【2014ジュネーブショー】
BMW、初のFFモデルとなる「2シリーズ アクティブツアラー」
4シリーズの派生モデル「グランクーペ」も登場
(2014/3/21 00:00)
独BMWは、ジュネーブショーの会場で「2シリーズ アクティブツアラー」と「4シリーズ グランクーペ」を初公開した。
BMW初のFFモデルとなる2シリーズ アクティブツアラーは、2012年のパリモーターショーで「コンセプト・アクティブ・ツアラー」としてお披露目された車両の市販モデル。「コンセプト・アクティブ・ツアラー・アウトドア」という名称で東京モーターショーでも展示されていた。
コンセプトカーではPHV(プラグイン・ハイブリッド車)となっていたが、市販にあたっては、まずはガソリンとディーゼルエンジンで販売されることになる。218iは直列3気筒1.5リッターターボエンジンが搭載されており、最高出力は134PS、最大トルクは22.4kgm。直列4気筒2.0リッターターボの225iは、最高出力は227PSで最大トルクは35.7kgm。ディーゼルモデルの218dは、直列4気筒の2.0リッターターボとなり、最高出力は148PS、最大トルクは33.6kgmとなっている。
エントリーグレードとなる218iは、現行ラインアップにはない3気筒モデルだが、新型「MINI」には同様の3気筒1.5リッターターボが用意されているので、このエンジンをベースとしていることが想像できる。ボディーサイズは、4342×1800×1555mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2670mm。
初公開されたもう1台は4シリーズ グランクーペ。4シリーズは「3シリーズクーペ」の後継として2013年から販売が開始されているモデルで、4シリーズ グランクーペは派生モデルとなる。グランクーペの名称は「6シリーズ」にもあり、このモデルはその弟分となる。テールゲートを持った4ドアハッチスタイルのボディーとなるのがグランクーペの特徴。
ボディーサイズは、4638×1825×1389mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースは2810mm。設定されているグレードは、ガソリンモデルが「420i」「428i」「435i」の3タイプ、ディーゼルモデルが「418d」「420d」の2タイプ。
435iには直列6気筒3.0リッターガソリンエンジンが搭載され、最高出力は306PS。420dは直列4気筒2.0リッターディーゼルエンジンを搭載し、最高出力は184PSとなっている。駆動方式は2WD(FR)を基本に、428iと420dには4WDの「xDrive」モデルも用意されている。