まるも亜希子の「寄り道日和」

男の憧れルーフボックス装着しました

MINI純正のルーフボックスを搭載した愛車と雪景色をパチリ。遠くに富士山も望めました。「キャリアをもっとルーフにペタペタに低くした方がかっこいい」と言う、ルーフボックス使用歴の長い先輩からのアドバイスがあったようですが、ガラスルーフが開けられなくなったら困るので、最初はこのくらいにしておきました(笑)

 重心が高くなって車重も重くなり、空気抵抗が増えるし立体駐車場に入れなくなる可能性も出てくるし、ということでずっと渋っていたルーフボックスが、ついにわが家のMINIクロスオーバーに付いてしまいました。私にはまったくピンとこないのですが、なにやら"男の憧れ”なんだそうで(笑)。

 というのも、これまでは3人家族だったので遠出をする時には後席を片方倒すと、旅行の荷物もしっかり積むことができたMINIでしたが、愛犬という家族が増えて、後席が倒せないとなると……。その荷物はどうすればよいのか? はたと気づいたわけなのです。しかもこの冬は、娘もスキーにたくさん行きたいと言っており、ウェアやらなにやらけっこうな大荷物。そんな時に、同じく現行モデルのMINIに乗っていた人が、次に出る新型を予約したところ、今のルーフボックスは新型には使えないことが判明したということで、売りに出しているのを夫が発見。ほとんど使っていない綺麗な状態で、買うなら「今でしょ!」と毎晩のように説得されて、決断にいたったのでした。

 結果、実際に家族3人の3泊分+スキー用品+犬グッズを積んでみて、ルーフボックスがなかったら絶対入り切らなかった! なので今となっては付けてよかったなと思っているのですが、やっぱりルーフの上に重いものが積まれることを思うと、運転感覚が変わってしまうんじゃないか? 橋の上で風にあおられたり、風切り音がうるさくなってしまうんじゃないか? などなど不安がありますよね。燃費も悪化しそうですし。

 東京から長野までを往復した感想としては、運転感覚についてはあまり変化はないと感じました。むしろ、乗り心地には少し落ち着きがでてよかったくらいです。ただ、風切り音はうるさくなっちゃいましたね。燃費も、前年の冬と比べるとー1.5km/Lくらい悪化していると思います。でも、思ったほどネガな部分は出なかったのでホッとしています。

 そして、犬を連れて初めてのロングドライブも経験してきました。中央道の談合坂SA(下り)で休憩をしたのですが、ここでわが愛犬はドッグランにデビュー! 小型犬用と中型・大型犬用にわかれていて、広さも十分。夜でしたが明るく照らされるようになっていて、娘と一緒に走りまわって楽しそうな様子でした。柔らかい素材でできた、ジャンプをするための障害物も設置されていたのですが、愛犬はまだその使い方がわからず、娘が「こっちだよ」とお手本を見せてジャンプしても、脇を避けて走ってました(笑)。次に来る時までに、ジャンプの練習をしないとですね。

中央道・談合坂SA(下り)のドッグランでしばし遊んでリフレッシュ。犬だけでなく、子供も走りまわれるのでいい気分転換になりますね。大人は座って眺められるベンチもあります

 長野では霧ヶ峰のスキー場へ行き、雪の少なさに愕然。急斜面しか開放されておらず、娘が怖いというので今回はスキーはあきらめ、ソリで遊んできました。愛犬は雪に触れるのも初めてなので、大興奮。「ゆ〜きやこんこ♪」の歌のとおり、嬉しそうに雪の上を駆けまわっていたお正月でした。ルーフボックスを活用しながら、今後もたくさんドライブ旅行ができそうです。

今回は雪が少なくスキーは断念しましたが、ソリで雪遊びを満喫。暖かい日だったので、何度もソリを引いて坂をのぼるだけで汗ばむくらいでした
まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラスなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSDとスズキ・ジムニー。