まるも亜希子の「寄り道日和」

久しぶりの「モビリティリゾートもてぎ」で新しい発見!

ハローウッズを隅々まで回るのは久しぶりで、こんな素敵なブランコができているのに出会いました。まるで、空に向かって揺れていく感覚は解放感いっぱい。大人も楽しいブランコです

 1997年の創業当時から、何度訪れたかわからないくらいの大好きな場所、モビリティリゾートもてぎ。最初はサーキットを走ったりレースを取材したりする方が多かったのですが、最近では娘を連れて、森やモビリティパーク(遊園地)へ行くことも多くなってきました。ここ2年ほどはコロナ禍であまり行けなかったのですが、つい先日、久しぶりに行ったらまた新しい発見が!

 まず今回、モビリティリゾートもてぎ内のホテルに泊まったら、お部屋が3月にオープンしたばかりの「スーペリアファミリー KUTSUROGI」という、とっても癒されるインテリアでテンションアップ。目を惹かれるのはお部屋の横幅いっぱいに広がる、シモンズ社製クイーンサイズローベッドが2台並んでいる光景です。ドアを開けるなり娘は「わぁ〜」と大喜びして、一目散にベッドへダイブしていました(笑)。もちろん私も続きました、ワハハ。

 このお部屋は靴を脱いでくつろぐのがお約束になっているので、おうちにいるみたいに過ごせるのがいいんです。そして、テレビCMなどで見て気になっていた、あのぐにゃぐにゃのクッション、ヨギーが置いてあってさらに大喜び。これはお部屋で過ごす時間、家族みんなで取り合いの人気者に。ぐでーっとできるのがまさに、KUTSUROGIですね。ここは最大4名まで泊まれるお部屋なので、ファミリーにピッタリです。

2023年3月22日に新しくオープンした「スーペリアファミリー KUTSUROGI」というお部屋に泊まってきました。淡いトーンのインテリアと、お部屋の横幅いっぱいに並んだベッドにテンションアップ! 娘はここぞとばかりにゴロゴロしていました(笑)

 そして、森を散策したり、レストランで腹ごしらえをしたりと、いつも通りに遊んでいるだけで、たくさんのSDG'sに出会えるのがモビリティリゾートもてぎのいいところ。グランドスタンドに近い、中央エントランスにあるカフェレストランOAK(オーク)で、毎度お気に入りのグリルチキンカレーを注文したら、木製のスプーンとフォークがついてきて、お皿も環境に配慮した容器に変わっていました。もちろん、映えを楽しむメニューでは相応のお皿が使われているのですが、こうしてメリハリをつけてきめ細かく対応するのが素晴らしいなと感心。いつも、イベントに合わせた限定の創作メニューが楽しみなカフェレストランOAKなんですが、この時はトライアル世界選手権の開催に合わせて、トンカツを重ねて岩盤に見立てた迫力満点の「岩盤セクション勝カレー」が登場。いったい誰がこうしたメニューを考案しているのか、今度取材してみたいです(笑)。

中央エントランスにあるカフェレストランOAK(オーク)では、木製のスプーンとフォークが使われていました。深刻なプラスチックごみ問題をなくすために、こうした取り組みは素晴らしいですね。

 さて、散策するだけなら誰でも無料で自由に楽しめるもてぎの森、ハローウッズ。かなり広いので、隅々まで歩くのは久しぶりだったのですが、ここでも新しい発見がありました。娘のお気に入りは、奥の方にある「みどりのぐるぐる広場」と、カブトムシの丘の近くにある見晴らしのいい木製ブランコ。最後に森のポーディアムのてっぺんに登って、パパのレース優勝祈願をして帰るのがお約束のコースなんです。

 で、今回もすっかりヘトヘトになって、じゃあそろそろ帰ろうと森のポーディアムに来てみると、なんと新しい立派なブランコができているではないですか! わ〜、こんなのできたんだ〜と、私もすっかり嬉しくなって飛びついてしまったのでした。ほかにも、ナメてかかると30分以上出られないこともある「ウリンボ迷路」とか、珍しいタガメなどの成長がみられる「水生生物研究室」など、時間があればいくらでも遊べるハローウッズです。

 さらに、人と自然とモビリティが融合するトライアル世界選手権の開催に合わせて、新しい取り組みとして開催された「もてぎの森のサステナビリティフェス」でもいろんな発見が。茂木町でオーガニック野菜づくりをする人たちや、移住してきた陶芸家さんなどが発信する茂木町の魅力を通じて、森と農と人がつながる交流の場となった「森と里のつながるマルシェ」の出店ブースをぶらぶらと見て回って、独創的な「つぼ焼きの冷やし芋」とか、ふわっと溶けるブルーベリーかき氷とか、たくさんの魅力があった中、ずっと探し求めていたモノが手に入って感激。それが、間伐材を使った炭でできた「お米にポン」というもの。

 わが家はどうも、水道から出るお水があまりよくないため、ご飯を炊くのもお湯をわかすのも温泉水というのをわざわざ買って使ってるんです。でもこのご時世、節約したいのにけっこうな出費。そんな時に、炊飯器にお米と一緒に入れて炊くと水道水でもすごく美味しく炊ける炭があると聞いて、探していたらここで出会えたというわけなのです。さっそく帰宅してご飯を炊いてみたら、ほんとにいつもより美味しく炊けて大満足。電気ポットに入れておくとカルキも取れるということで、次は試してみようと思っています。

もてぎの森のサステナビリティフェスで開催されていた「森と里のつながるマルシェ」で見つけた、間伐材を使用した炭の商品「お米にポン」。炊飯器に一緒に入れて炊くだけで、ごはんがおいしくなりました!

 いつ行ってもワクワクするモビリティリゾートもてぎ。まだの人もお久しぶりの人も、ぜひお出かけしてみてくださいね。

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラスなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSDとスズキ・ジムニー。