メーカーはトヨタ自動車、本田技研工業、日産自動車、マツダ、スバル(富士重工業)、三菱自動車工業、スズキ、ダイハツ工業とすべてがブースを出展
電機メーカーや部品メーカーも数多くブースを構える

(安田 剛)