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JAL、CAもすべて男性の「こいのぼりフライト」を実施
JAL1665便とJAL1666便で実施
(2014/5/6 00:00)
JAL(日本航空)は5月5日、端午の節句(こどもの日)に合わせて男性スタッフのみで運航を行なう「こいのぼりフライト」を実施した。
運航に関わる業務すべてを男性が行なうイベントで、端午の節句に合わせて2009年から毎年5月5日に実施。今年で6回目となる。同社は3月3日の桃の節句には女性スタッフのみで運航を行なう「ひなまつりフライト」も同じく2009年から実施している。
女性のスタッフが多い地上係員やCA(客室乗務員)も含めて男性のみで担当。特にCAの男性スタッフは非常に少なく、JALに在籍する約6000名のCAのうち男性は約70名で、そのほとんどは海外を拠点にする外国人客室乗務員。1つの便のCAすべてが男性になるのは、事実上、この「こいのぼりフライト」に限定される。
今回のこいのぼりフライトでは、8名の男性CAが乗務。乗務前に搭乗ゲート前に勢揃いし写真撮影に応えた。また、機内食ケータリング、旅客地上スタッフ、ラウンジスタッフ、グランドハンドリング、整備士、パイロット、オペレーター(運航管理者)、給油担当の各スタッフも搭乗前に整列。やはり男性の地上係員により、各スタッフの担当業務等が紹介された。
今年のこいのぼりフライトの対象便は、羽田空港発/出雲空港行きのJAL1665便(9時55分発/11時15分着)と、その折り返し便となるJAL1666便(出雲空港12時5分発/羽田空港13時25分着)。ただし折り返し便(JAL1666)は出雲空港のグランドスタッフを男性スタッフで揃えられないために、全スタッフを男性が担うのは往路のJAL1665便のみとなる。機材はボーイング767-300型機(登録記号:JA8398)。
搭乗客にはスタッフによる手書きのメッセージが書かれた「感謝カード」が配られたほか、機内では柏餅もサービスされるという。乗客は174名(幼児9名を含む)。雨がぱらつく、あいにくの空模様となってしまったものの、地上から多くの男性スタッフに見守られる中、こいのぼりフライトのJAL1666便は定刻通り出雲へ旅立っていった。