東京オートサロン 2019
【東京オートサロン 2019】NASCAR仕様の新型「スープラ」と「タンドラ」を展示するグッドイヤー
NASCARシリーズチャンピオンを獲得した「服部レーシング」の服部茂章氏を招いたトークショーも開催
2019年1月12日 00:09
- 2019年1月11日~13日 開催(最終日は18時まで)
- 入場料:特別入場券3500円、大人一般入場券2500円、中・高校生一般入場券1800円(全日とも保護者同伴に限り小学生以下無料)
日本グッドイヤーは、1月11日~13日に幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区)で開催されている「東京オートサロン 2019」で、「GOODYEAR'S DNA」をテーマとする展示を行なっている。
グッドイヤーは120年を越える歴史の中で、高い技術力により最初の航空機用ラジアルタイヤやオールシーズンタイヤなどを開発・販売している市場のパイオニアであり、その技術の先進性こそがグッドイヤーに宿るDNAであるとして、不変のDNAを2019年はさまざまな形で発信していくとのこと。
今回の展示は、グッドイヤーが65年に渡りオフィシャルサプライヤーとしてタイヤを供給している米国のストックカーレース「NASCAR」の世界観を再現するものとなっており、NASCARに参戦中のトヨタ自動車「タンドラ NASCAR仕様」に加え、2019年シーズンから新たにNASCARに参戦するトヨタの新型「スープラ」をベースにした「スープラ NASCAR仕様」の2台を車両展示している。
プレス向けプレゼンテーションで登壇した日本グッドイヤー 代表取締役社長の金原雄次郎氏は「本年も消費者の皆さま、お客さまにご満足いただけますように気を引き締めてまいります。昨年はオールシーズンタイヤのサイズ拡大と新商品の導入により、業界自体は前年実績を下まわりましたが、私どもは前年を大幅に上まわることができました。特にオールシーズンタイヤについては、今年もさらなる成長を目指していきたいと思います」と挨拶。
また、金原氏は「来月発売いたします『EAGLE F1 ASYMMETRIC3 SUV(イーグルエフワンアシメトリック3エスユーブイ)』は、今後成長が見込まれるラグジュアリーSUV向けのハイパフォーマンスタイヤで、19インチ以上で9サイズを発売します。先行して発売した欧州では多くのラグジュアリーSUVに新車装着されています。ドライ、ウェットを問わず高い性能を発揮しており、高速走行時の優れた応答性も持っています。ラベリングについては、全サイズでウェット性能『a』、低燃費性能『A』を獲得しています」と新商品について紹介した。
同ブースでは続いて、大型モニターでオーバルコースを約320km/hで走るNASCARの迫力あるレース映像が放映され、NASCARが主催する「Camping World Truckシリーズ」の2018年シーズンで、日本人オーナーとしてNASCAR史上初のシリーズチャンピオンを獲得した「服部レーシング」の服部茂章氏を招いたトークショーが行なわれた。
今回の展示をNASCAR仕様にした理由について金原氏は「グッドイヤーは1954年からNASCARにタイヤを供給しております。この65年におよぶ長い歴史は高い技術力の証でして、それをブースで表現したいと思いました。60年以上の長い契約というのはスポーツ界でも過去最長です」と話した。
NASCARの特徴について問われた服部氏は「NASCARは日本ではまだまだ知られていないと思いますが、全米ではかなり人気があります。一番の特徴としては、日本の『SUPER GT』が年間8戦くらいだと思いますが、トラック・シリーズで23戦、もっとも上のカップ・シリーズでは年間40戦あります」とコメント。
加えて「NASCARはデイトナのビーチの砂の上からスタートして、それからオーバルコースを使って競います。オーバルコースは特に右側の2本のタイヤに対してかなり横Gがかかるので、耐久性が非常に重要になってきます。そこで、グッドイヤーが60年間NASCARを支えているのは、本当にすごい技術だと思います。トラック・シリーズはオーバルだけでなくダートもあります。いろんな違う路面、昼のレースと夜のレースの気温差、さまざまな状況に合わせたタイヤを供給できるグッドイヤーはすごいなと思っています」と話した。