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JAL、7年ぶりに有志の社員が神田明神の節分祭豆まき式に参加

ドライ納豆や感謝カードなどを配布

2015年2月3日開催

日本航空 代表取締役副社長 佐藤信博氏のほか、25名のJAL社員が有志として豆まき式に参加

 江戸総鎮守 神田明神で2月3日、恒例の節分祭豆まき式を開催。地区の関係者や著名人など420名前後が参加して鳳凰殿の2階から豆まきが行われた。

 この中に、JAL(日本航空)の代表取締役副社長 佐藤信博氏のほか、25名のJAL社員たちが有志として参加。JALは2008年までグループによる地域活動参加の一環として、同神社の豆まきに参加していたが、2010年の破綻以降は自粛していた。しかし、神田明神側からの招待と「お客様への感謝の気持ちを伝えたい」ということから、2015年から有志(有給休暇を取得し、交通費も自己負担の自主的な参加)の社員26名が集い、7年ぶりに豆まきに参加した。なお、参加したのは、佐藤氏ほか運航乗務員2名、整備士2名、客室乗務員7名、空港職員8名、販売スタッフ2名、間接部門4名となった。

 JAL社員たちの豆まきは、5分前後にわたり2回行われ、神田明神が用意した豆に見立てた袋入りの菓子やミカンのほか、JAL機内で配られるドライ納豆がまかれた。ほかにも豆拾いに集まった参加者に、アメが2つ入った感謝カードなども手渡された。参加者たちからは「いつも乗っているよ」「頑張れ!」といった声援もちらほらと聞かれた。佐藤氏は「平日でほかの役員が仕事をしているところで申し訳ないが、声援が聞けて嬉しかった」と語っている。JALが破綻という邪気を完全に払い、再建という福がやってくることを願うところだ。

神田明神 鳳凰殿の2階に佐藤副社長をはじめJALの社員たちが並び、かけ声とともに一斉に豆まきが行われた
豆まき用の升は全部で430個前後が用意された。関係者によると、今年は豆まきの参加者が多いとのこと。升のなかには駄菓子が詰められ、紙が付いている駄菓子を拾うと神田明神からさらにプレゼントがもらえる
豆まきの終了後、境内でオリジナル柄のアメ入り感謝カードが配られたが、希望者が殺到して数分で配布終了となった

(シバタススム)