東京モーターショー2015
メルセデス・ベンツ、“都市モビリティのチャンピオン”新型「スマート」を日本初公開
2人乗りの「fortwo」に加え、新たに4人乗りの「forfour」をラインアップに追加
(2015/10/31 16:28)
- 2015年10月30日~11月8日一般公開
メルセデス・ベンツ日本は、「第44回東京モーターショー2015」で新型となる2人乗り仕様の「スマート fortwo」と4人乗り仕様の「スマート forfour」をジャパンプレミア。発売は新型スマート fortwoが10月28日から、スマート forfourは2016年1月ごろからを予定している。なお、スマート fortwoについては今後限定モデルとして年に数回展開していくことが明らかになっており、その第1弾として特別仕様車「スマート fortwo edition1」を440台限定で導入する。
当日はそのスマートの責任者である、独ダイムラーのアネット・ウィンクラー氏がプレスカンファレンスに出席。新型スマートについて紹介を行った。
スマートはコンパクトなボディーに高いスペースユーティリティを持ち、狭い道でも快適に走れる取りまわしのしやすさと、ダイムラーの先端技術で高度な安全性能を兼ね備えたクルマ。最小限のボディーサイズに最大限の利便性、快適性、安全性、環境適合性を凝縮したマイクロコンパクトカーとして1998年にデビューし、全世界累計販売台数150万台以上、日本でも累計販売台数は3万台を超えている。
そのスマートについて、ウィンクラー氏は「東京は世界最大の都市であり、究極のシティーカーを試すのには最適な場所」とコメント。また交通量の多さ、駐車スペース不足などの都市が抱える問題に世界で初めて取り組んだ街とも話し、「スマートの最小回転半径とボディーサイズは間違いなく“都市モビリティのチャンピオン」「日本の都市におけるパーフェクトな選択」とアピール。
新たにラインアップに追加されたスマート forfourの全長は約3.5m。ステアリング舵角の大きさと相まって、最小回転半径は4ドアハッチバックトップの4.1mを実現しているとのこと。また、全高も多くの立体駐車場に対応する1550mm未満に抑え、高いシートポジションと大きなウインドーによりドライバーに広い視界を与え、都心部での快適な走行を実現。スマート fortwoは現行モデルと同等の全長2755mm、最小回転半径は現在販売されている乗用車の中で最も小さいという3.3mを実現している。
また、スマート forfourのラゲッジ容量は185Lを確保しており、分割可倒式後席バックレストを倒せば730Lにまで拡大でき、1285×996mmのフロアが広がることやリアドアが約85°まで開くので、優れた乗降性をはじめフラットな荷室フロアによって荷物の積み下ろしも簡単に行えるようだ。
インテリアに目を向けると、大径の見やすいメーターがセンターに鎮座。ダッシュボードとドアパネルにはメッシュファブリック素材が使われ、「ループ」と名付けられた楕円形の曲線がダッシュボードやドアなどを飾るインテリアモチーフとなっている。インストルメントクラスターとAM/FMラジオが、ダッシュボードの手前に浮かんでいるように見えるデザインにしたとのこと。