ボルグワーナーブースの中央にそびえ立つ、電動トラック向けの「Ultra-High Enagey Battery System 9 Modules」 神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展 2023 YOKOHAMA」が5月24日~26日の会期で行なわれている。入場料は無料(登録制)。
#132にあるボルグワーナー・モールスシステムズ・ジャパンのブースでは、昨今取り組みを加速させているという車両の電動化に関連する製品について展示を行なった。
なお、事前情報では新開発した押し出し成型アルミニウム形材を使用する「バッテリー冷却プレート」をこの会場で初公開すると説明されていたが、諸般の事情から展示が見送られることになった。担当者によれば「次の展示機会になる10月の東京モビリティショーでは来場者の皆さんにぜひ見ていただけるよう努めます」とのこと。
「Integrated Drive Module(iDM)」。モーター、トランスミッション、パワーエレクトロニクスなどを一体化した3in1構造となっている 「FXD front Wheel Drive eLSD」 あらゆる電動車の駆動力を左右のタイヤにアクティブに配分する「eTDV electric Torque Vectoring Disconnect」 バッテリEV(電気自動車)の高いトルクに対応する「BEV High Ratio Chain Drive」 800Vアプリケーションに対応し、特許技術の「Viperパワースイッチ」を搭載する「High Voltage Si Single Inverter and Viper Power Modules」 パワートレーンが電動化されても、発熱に対する冷却、寒い季節に冷えすぎを防ぐ過熱など、サーマルコントロールは電動車両の効率化で重要な要素となるため、ボルグワーナーでもこれまでの製品造りで培ってきた技術を電動車両向けに多数製品化しているという。
大型の電動トラック向け製品となる「High Voltage High Power eFan」 High Voltage High Power eFan バッテリーパックに設置して冷却を行なう「High Voltage Battery Cooling Flat eCooler」(中央) 「eCooler for Power Electronics」は、対応温度帯別にアルミニウム製(手前側2個)と銅製(奥側2個)をラインアップする 「Ultra-High Enagey Battery System 9 Modules」 9個のバッテリーモジュールを組み合わせて構成される 電気自動車向け DCファストチャージャー(180~360kW) 本体の左側に「Combo(コンボ)」、右側に「CHAdeMO(チャデモ)」に対応する充電ケーブルを備えている