まるも亜希子の「寄り道日和」

山梨県笛吹川フルーツ公園に行ってみました

山梨県・笛吹市にある「フルーツ公園」は自然の中でいっぱい遊べて、お勉強もできる夏休みにおすすめのスポットです。東京方面からは、中央自動車道・勝沼ICから30分くらい。ここは水が流れる「アクアアスレチック」です

 はぁ〜(ため息)。ついに突入しました、小学校の夏休み。私にとっては、ここから約1か月半にわたり、朝昼晩のごはん作りが続く試練の始まり! ということでのっけからため息で失礼しましたが、やっぱり一度しかない今年の夏なので、いろんな体験をさせてあげて人間力をアップしてもらいたいですね。

 とはいえ昨今はどこへ行くにもお金がかかりすぎる! しかも都心だと暑すぎて熱中症警戒アラートが発令されてしまい、不要不急の外出は避けましょうということで、昼間は外に出られない! 困ったものです。

 そこで、交通費をかけてもいいから少しでも気温が低い郊外へ出かけて、なるべく無料で楽しめる場所を見つけるというのがママ友たちの間でも盛り上がっておりまして。いいところがあった〜と行ってきたのが、四季折々いろんな果物が名産となっている山梨県笛吹川にある「フルーツ公園」なんです。ここはたまに試乗会の会場となっていて仕事で訪れたことがあったのですが、それは敷地内のほんの一部の建物のみ。公園と呼ばれる部分はまったく入ったことがなかったので、今回すごく新鮮でした。

 敷地はとーっても広くて、まず入場無料、駐車料金無料というのがすごく嬉しい! 私たちは子どもたちが「ぜったい行きたい」と楽しみにしていた「アクアアスレチック」というエリアを目指して歩いて行ったのですが、斜面に作られているため上り坂を徒歩でのぼるところからいい運動になります。手前に遊具広場を見つけてひと通り遊んでから、さらに坂を上がっていくと、水が流れるダイナミックなエリアが見えてきました。水の上をわたる吊り橋風のアスレチックや、飛び石のようなものがあったりして、なかなかスリリング。この日はちょっと肌寒かったので人もまばらでしたが、暑い日には着替えとウォーターシューズを用意して、水に入ってバシャバシャと遊ぶのも楽しそうですね。敷地内には簡易テントの着替え場所や、シャワー室もありました。これらも無料です。

雨の日でも濡れずに遊べる「わんぱくドーム」は十分な広さがあり、ちょっと非日常な雰囲気が味わえます

 そして、もし雨が降ってしまった時でも楽しめるのが、熱帯植物が育つトロピカルドームを利用した屋内アスレチックの「わんぱくドーム」。子どもたちのテンションも上がり、あっという間にアスレチックの中に吸い込まれていきましたが、ネットになっている部分が多いので外からでもどこにいるのか確認しやすく、保護者としても安心して遊ばせてあげられると思いました。

「くだもの館」は一歩入るとフルーツの歴史の中へタイムスリップしていくような感覚で、大人も楽しめます

 さらに、わんぱくドームの隣りの「くだもの館」という建物に入ると、ブドウの起源から現在までの進化や、フルーツのいろんな知識が楽しく学べる展示やゲームが。大人も思わず「なるほど〜」と見入ってしまい、ちょっと博識になった気分です。小さなお子さま向けのキッズスペースやベビールームも完備していて、子育てファミリーにとっても優しい施設だなと感心しました。

 たくさん遊んで「お腹が空いた〜」と言われたら、「フルーツ工房」という建物に移動して最上階の「展望☆星屑レストラン ガイア」がオススメ。ここは夜に来ると新日本三大夜景の1つとなっている美しい夜景が見られるそうなんですが、昼間でも気持ちのいい眺めです。

 メニューは洋食、和食、サラダにフルーツを使ったデザートなど多彩に揃っていて、子どもたちはハンバーグやカツ丼、富士山麓牛のステーキなどガッツリ系をペロリとたいらげていました。私はちょっと変わったところで、山梨名物の「ほうとう」をモッチモチのパスタに仕上げたという、「味噌クリームほうとうパスタ」をオーダー。これがとっても美味しくて、ほうとうって洋食にも合うのねと気に入りました。

和風なイメージのある山梨名物「ほうとう」がおしゃれなパスタになったメニュー、「味噌クリームほうとうパスタ」。信州の味噌もアクセントになって、とっても美味しかったです

 この後、お土産ショップでまた楽しんで大満足の1日に。フルーツ公園、わが家のお出かけの定番スポットになりそうです。

まるも亜希子

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。 映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディア出演のほか、エコ&安全運転インストラクターなども務める。海外モーターショー、ドライブ取材も多数。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。ジャーナリストで結成したレーシングチーム「TOKYO NEXT SPEED」代表として、耐久レースにも参戦。また、女性視点でクルマを楽しみ、クルマ社会を元気にする「クルマ業界女子部」を吉田由美さんと共同主宰。現在YouTube「クルマ業界女子部チャンネル」でさまざまなカーライフ情報を発信中。過去に乗り継いだ愛車はVWビートル、フィアット・124スパイダー、三菱自動車ギャランVR4、フォード・マスタング、ポルシェ・968、ホンダ・CR-Z、メルセデス・ベンツVクラス、スズキ・ジムニーなど。現在はMINIクロスオーバー・クーパーSD。