まるも亜希子の「寄り道日和」
デリ丸。に出会えたデリカミニ試乗会
2023年6月22日 10:00
テレビCMでの「ウェイ!」という掛け声(?)にすっかりハマり、見るたびに釘付けになっている三菱自動車の軽スーパーハイトワゴン、デリカミニ。クルマもいいけど、とくに気になっているのはあの、「かわいいって言うな」と睨みをきかせてくるのがまたかわいい、犬っぽい(?)キャラクターですよね。
気になってるのは私だけじゃないようで、すでに三菱自動車にはクルマのみならず「あれが欲しい」とか「キャラクターグッズはないんですか」といった声が殺到しているのだとか!
そしてついに、デリカミニの試乗会にお伺いした時に、本人(?)にお会いすることができました〜。まだ、この世に1体しか存在しないという、とても貴重なキャラクターの名前は、「デリ丸。」さま。なんと、お名刺まで頂戴しましてファンとしては感激! それを拝見すると、犬っぽいけど犬というわけではなく、「デリカミニの化身」というのがデリ丸。さまの肩書きとなっていました。そうだったんだ〜。名刺がクッキーでできているというのもかわいいですよね。畏れ多くてとても食べられないので、しばらく飾っておきますが。
本物のデリ丸。さまは、胴体に対してすこーし頭が重いようで(笑)、立たせるのが難しいとお付きの方がこぼしておりました。でも、これからいろんなグッズが登場するらしいので、私も楽しみにしています。ちなみに今なら、三菱自動車とLINEでお友達になると、デリ丸。さまのLINEスタンプがダウンロードできますよ。もちろん私もすでに使いまくっています。
さて、デリ丸。さまに会えた興奮のオマケみたいになってしまって恐縮ですが(笑)、デリカミニの出来栄えもすごくよかったんです。開発の方とお話をしていると、せっかく出すからには「デリカ」という名前に恥じない、デリカファンにも認めてもらえるような軽スーパーハイトワゴンにしたい、という情熱がヒシヒシと伝わってきました。
すごいなと思ったのは、共通プラットフォームなので本来ならば「ムリ!」とあきらめざるを得ない大径タイヤの採用に踏み切ったところ。タイヤサイズが変わるということは、安全面での歩行者保護性能とか、さまざまな調整をもう一度やり直さなければならないので、コストもかかるし効率もわるい。それでも、デリカらしい走りを手に入れるために必要だと判断して、採用したということです。
しかも、通常なら共同開発している日産の栃木のテストコースでテストを行なうところ、4WDモデルはどうしても三菱自動車がテストして仕上げたいということで、わざわざ岡崎のテストコースに持ち込み、オフロードのテストも含めて、デリカD:5の開発担当者まで一緒になって仕上げていったというから、すごい情熱ですよね。
なので、デリカミニを買うならイチオシはやっぱり4WDモデル。グリップコントロールなどの制御もチューニングしてあるというから、悪路や雪道を走る人にも頼もしそう。ただ、開発初期では車高を上げたり、スタビライザーを変えたりする案もあったそうですが、いろいろ議論したところ日常の快適性も考慮して軽スーパーハイトワゴンの範疇にとどめよう、ということになったそうなので、ジムニーのようなガチガチの四駆という感じではないですよ。
試乗会場となったキャンプ場の砂利道を走ってみましたが、舗装路を走るのとほとんど変わらない感覚で、ゴツゴツとした突き上げも少ないし、ハンドルを取られるような不安感もないし、何より乗り心地のよさが印象的でした。
2023年下半期最大のヒット作になりそうな予感でいっぱいのデリカミニ。あとは納期が……ですが、街中で見るのが楽しみな1台です。