まるも亜希子の「寄り道日和」

安全運転応援活動のリアルイベント開催しました

2回のトークショーにゲスト出演してくださった、首都高速道路の女性パトロール隊員である松澤さん、遠藤さん、石塚さんの3名と、女性社員である井上さん、長塚さんの2名。お話を聞いていて、皆さんとても仕事に誇りを持ち、首都高を利用される皆さんの安全を第一に日々奮闘されているんだなということを実感しました。「なぜこのお仕事をしようと思ったんですか?」という質問には、「事故処理をしている隊員さんを見てカッコいいと思ったからです」といった女性らしいお答えもあって、なんだか親近感が湧きました。こうした皆さんの活躍が、首都高での快適なドライブを支えてくださっているんですね。もし、皆さんも首都高で故障など困ったことになったり、落下物などを見つけたら「#9910」に通報してくださいね

 9月27日「女性ドライバーの日」にちなみ、2019年から吉田由美さんと一緒に安全運転応援活動をスタートしてから丸3年。コロナ禍でなかなかリアルなイベントができなかったのですが、今回からユニット名を「OKISHU(オキシュー)」とあらため、ようやくお客さまと直接コミュニケーションがとれるイベントを開催することができました。それが、3連休の最終日、9月25日に、A PITオートバックス東雲と共催となった「女性ドライバー応援キャンペーン 〜ご家族での参加も大歓迎〜」。首都高速道路とホンダアクセスが協賛してくださり、見応えのあるとても華やかな内容となって、ファミリーを中心にたくさんのお客様に楽しんでいただくことができました。

 会場ではまず「道路のヒーローたち大集合」ということで、都内でも山手トンネルでしか見ることができない貴重な首都高の黄バイをはじめ、ランクルのパトロールカー、大事故の際に活躍するレッカー車、イベントでは初披露となったホメパトことスマートドライバーの最新モデルがズラリ勢揃い。レッカー車以外は中に乗ることもできるとあって、大人も子供も興味津々。お昼ごろにはなんと、湾岸警察署から白バイがサプライズ参加してくださり、あっという間に人だかりができるほどでした。

2022年9月25日にA PITオートバックス東雲で開催された「女性ドライバー応援キャンペーン 〜ご家族での参加も大歓迎!〜」の屋外会場は、こんな賑やかな雰囲気になりました。首都高で活躍するパトロールカー、黄バイ、レッカー車に加え、運転を叱るのではなく“褒める”、ホメパト8代目となる三菱アウトランダーPHEVも登場! 大人気SUV、ホンダ・ヴェゼルの純正アクセサリー装着車も女性たちの視線を集めていました。吉田由美さんと私の安全運転応援活動のユニット「OKISHU(オキシュー)」として、初めてのリアルイベントということでまだまだ手作り感満載でしたが(笑)、首都高速道路、ホンダアクセス、日本自動車タイヤ協会、A PITオートバックス東雲の皆さまの多大なるご協力によって、無事開催できたことが本当に嬉しかったです

 もちろん、お子さま向けの黄バイとパトロールカーのペダルカーもあり、首都高隊員と同じ制服を着て写真が撮れるキッズコーナーでは、子供たちの得意満面の笑顔が印象的。なかなか制服を脱ぎたがらない子や、何度もペダルカーに戻ってくる子もいて、そんな様子を見ているだけでほっこり癒されてしまいました。道路のヒーローたちは、やっぱり子供にとって憧れの的ですね。

お子様たちに大人気だったのが、小さな黄バイとパトロールカーに乗ることができるキッズコーナー。首都高隊員と同じ制服を着て、嬉しそうにはしゃぐ笑顔を見ているだけで、こちらまで嬉しくなりました。レッカー車以外は実際に運転席に座ったり、またがったりできるようになっていたので、大人たちも珍しそうに見学していました。こうした体験によって、将来、首都高に携わる仕事を目指すきっかけになったり、少しでも交通安全について興味を持ってもらえたらいいなと思います

 そして、女性にも大人気のSUV、ホンダ・ヴェゼル(純正アクセサリー装着車)と、ホンダアクセスが扱う女性に嬉しいアクセサリーたちの展示、いざという時に役立つ「ガラス割り体験」「シートベルトカッター体験」もありました。最近とくに、豪雨や台風の影響で水没する映像などがニュースで流れることもあって、万が一水没してドアが開かなくなったときに、ガラスを割って脱出するというイメージは皆さんお持ちのよう。でもなかなか普段はクルマのガラスを割る練習なんてできないし、「いざそうなったら、自分にちゃんとできるのかな」という不安はありますよね。そこで、ホンダアクセスが販売している「スマートレスキュー」を使って、体験専用に作られたクリアボックスの中でクルマの窓ガラスを割る体験コーナーを設置。コツをつかめばそんなに強く力を入れなくてもバンッと大きな音で割れるガラスに、皆さんビックリしつつも「やってみてよかった!」と喜んでいただきました。

こちらはホンダアクセスが用意してくださった、ガラス割り体験コーナー。水没や豪雪などで、万が一車内に閉じ込められた際に、「スマートレスキュー」というアイテムを使って、ドアの窓ガラスを割って脱出する時を想定したものです。ボールペンのような形をしていて、安全のためにビニール手袋をしてクリアボックスの中に立てかけたガラスを割るのですが、あまり力を入れなくても一瞬でガラスがこなごなに! バンッと大きな音がするのでビックリしますが、割れたあとも、あまり飛び散らないような技術でガラス作られていることがわかったり、やってみて初めて分かることがたくさんあって、皆さん感心されていました

 また、私たちの安全運転応援活動「#置きシュー」に続くプロジェクト第二弾となる「#ハリミゾ」が、定期的なタイヤチェックを呼びかける活動ということで、日本自動車タイヤ協会が協力してくださり、自分でできるタイヤ空気圧チェックのレクチャーを実施。ガソリンスタンドや洗車場などに置いてあるタイヤゲージの使い方が分からない、自分のクルマの適正空気圧が分からない、という人も多く、女性の来場者は「初めて使いました」「やってみると簡単ですね」との声が多かったです。

 今回のイベントのハイライトは、午前と午後の2回行なわれたトークショー。首都高の女性パトロール隊員3名と女性社員2名をゲストに迎え、首都高での安全対策やお仕事の内容、首都高をスムーズに走るためのコツなど、貴重なお話が盛りだくさんとなりました。

 中でも印象的だったのは、「お仕事をしていて、女性隊員でよかったなと思うことはありますか?」との質問に、隊員の松澤さんが「故障や事故などの救援に行って女性の方がいらっしゃると、処理が長時間になったりしてトイレに行きたくなる方が多いのですが、『女性が来てくれたので言い出しやすくてよかったです』と言っていただくことがあります」と答えてくださったこと。確かにその気持ちは同じ女性としてすごくわかる! と納得でした。

 ほかにも、合流や分岐地点の案内看板を、車線がどうなっているのかひと目で分かるように改善したり、首都高の出口から歩行者や自転車が入ってきてしまうのを防ぐために、センサーで検知できるようなシステムを導入しているところもあるなど、いろんなお話が出て私も勉強になりました。この模様は、首都高のYouTubeチャンネルや私たち「OKISHU」のYouTubeチャンネルでもアップする予定なので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。

 そしてもう1つ、店内でも女性ドライバー応援コーナーを設けて、さまざまなブランドのファッションやコスメのアイテムたちをセレクトして華やかにディスプレイ。「横浜元町キタムラ」「マカダミアナチュラルオイル」をはじめ、着るだけ、持つだけで今日からできる交通安全をテーマに、さりげないリフレクター(反射材)プリントをつけたTシャツやエコバッグ、ワンマイルポーチなども販売させてもらいました。イベントの合間にこっそり、お客さまの反応が気になって見に行ってみると、ちょうど若いカップルがTシャツを手に取ってくださっているところで、心の中で「きゃ〜」と大興奮(笑)。なんか、自分が製作に携わったものがお店に置かれて、誰かに手に取っていただけるのって、こんなに嬉しいものなんだと新しい発見でした。これがいつか、世の中の女性ドライバーたちの役に立ったり、悲惨な事故を1件でもなくすことにつながったらいいなと願います。

9月22日〜29日まで店内で開催されているのは、女性ドライバー応援コーナー。オシャレでカラフルな、とても華やかなディスプレイになりました。まずは「#置きシュー」にいち早く賛同してくださり、コラボでシューズバッグを製作した「横浜元町キタムラ」。車内で使うのにも便利なサイズのカラフルなトートバッグや、上質なレザーを使った素敵なキーケースが目をひきます。続いて美肌に欠かせない貴重なオイルをふんだんに使用したヘアケアアイテムの「マカダミアナチュラルオイル」。シャンプーやトリートメント、ヘアパックのほか、私も購入した洗い流さないトリートメントのスプレーが人気です。朝、ささっとスプレーするだけでしっとりツヤが出てまとまり、紫外線対策にもなるので重宝しています。ノイ・インテレッセのハイブリッドレザーを使ったお財布や、モトーリモーダでセレクトしたGabsのオシャレなバッグなどバラエティ豊かなコーナーになりました

 また、首都高とホンダアクセスがアンケートに答えるだけでトートバッグやハンドタオルなど素敵なプレゼントを用意してくださったり、AutoExeの提供でノイ・インテレッセとコラボしたおしゃれなタイヤチェッカーを女性の来場者にプレゼントしたり、無料でもらえるお土産も満載のイベントになり、とても喜んでいただけました。やっぱり、無料って嬉しいですよね(笑)。そんなこんなで1日を通してお子様連れのファミリーやカップルなどにたくさんご来場いただき、笑顔や驚きの声、熱心に説明を聞く姿などに触れて、やっぱりリアルイベントはいいなぁと実感しました。準備はものすごく大変だったけど、きっとまた、やりたいと思うことでしょう。本業に差し障りが出ない程度に、これからも安全運転応援活動を続けていきたいと思います。スポンサーさま、大募集中で〜す!(笑)

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラスなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSDとスズキ・ジムニー。