ファッションショーの舞台となった国際線旅客ターミナル4階にある江戸舞台には多くのファンが詰めかけた JAL(日本航空)は9月27日、東京国際空港(羽田空港)国際線旅客ターミナルにおいて、客室乗務員が歴代の制服を披露するファッションショーを開催した。
例年、空の日(9月20日)前後に各地の空港においてさまざまなイベントが開催されており、東京国際空港でも「羽田空港 空の日フェスティバル2014」を実施。「B-200フライトシミュレーター体験搭乗」「航空機及び空港車両展示会」といった事前募集型のものから「空の日限定空弁販売」「着ぐるみによる行進」など、ファンからファミリーまで幅広く楽しめるもので、このファッションショーもその一環として行われたもの。
ショーではJAL、JAS(日本エアシステム)、JALエクスプレスが、歴代15種類の制服を披露。10月1日にはJALとJALエクスプレスの合併が控えており、両社にとっては最初で最後の合同ファッションショーとなった。
日本エアシステムの初代制服。東洋紡によるデザインでマリーゴールドのワンピースにホワイトのパンプスと手袋の組み合わせ 1971年10月に制定された日本エアシステムの2代目制服。コーポレートカラーのオレンジをベースとしたツーピースデザイン 1975年の冬制服からは3代目としてセルリアンブルーのスリーピースが登場。レッドとグリーンを組み合わせたスカーフが印象的 レインボーセブン(ボーイング777-200)の導入とともに5代目に。社内のプロジェクトチームによるデザインで、ジャンパースカートとジャケットのアンサンブルを採用。カラーは夏服がライトブルー、冬服が濃紺と2種類用意された 日本航空が行った1951年の試験飛行時に用意された制服。3つボタンのシングルジャケットにロングスカートの組み合わせ 1954年2月の国際線開設を記念して登場した2代目制服 1967年3月に世界一周路線を開設したことを記念して4代目制服に。森英恵氏によるデザインで真珠をあしらった鶴丸ブローチがワンポイント ジャンボジェット(ボーイング747)の就航にあわせて5代目制服が登場。4代目と同じく森英恵氏によるデザインだが、当時の流行を取り入れ大胆なミニスカートのワンピースに テレビドラマでお馴染みになった6代目制服。インナーの長袖ボディーシャツは写真の赤だけでなく青も用意されていた。こちらも森英恵氏によるデザイン 1987年11月の完全民営化に伴って登場した7代目制服。ミリタリー調のツーピースは7830点の中から選ばれた公募デザイン JALとJASの統合を記念して9代目制服が登場。新しいJALマークとなった「太陽のアーク」をイメージしたデザイン 2013年6月から採用されている現行制服。デザインはJALグループ各社共通でスカーフのみ色違いとなっている JALエクスプレスの初代制服。国内エアラインでは初の赤ジャケットに7分袖のブラウス、ストライプ柄スカーフの組み合わせ キャストの声を元に刷新された2代目制服。初代のイメージそのままにより機能的なデザインとなった JALエクスプレスの歴代制服。左から初代、2代目、現行