イベントレポート

【ジュネーブショー 2018】仏ルノー、2018年後半に実戦投入するアルピーヌ「A110 GT4」公開

市販モデルの「A110 Pure」「A110 Legende」もお披露目

2018年3月6日~18日(現地時間)開催

アルピーヌ「A110 GT4」

 仏ルノーは、スイス ジュネーブで開催されている「第88回 ジュネーブ国際モーターショー」(プレスデー:3月6日~7日、一般公開日:3月8日~18日)で、アルピーヌブランドの3モデルを発表した。

 レース専用モデルとなる「A110 GT4」は、SRO ヨーロピアン GT4シリーズやスパ24時間レースなどに出場可能なFIA GT4カテゴリーのマシン。アルピーヌのモータースポーツパートナーであるフランスのレーシングチーム「Signatech」が手がけ、A110 Cupに続く2番目のレーシングバージョンとなるこのモデルでは、A110 Cupよりも高いエンジンパワーとダウンフォースを獲得。A110における究極のトラックモデルとなっている。

 このA110 GT4は2018年後半に少数の車両が欧州で行なわれるレースに投入され、2019年シーズンからカスタマーチームに対して本格的な供給がスタートすることになる。

エンジンパワーとダウンフォースが高められ、FIA GT4カテゴリーのレースに対応するA110 GT4
市販モデルとなる「A110 Pure」(左)と「A110 Legende」(右)

 市販車として登場した「A110 Pure」と「A110 Legende」は、デビューモデルとして1955台が限定販売され、発売から5日で完売状態になった「A110 Premium Edition」に続き、A110に新たな個性を与えるモデル。

 どちらも252PSを発生する直列4気筒1.8リッターターボエンジンを2人乗りのキャビン後方に設置して高い敏捷性を誇る基本特性を備えつつ、A110 Pureはドライバーを重視したモデルとして「1973年にモンテカルロラリーに勝利したオリジナルA110 ベルリネッタに近いスピリットを持つ」という。

 一方でA110 Legendeは6ウェイ調整が可能なコンフォートシートを装着し、装備も充実させて日常的な使い勝手からグランドツーリング性能まで備えたモデルとなっている。欧州での販売価格は、A110 Pureが5万4700ユーロから、A110 Legendeが5万8500ユーロからとなっている。

A110 Pureの走行イメージ
A110 Pureのインテリア
A110 Legende
A110 Legendeの走行イメージ
A110 Legendeのインテリア

編集部