まるも亜希子の「寄り道日和」

新米ママと一緒にクルマ選び「VERY児童館」に参加しました

配信の際に実車を展示していたのは、2代目となったトヨタ「アクア」。長距離移動も快適で上質な走りと、広くなった後席や荷室、コネクテッド機能や先進安全運転支援システムを手に入れ、ファミリーにもおすすめできるコンパクトカーに進化しています。非常時給電システムが全車標準装備となったことも、大きな魅力ですよね。参加者の皆さんからも「欲しくなりました!」と好評でした

 滝沢眞規子さんや黒田知永子さんといった多くのカリスマモデルを生み出し、仕事・結婚・出産・育児をこなしながら輝く女性たちを応援するファッション誌「VERY」。ファッションに疎くてもその名は知っているという人が多く、私も昔から憧れてよく読んでいた雑誌です。

 そんな「VERY」が、コロナ禍で出産したママ、プレママたちが思うようにママ友などの味方やコミュニティーをつくる場を失い、リアルな情報を得る機会が少なく不安や孤独を抱えているのではないかと気遣い、少しでも同じ境遇のママたちとつながれるような仕組みを提供したいと、立ち上げたのが「VERY児童館」だったそうです。

 このデジタル時代にいまだ発行部数約24万部(2019年1月~3月時点)を誇り、トータルオーディエンス数460万人を抱える「VERY」には、新米ママの読者層も多いので、オンライン上で自分と同じように育児に奮闘するママ同士の顔が見え、いろんなテーマについて話し合える場というのは、もし私が初めての出産で大変な思いをしている立場だったら、本当に心強く感じるだろうなと思います。

 基本的には、「VERY児童館」に参加できるのは0歳児ママで、Zoomを使った月1回のオンラインイベントがメイン。みんな、カメラONで参加してママとお子さんの様子を見ながら、いろんなテーマで質問や意見、相談など声を出し合い、楽しい時間を過ごしているそうです。テーマは例えば、絶大な人気を誇るエステティシャン・高橋ミカさんによるベビーマッサージとか、離乳食、絵本の読み聞かせ&手遊びなどなど多彩。ゲストには現役VERYモデルの東原亜希さんと、そのご主人である柔道家の井上康生さんが参加され、4児の子育てに奮闘する中での経験を語ってくれるのも、このVERY児童館でしか見られない貴重なシーンとなっています。特に、普段のテレビなどでは寡黙なイメージのあった井上さんが、面白いコメントを多発して実はとてもチャーミングだということがわかり、ファンが増え続けているのだとか。

 さて、そんな「VERY児童館」の想いに共鳴し、協賛している企業の中にトヨタ自動車があり、なんと「クルマ」をテーマとしたスペシャル回が開催されることになって、私もゲストとして参加させていただくことになりました。赤ちゃんがいると、お出掛けにはクルマがあるととても便利で助かるものの、一方では運転に不安があったり、どんなクルマを選んだらいいかが分からなかったり、悩んでいるママも多いのです。また、赤ちゃんとのドライブはどんなところに注意したらいいのか、持参すると便利なグッズは何かなど、先輩ママに教えてほしいという意見も多いんですよね。

土曜日でお休みのトヨタ自動車東京本社の1階ロビーに特設スタジオが設置され、オンラインでママたちにつながる場を提供する「VERY児童館」の配信が行なわれました。右からVERY編集長の今尾朝子さん、VERYライターの栗生果奈さん、私。オンラインのゲストにモデルの東原亜希さん、柔道家の井上康生さんご夫妻、With Midwifeの助産師・岸畑聖月さんが参加されました

 ということで当日は、「第1部/みんなどうやって“自然遊び”してる?座談会」「第2部/先輩ママたち、車の専門家、みんなで一緒に車選び座談会」「第3部/赤ちゃん家族にすすめたい!今どき、車の最新事情」という3部構成でVERY児童館がスタート。トヨタ自動車東京本社の1階ロビーに配信スタジオを設置して、アクアの実車とともに配信をお送りしました。参加者の皆さんは、お家のリビングなどでお子さんやご主人と一緒に、くつろいだ様子で参加してくださっていて、その数なんと200人オーバー。こんなにもたくさんのママが興味を持ってくださったのだと思うだけで、胸がいっぱいでした。

 そして今回も、井上康生さん・東原亜希さんご夫妻がゲスト出演してくださったのですが、なんとご家族で実際に使っている愛車の中からご登場! これにはみんなビックリで、しかも東原さんはどこへ行くにも自分で運転するほどのドライブ好きで、年間5万kmくらい走るというからさらに驚き。それって、クルマを仕事にしている私と同じくらいの走行距離なんですけど……とのっけから大盛り上がりになりました。

 さらに、先輩ママたちに事前アンケートをとり、赤ちゃんを連れて行くのにオススメのスポットや、車内に置いてあるグッズにもたくさんのコメントが。東原さんも「クルマは必要なものをなんでも積んで移動できるのがいいところ」と語り、井上さんいわく「ドラえもんのポケットみたいに、なんでも出てくる(笑)」とのこと。災害などの備えも兼ねて、アウトドアで使う大容量のウォータータンクも積んでいて、子供と急きょ海で遊んだときに手や足を洗うなど、いろんなシーンで大活躍しているそうです。

 この後も、これからファミリーカーの購入を検討している参加者にお悩みを語っていただき、私がぴったりのクルマをアドバイスする相談コーナーなど、2時間近くにわたってイベントは続きました。その都度、チャットで自由にコメントを入れていただいて、気になるコメントがあると直接つないで話を聞くなど、オンラインではあるけれども、実際にみんなでワイワイと楽しんでいるような雰囲気がとてもよかったなと思います。

 コロナ禍以前は、公園や児童館、習い事などでママ友をつくったり、情報交換しあったりすることで、新米ママとして足りないところを心身ともに助け合い、一緒に育児の大変なことを乗り越えていくことができましたが、そういうことがやりにくくなった今、このVERY児童館が不安を抱えているママたちの“子育てのスタート地点”を担っていることをヒシヒシと感じたイベントでした。

 自分たちのファミリーにピッタリのクルマを選び、適した使い方をすることで、育児の心強いサポーターになってくれるのがクルマです。少しでも、クルマによってラクになるママ、息抜きをしたり楽しい時間を過ごしたりできるママが増えますように。私も引き続き、できることから応援していきたいと思います。

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Zなど。 現在は新型のスバル・レヴォーグとメルセデス・ベンツVクラス。