人とくるまのテクノロジー展 2023

スバル、新型「クロストレック」のフロントシートに「仙骨ブラケット」採用 カットモデル公開中

2023年5月24日〜26日 開催

 スバルは、5月24日に開幕した「人とくるまのテクノロジー展 2023 横浜」(パシフィコ横浜:5月24日〜26日)に出展。新型「クロストレック」の実車とともに、「仙骨ブラケット」を採用した新開発フロントシートを公開している。

 新型クロストレックに採用された新開発のフロントシートは、長時間乗っても疲れないことを目的に全部品を設計し直し、長時間走行しても疲れにくく、快適な乗り心地を実現させたという。そのポイントは、骨盤を支えること。

 スバルでは、走行中の疲れや不快に繋がる頭部のゆれを抑えることを目的に、人体構造に着目し、大学医学部と連携した医学的アプローチでシートフレームの設計を行なった。走行中の振動は腰から背骨を伝わって頭に伝わることから、骨盤をしっかりと支えることが重要ということが分かり、そこから、骨盤を最も効果的に支えるには骨盤の中心に位置する“仙骨”を押さえる構造がよいという結論に至ったことを紹介している。

新型「クロストレック」に採用された新開発フロントシート
長時間乗っても疲れない新開発フロントシートのパネル展示
音に着目したストレスフリーな乗り心地についてパネル展示

 このほかにも、スバルブースでは「安心と愉しさを提供する」をブースコンセプトに、新型クロストレックに採用された「新世代アイサイト」について、ステレオカメラに加えて広角単眼カメラを採用して進化したことなど、スバルの予防安全技術を紹介している。

 なお、「人とくるまのテクノロジー展2023」は、2023年5月24日~26日にパシフィコ横浜、7月5日~7月7日にAichi Sky Expoでリアル開催、オンライン展示会もSTAGE1が5月17日~6月7日、STAGE2が6月28日~7月19日に開催される。

新型クロストレックの実車展示
新型クロストレックに採用された「新世代アイサイト」は、これまでのステレオカメラに加えて広角単眼カメラを採用して進化した
スバルブース
編集部:椿山和雄