まるも亜希子の「寄り道日和」
交通安全応援ユニット「オキシュー」大阪出張へ
2024年6月6日 00:00
「運転する人もしない人も、誰もが今日からできる交通安全」を合言葉に、さまざまな活動を行っている交通安全応援ユニット「OKISHU(オキシュー)」として、またまた大阪へ出張してまいりました! 2月の大阪オートメッセに続き、今年は関西にご縁があるのかな?
今回は「いばらき×立命館DAY2024」というイベントで、会場は大阪府茨木市にある立命館大学大阪いばらきキャンパス。4月に開設されたばかりのオシャレで機能的な新棟のお披露目や、2025年に開催される大阪・関西万博のプレイベントも兼ねているという盛大な内容。そこに出展した「アイシン×立命館大学デザイン科学研究所」のブースに、私たちOKISHUもコラボ出演させていただいたのです。
ブースのテーマは「人とモビリティの未来を拓く」ということで、アイシンが誇る先進技術の展示や実演がたくさん。たとえばクルマの進化がわかる初代クラウン搭載の「トヨグライド」と、最新の駆動系の「e-Axle(イーアクスル)」が並んでいたり、アイシングループによる駆動系、安全系、車体系、情報電子系といった代表製品を搭載したミニデモカーがあったり。また、世界最小の水粒子・AIR(アイル)が体感できる「Hydraid(ハイドレイド)」や、会話や環境をリアルタイムに見える化することで、聴覚に関する意思疎通をトータル支援するアプリ「YYプローブ」の実演にはみんなビックリしていました。
さらに、ほかの車内製品と同じような衝突試験をクリアし、優れた安全性・耐久性・汎用性を実現している「マルチディスプレイホルダー」や、アイシンのカーナビや位置情報技術を活用した、粗大ゴミの収集業務を効率化するクラウドシステム「ごみ収集DX リゴミー」の展示にも立ち止まって興味津々な様子の来場者がたくさんいらっしゃいました。
そして京都トヨタさんによる初代クラウンと最新クラウンの展示では、クラウンFCVを電源としたかき氷のサービスという太っ腹企画。さらに今回初めてトライしたのが、子どもたちによる「カルタ大会」です。アイシンと立命館大学は昨年から、共同研究の一環として「子どもの性被害への対策」を学生たちへの課題解決型学習として続けてきました。その大きな成果の1つに、学生たちが考えた「性被害防止カルタ」があります。通常はなかなか親子でも会話にするのが難しい、SNSに起因する性被害を防止するための知識や注意点をカルタにして、楽しく遊びながら覚えてもらおうという取り組みなんです。
当日は10時のイベント開始早々に雨がパラパラと降り始めてしまったのですが、そんな悪天候などなんのその。続々と来場者が詰めかけてあっという間に会場は大賑わい。私たちのブースにも、子どもたちがたくさん集まってくれました。カルタを作成した学生さんが自ら札を読み上げると、真剣そのもので「はい!」と言って手を出していく子どもたち。最初はカルタのまわりに大きな輪を作っていたのが、だんだん前のめりになって頭がぶつかるくらいになっていくのが、はたから見ていてとても可愛かったです。
そして、ひとしきり勝負して熱くなった子どもたちにそのまま残ってもらい、私たちOKISHUが京都トヨタさん提供の「うんこドリル」とともに、横断歩道での待ちかたやクルマに近づかないこと、家の近所だからと油断しないこと、といった交通安全をレクチャー。クイズ形式で楽しみながら、保護者の皆さまも一緒に頷いていただいたのが嬉しかったです。
その後は、立命館大学の花岡先生、村中先生による防犯・防災の視点からの安全レクチャーがあり、お土産をたくさんもらって終了となりました。午前と午後の2回やらせていただいたのですが、どちらもカルタが大人気で「もっとやりたい」とエクストラ対戦を望む子どもたちが多かったのが印象的。これには作った学生さんたちも「予想以上に喜んでもらえてよかった」と嬉しそうでしたね。このカルタ、正式名称は「性被害やっつけたるわファミかるた」と関西弁バリバリなんですが、7月にリリース予定だそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。
大人が本気で「子どもを守る」ことを考え、真剣に取り組んだ成果を伝える場として、こういうイベントなら楽しみながら学べるのがとてもいいですね。これからも、草の根活動をコツコツと続けていきたいと思います。